コドモメンタルINC.の新グループ・TOKYOてふてふが2ndシングル「double」を配信リリースした。
TOKYOてふてふは楪おうひ、十叶のんの、めありらすと、逢琉参、ちむら詩文、神狩こはく世會、セツナウイネの7人からなるグループ。昨年12月末のお披露目ライブで初めてステージに立ち、1月にデビュー曲「innocence soar」を、2月に2ndシングル「double」を配信した。音楽ナタリー初登場となる本特集では7人それぞれのパーソナリティを掘り下げるトークを展開。さらにグループが掲げる「翔び堕ちル、夢と現実の狭間ノ街並みト」というコンセプトについて、また3月に控える初のワンマンライブ「1st ONEMAN LIVE〜虚歪〜」への意気込みなど、さまざまな話題について語ってもらった。
取材・文 / 倉嶌孝彦 撮影 / 関上貴也
個性それぞれ、TOKYOてふてふ
──まずは7人それぞれがどのようなメンバーか、1人ずつお話を伺えればと思います。
楪おうひ 楪(ゆずりは)おうひです。TOKYOてふてふのリーダーです。好きなことは食べることとショッピングとファッションと……、あとライブをすることです!
セツナウイネ おうひはすごくしっかりしてる。いつも前向きだし、みんなを引っ張ってくれる。
めありらすと 熱血だよね! 体育会系って感じ。
おうひ 弱気になっている人を見るとがんばれ!って応援したくなる(笑)。
十叶のんの おうひが弱音を吐いているのは見たことがないよね。
ちむら詩文 おうひのポジティブさに力をもらっているよね。
おうひ じゃあ次はのんの。
のんの TOKYOてふてふのサブリーダー、十叶(とかない)のんのです。ダンスが得意で、「innocence soar」と「double」の2曲で振り付けを考案しています。おうひと一緒で、ショッピングとファッションも好き。それと絵も描くのが好きで、Twitterに自分の絵を載せています。
おうひ のんのは本当にダンスがうまい。レベルが違います。
詩文 でもしゃべるとちょっと残念な子というか(笑)。いい意味で踊っているときとのギャップがある。
逢琉参 うん。踊っているときはキレキレでカッコいいけど、しゃべっているときは和ませてくれる。
神狩こはく世會 おうひが引っ張っていくタイプの人なら、のんのは受け止めてくれるタイプの人。どっちもすごく頼りになる。
ウイネ うん。のんのは寄り添ってくれるタイプ。
詩文 2人はTOKYOてふてふのパパとママって感じ。
おうひ え、私がパパってこと?
詩文 そういうことになるね(笑)。
おうひ ママのほうがよかったなあ。じゃあ次はらすと!
らすと めありらすとです。キラキラしているものが好きで、コドモメンタルのアーティストさんも好きです。性格面では負けず嫌いで、ちょっとわがままな性格で、泣き虫なところがあります。
のんの らすとはいい意味でも悪い意味でも超気分屋。
おうひ わかりやすい性格だよね。
こはく世會 でもしっかりした性格だと思う。それと正直者。
参 素直な性格なんだよね。絶対に嘘をつかないし。
おうひ 意見をしっかり言ってくれるけど、末っ子感もあるんだよね。
のんの わかる。なんか言うこと聞いてあげたくなる(笑)。
参 次は私の番。逢琉参(あいるまいる)です。好きなことはゲームでクレーンゲームが特に好きなんですけど、最近はてふてふのみんなでいることが楽しいかな。歌ったり踊ったりは最初全然できなかったけど、みんなと練習していくうちにすごく好きになって、最近はてふてふの活動で満たされています。
こはく世會 参はしっかり者に見えてちょっと不思議。
のんの “まいる語”みたいなのがあって、聞いたことない言葉を話している(笑)。
おうひ 家庭的なところがあると思う。サンドウィッチを自分で作って現場に持ってきたり。レッスンのときには手作りのレモン水持ってきてたよね。
のんの みんなで鍋パーティをしたとき、率先してごはんをつくってくれたのが参だった。
詩文 この中で一番料理ができるのは参だと思う。
おうひ 次はじゃあ、ウイネ!
