あの曲であんなことを!?「東京のダンスIII」作戦会議
──それではここから「東京のダンスIII」に向けての作戦会議を。過去2回はコロナ対策を鑑みてコラボ的要素は最低限に留めていましたが、今回は今までになかった形も見せられたらと考えています。皆さん自身の意見を極力反映しますので、なんなりと。
庄司 1つ思ったのが……私たちももともと5人組だったので、女子流から2人残って、フィロソフィーのダンスさんから3人来てもらって、5人時代の曲をやったら、ちょっとエモなんじゃないかなと思って。
フィロのス えー!
庄司 「ヒマワリと星屑」とか。
奥津 (「ヒマワリと星屑」で手元に装着するヒマワリの造花をジェスチャーで)……?
庄司 もちろん皆さんにもヒマワリを着けてもらって(笑)。
佐藤 私は「テレフォニズム」が観たいかな。歌声のスウィートさが合うんじゃないかなと思って。
奥津 わかる。女子流さんに合いそうだよね。
佐藤 私は「テレフォニズム」に1票(笑)。
奥津 ガニ股の曲よりは、我々の中ではちょっとお上品な、華麗さが出るような曲がいいんじゃないかなあ。
──女子流が普段やらないような無茶をさせるのではなく。
奥津 そうそうそう。やっぱ女子流さんにガニ股をさせるのは申し訳ないから……。
中江 いやいやいや。私たちもガニ股するよねえ。
山邊 ライブでは全然なんでもありなので。
日向 足が長いからガニ股もカッコよくなりそう。
佐藤 「シスター」は?
奥津 あああああ、「シスター」観たーい! ……観たい。
庄司 私たちに歌えるかなあ。
奥津 私たちいらないから女子流さんが4人で歌う「シスター」が観たい。
日向 「テレフォニズム」もウチらいらなくない?
奥津 確かにね(笑)。女子流さんがステージにいて「シスター」のイントロが流れてきたら、また楽曲派おじたちの声にならない声が漏れるのが安易に想像できる。
馬になるフィロのス、がなる女子流
日向 あの……私、今日のために改めて女子流さんの曲を全部聴いてみたんですよ(メモを取り出して)。曲を交換して歌うとしたら、今回ダメなら次でもいいんですけど、「Stay with me」を歌いたい。
東京女子流 おおー。
──女子流の5人時代の楽曲で、新井さんをメインボーカルに据えて4人がコーラスで支える本格的なソウルナンバーですね。
日向 やっぱりこういう企画だとにぎやかで楽しい曲が選ばれると思うから、却下されるかなと思ったんですけど……意外な選曲だけど合いそうな可能性に懸けて、一応挙げておきます。
中江 ハルちゃんの「Stay with me」は聴きたい。
──相手の楽曲で歌いたいものがあったらいくつか挙げておきましょう。
奥津 言うのはタダですからね。どうしよう……。
日向 (メモを見ながら)いっぱいあるんですよ。「Stay with me」「ヒマワリと星屑」「ゆうやけハナビ」「孤独の果て~月が泣いている~」「鼓動の秘密」「Limited addiction」「YOU & I FOREVER」「kissはあげない」……。
庄司 「孤独の果て」めっちゃ合いそう。
──フィロのスが歌う「鼓動の秘密」、聴いてみたいですね。
香山 ……(小さく挙手して)好きです。
一同 あははははは!
新井 歌も楽しみだけどダンスも見てみたい。
日向 女子流さんのダンスは洗練されていて、骨格からそろってるから……。
庄司 骨格(笑)。
日向 手の振りがそろってるとかじゃなくて、もう、本体の配置? (自分を指して)こうですよ? 並べない並べない!
奥津 私が女子流さんにやってほしいのは……「シスター」とか「テレフォニズム」とは逆に、合わなそうな曲? 全員がハルちゃんになったくらいの気持ちでやってほしいのが「フォーカス」。「わたし、自由になるわ~!」ってがなるように歌うフレーズが何度か出てくるから、女子流さん1人ずつの「わたし、自由になるわ~!」が聴きたい。そういう見たことない女子流さんが見られるのも、おいしいかなーって。
新井 私、そういうのがやりたいです。
──がなれます?
山邊 女子流にそういう曲ないもんね。
新井 女子流の曲でがなると「えっ、えっ? ひーちゃんどうした?」みたいな感じになりそう。
──ポーズも決めてがなってくれたら「がなる新井ひとみ(東京女子流)」ってキャプションに入れられますね。
日向 見出しになりそう(笑)。
新井 生まれ変わりたいですね。
奥津 生まれて初めての、がなり?
新井 はい。生まれて初めて。
奥津 さっきのメンバー交換とは別のパターンもありですか? 例えば1対1とか……タイマン?(笑)
──(笑)。双方の事務所が許せばOKではないでしょうか。
奥津 フィロのスは今ツアーでユニット曲をやったりしていて。そういう特別な演出はやっぱりファンの方にも喜ばれるし……2+2、2+3とかは想像できるだろうから「えっ、タイマン?」というのはびっくりされるかもしれない。
新井 昼夜2公演なんですよね? 1曲ずつ……?
日向 マネージャーが許せばどれだけでもって感じですよね?(笑)
──お互いの楽曲数にも影響すると思うので、バランスを見たうえで。
奥津 今回実現しなくても、4回目5回目とかでぜひ。
“求婚”の続きも?