ウイネ セツナウイネと申します。私の好きなものはかわいいもので、洋服とかはピンク色のものが好きです。あとカチューシャとかもかわいくて好き。それとお風呂に入っている時間がすごくリラックスできるので、1人でお風呂に入るのが大好きです。
おうひ ウイネはおっとりしていてマイペースなんだけど、自分に厳しいストイックさを持っているよね。
こはく世會 実は負けず嫌いなのに、それを顔に出さない強さを持ってる。
ウイネ 自分の感情を表すのが苦手で、あまり出せないんだけど、自分の内に秘めたものはあるかも。
参 ウイネは優しい子だよね。怒っているところを見たことがない。
のんの 確かに! 怒らなそう。
こはく世會 神狩(かがり)こはく世會(せかい)です。メンバーの中で一番背が高いです。それとお菓子を食べるのが好きです。
らすと こはく世會は落ち着いた性格かな。
参 何事にも冷静で、客観的に物事を考えられる人なんだと思う。
のんの ガツガツしたメンバーが多いから、冷静に見てるこはく世會のようなメンバーは貴重だよね。
ウイネ ふわふわした話し方なんだけど、たまにズバッと核心を突いたことを言うよね。
おうひ “てふてふの引き算”って感じ(笑)。みんなが気付かないところに気付いてくれるからすごく助かっています。じゃあ、最後にちむ。
詩文 ちむら詩文(しふみ)です。TOKYOてふてふの“派手髪ツインテール”担当です(笑)。趣味はFPSゲームで、特技は歌です。歌うこと以外はちょっとポンコツなので、最近はダンスを一生懸命がんばっています!
のんの ちむが一番つかめない性格かも。
おうひ なんだろう。感情の起伏が激しいからかな。楽しいときとか、落ち込んでるときとか、パッと見でわかりやすいんだよね。私は参とちむが無邪気にキャッキャ遊んでいるのを眺めるのが好き(笑)。
参 ちむは歌が上手。デビュー曲の「innocence soar」をもらったときは、カラオケにこもっていろいろ教えてもらいました。歌に関して本当にストイックだし、自分なりのノウハウもちゃんと持っているからすごいと思う。
詩文 歌は人生だと思っているから。……今カッコいいこと言えた(笑)。
一度辞退したことを後悔して
──音楽ナタリーではTOKYOてふてふのオーディションに関する記事も掲載していましたが(参照:コドモメンタルの新グループ・東京てふてふ、オーディション実施)、皆さんはこのオーディションの合格者なんですよね?
おうひ 実は私とのんの、らすとの3人はこのオーディションの前、コドモメンタルの合同オーディションのときに採用してもらったメンバーなんです。そのあとTOKYOてふてふのオーディションがあって、4人が決まって今の7人になりました。
──ということは、おうひさん、のんのさん、らすとさんの3人は新グループというよりコドモメンタル.INCというレーベルに惹かれてオーディションを受けたんですね。
おうひ はい。私はぜん君。(ぜんぶ君のせいだ。)さんが大好きで、コドモメンタルのグループに入りたいと思って、オーディションを受けました。
のんの 私もきっかけはぜん君。さん。「みすふぃっとらゔぁーず」のライブ映像を観て、「こういうふうになりたい!」と思って調べたらオーディションをやっていたので、即送りました。
らすと 2人と違って私はどこかに入りたいとかじゃなくて、新グループをやってみたかったんです。自分ががんばれる何かを見つけたくて探していたら、コドモメンタルのオーディション情報にたどり着いて。ここのレーベルの新グループならがんばりたい!と思って、オーディションを受けました。
──残りの4人はTOKYOてふてふのオーディションに応募したメンバーなんですね?
参 以前からコドモメンタルのことを知ってはいたんですが、私が応募に踏み切れたのはTOKYOてふてふという新グループを作るというのを見たからですね。私、自分が変われるきっかけを探していたんですよ。TOKYOてふてふというグループだったら自分が変われるんじゃないかと思って、オーディションに応募しました。
こはく世會 私はぼんやりと「ステージに立ちたいな」とは思っていたけど、もともとしていた生活に不自由もしていなくて迷っていたんです。でもステージに立つ人たちを観ていたら「私はこのまま何もやらなくて本当にいいのかな」という気持ちが強くなって、そのときに見たオーディション情報がコドモメンタルのものだったんです。実は星歴13夜のオーディション情報のときから知っていたんですが、そのときはまだ迷っていて何もできず、今回TOKYOてふてふのオーディションで思い切って応募してみました。応募したと言っても悩みに悩んで、書類を出せたのは受付最終日だったんですけど(笑)。
ウイネ 私は学校に行けない時期にいろんな女性グループさんの動画を観ていて、「こういうステージにいつか立ってみたい」という憧れがあったんです。あまりオーディションとかを受けたことがなかったけど、自分のやりたいことをやって変わりたいと思って応募を決断しました。
詩文 僕はちょっとコドモメンタルへの愛が重いんですけど、ぜん君。さんへのオーディションにも応募したことがあって。応募したはいいものの、そのときは自分に自信がなくて、オーディションを辞退しちゃったんです。でも月日が経つにつれて、一歩踏み出せなかった自分が嫌になって、後悔ばっかりしていたんですよね。一度辞退した自分がまたオーディションを受けていいのか?みたいに悩んでいたけど、あのとき踏み出せなかった自分を変えたいと思って、TOKYOてふてふのオーディションは辞退せずに最後までやり切りました。今となっては後悔していたあの日々も無駄じゃなかったと思っているから、TOKYOてふてふとしてこうして活動できて幸せです。
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