──選曲以外の部分で、何か希望はありますか?
奥津 ハイ! これまで2回はそれぞれ交互にパフォーマンスして、一緒に出てくる時間は最後のトークくらいでしたよね。そこをもうちょっと……例えば曲と曲のつなぎ目に全員がいる瞬間があったりとか、女子流さんのイントロでおハルさんが「まだまだいけんのかー!」って煽って、その横で4人が華麗に踊ってたりとか(笑)。
佐藤 どんなシーン?(笑)
奥津 そういう、きれいにセパレートしすぎない感じでクロスできたらいいなって。
──なるほど。よりシームレスにつなげることができそうですね。あとは1曲まるまるコラボする形じゃなくても、この曲のこのダンスシーンだけやりたい!というのがあれば一瞬だけ出てくるとか。
奥津 いっぱいあるー!
日向 踊り逃げしたい(笑)。
新井 私「ダンス・ファウンダー」踊りたい。
日向 えー! ぜひ!
山邊 女子流の曲はアクロバティックな振付がいくつかあるから、馬跳びをしてもらったり。
佐藤 私たちも馬跳びあります!
香山 ……馬、できます。
木葭 (笑)。
日向 側転と後転もあります。あと肩車など。
中江 今度は肩車してもらったらいいじゃん。ひとみが担がれるの。
日向 さっき言ってた「フォーカス」に私が肩車で担がれるところがあるんですよ。どうですか? がなり車。
──がなり車(笑)。がっつりコラボで歌うのは合同でリハをする時間など物理的な心配もあるので多くは難しいかもしれませんけど、ガヤ的にちょっとだけ出てくる曲がたくさんあったらにぎやかでいいかもしれないですね。
中江 お互いセットリストを組んですぐに共有すれば、作戦も立てやすいですよね。
──あとは前回の続編という形で、求婚の続きをどこかに入れるとか。
庄司 女子流の「Hello, Goodbye」はお花を持って踊るんですけど、私が全員のお花を集めて花束にして最終的にひとみに渡すシーンがあるんですよ。
日向 横取りしに行っていい?
奥津 アッハッハッハッハ!
日向 ひーちゃーん、来たよ~。
佐藤 ストーカーみたい(笑)。
中江 すごいですね。こんなに自由に楽しくライブを作ることなんて普段できないのでワクワクです。
奥津 セトリを2組で一緒に作るみたいなテンション感になったらいいな。
──ちなみに恒例となっている来場時の特典Tシャツは過去2回ともロゴデザインだったので、今回はデザインの方向性を刷新する予定だそうです。
佐藤 あ、でもTシャツの生地感は好きだったので続行でお願いしたいです(笑)。
中江 私も! いまだにずっと着てるもん(笑)。
日向 あとはブロマイド系のグッズが欲しいです。ソロ写真をランダムで販売したり。
山邊 チェキサイズのが欲しい。今「推しチェキ」が流行っているので。
日向 各グループで2枚ずつとか、いろんなケミが見られたら……お金の匂いがします(笑)。
公演情報
東京のダンスIII ~東京女子流 × フィロソフィーのダンス~ byライブナタリー
2024年2月12日(月・祝)東京都 新宿BLAZE
【昼公演】OPEN 13:00 / START 14:00
<出演者>東京女子流 / フィロソフィーのダンス
<DJ>新井俊也
【夜公演】OPEN 18:15 / START 19:15
<出演者>東京女子流 / フィロソフィーのダンス
<GUEST>マイナマインド
<DJ>新井俊也
プロフィール
東京女子流(トウキョウジョシリュウ)
山邊未夢、新井ひとみ、中江友梨、庄司芽生の4名からなるエイベックス所属のガールズグループ。「音楽の楽しさを歌って踊って伝えたい!」をコンセプトに、2010年5月にシングル「キラリ☆」でデビューを果たし、2011年5月に1stアルバム「鼓動の秘密」をリリースした。2012年12月、2013年12月と2度にわたって東京・日本武道館でワンマンライブを開催。2022年8月に約7年ぶりのオリジナルアルバム「ノクターナル」、2023年8月には「ノクターナル」からの楽曲も多く含めたデビュー13周年記念のライブ音源をリリースした。2024年5月には東京・Zepp Shinjuku(TOKYO)にてグループ結成14周年を記念したワンマンライブを行う。
東京女子流*(TOKYO GIRLS' STYLE)オフィシャルサイト
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フィロソフィーのダンス
奥津マリリ、佐藤まりあ、日向ハル、木葭のの、香山ななこの5人からなるアイドルグループ。“音楽性にはコンテンポラリーなファンク、R&Bの要素を取り入れ、歌詞には哲学的なメッセージを込める”というコンセプトのもと、2015年に加茂啓太郎のプロデュースにより活動を開始した。2020年9月にヒャダインこと前山田健一作詞のシングル「ドント・ストップ・ザ・ダンス」をリリース。ソニー・ミュージックレーベルズよりメジャーデビューを果たした。2022年3月にメジャー1stアルバム「愛の哲学」を発表。2021年11月に十束おとはが卒業し、新メンバー“中途採用”オーディションの合格者である木葭と香山を迎えて現体制に。2024年3月には5人体制初のフルアルバム「NEW BERRY」をリリースする。
フィロソフィーのダンス -Philosophy no Dance-
フィロソフィーのダンス (@dance_for_philosophy) | Instagram