TIGORA×音楽ナタリー OKAMOTO'Sが着るフェスルック 02|アウトドア型フェスコーデ アルペン発スポーツブランドの高機能アイテムがあれば野外フェスで生まれる“伝説”も見逃さない

OKAMOTO'S interview

オカモトショウ(Vo)

準備を怠ったら本当に後悔する

オカモトショウ(Vo)

このポンチョ、すごくいいです。バックパックの上から羽織ることもできるし、収納袋が付いていてコンパクトに持ち運べるから、雨が降ってきたらパッと着られる。フードもかなり大きいのでスッポリ頭をカバーできますよね。

やっぱり野外フェスは都市型フェスよりも機能性を求められるし、準備を怠ったら本当に後悔すると思います。「あれ買っておけばよかった」とか「なんでカッコつけて雨具を持ってこなかったんだろう」と思ったときにはもう遅い。雨に濡れて体調を崩したら動く気力もなくなって、観たかったライブも見逃してしまうかもしれない。例えば「フジロック」に何度も行っているような人は重々承知だと思いますけど、山のほうで開催される野外フェスは本当に登山に行くくらいの気持ちで臨んだほうがいいと思いますね。

ポンチョの上に羽織っているベストも必要なものがすべて入るくらいポケットがあって、さらに背面も二重構造で撥水加工もされているから、中身をしっかり守れる。本当に便利だと思います。フェスでこれを着ている人がいたら、「あれ、どこで売ってるのかな?」って気になるんじゃないかな。

オカモトコウキ(G)

The Novembersの機材車に乗せてもらいました

オカモトコウキ(G)

2013年の「フジロック」が印象深いです。あのときは日帰りだったので可能な限り軽装で行ったんです。The Cureがヘッドライナーとして出演したのに加えて、昨年亡くなってしまったウィルコ・ジョンソンが末期がんになっていることを発表しながらも出演が決まって、「これは行かなきゃ」と思って行きました。The Cureは絶対に「Boys Don't Cry」は聴きたいなと思ってずっと待ってたんですけど、本編でやらなくて。アンコールではさすがにやるだろうと思って、日帰りだったので「Boys Don't Cry」を聴いたら帰ろうと思ってたらアンコールの7曲目にやりました(笑)。結局、3時間やったんですよ。すごいなと。

帰りはThe Novembersの機材車に乗せてもらいました。The Novembersの方々には今でも頭が上がらないんですけど、それもいい思い出です(笑)。あ、そうだ。そのときもたまたま撥水加工のショートパンツをはいていて。便利だなと思ったのを覚えてます。

ハマ・オカモト(B)

民生さんの衣装を全身借りて帰った

ハマ・オカモト(B)

個人的には夏もショートパンツをはかないのでかなり新鮮でしたね。不思議といつもとは違うスイッチが入りました。腰にシャツを巻きましたけど、ちょっと肌寒いなと思ったら気軽にサッと羽織れるようなシャツがあるのもいいですよね。ボーイスカウトのオマージュ的にネクタイもして。このバランスも面白いと思います。

あとは、サコッシュですよね。やっぱりフェスはいかに軽装で楽しめるかも大きなポイントになると思うので、これくらいコンパクトなサイズのサコッシュから持ち物を出し入れできるのは便利ですよね。僕は数年前までサコッシュという名称も知らなかったですけど、そりゃあライブのグッズを考えるときにスタッフから「サコッシュ作りましょう」って言われるわと(笑)。

ポンチョも1枚あるといいと思います。野外フェスでは傘を差せないことがほとんどじゃないですか。以前、OKAMOTO'Sとしてではなく、サポート仕事で「フジロック」に出たときに奥田民生さんがGREEN STAGEに出ていて。民生さんを観て帰ろうと思っていたところに大雨が降ってきちゃったんですよ。僕はなんの準備もしてなかったから、びしょ濡れになっちゃって。それで、民生さんの衣装を全身借りて帰ったことがあったんですけど(笑)。そのときに周りから「ポンチョくらい持ってくればよかったのに」って言われたことがあって。「確かに!」と思ったんです。

オカモトレイジ(Dr)

派手な色のアイテムを着たほうがいいかも

オカモトレイジ(Dr)

高校生のときに初めてプライベートで行ったフェスが「ARABAKI ROCK FEST.」だったんですけど、野外フェスって普通に過酷なんだなと思いました(笑)。でも、バンドとしてライブをやるうえでは野外フェスのほうが圧倒的に気持ちいいです。演奏する側が気持ちいいと思いながら演奏するわけだから、お客さん目線としても野外フェスのほうがいい演奏が観られる可能性が高いんじゃないないですかね?

伝説的なライブって野外フェスのほうが起きる印象あります。よく、人生が変わったライブの話を聞くとだいたい野外フェスなんですよね。そういうマジックが起きやすいというか。過酷であればあるほどタガも外れやすくなると思うし、非日常的な楽しみはやっぱり野外フェスのほうが多いですよね。都市型フェスはどうしても日常と地続きだから現実から解き放たれにくいというか。日帰りで帰れるけど、終電は気になるみたいな。野外フェスはそんなこと以前にほかのステージに行くまでに平気で30分以上歩いたりするし。あと、携帯がつながらなくなったり、友達とすぐにはぐれちゃったりもするから、柄物とかもそうだし、すげえ派手な色のアイテムを着たほうがいいかもしれないって思いますね。「あ、いた!」ってなるから。

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TIGORAはOKAMOTO'Sが着用したメンズアイテムだけでなく、スタイリッシュで機能性の高いレディースアイテムも豊富に取りそろえている。

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注目のレディースアイテム

スカーチョ

スカートとガウチョをかけ合わせたアイテムで、カラーはベージュ、マスタード、マゼンダ、ブラックの4種類。ストレッチ性のある撥水素材で軽量のため、キャンプやフェスなどのアクティブシーンでも活躍しそうだ。

プロフィール

OKAMOTO'S(オカモトズ)

オカモトショウ(Vo)、オカモトコウキ(G)、ハマ・オカモト(B)、オカモトレイジ(Dr)からなる東京都出身の4人組ロックバンド。2010年、日本人男子最年少の若さでアメリカの音楽フェス「SXSW2010」に出演し、以降も海外での活動も積極的に行う。2010年5月に1stアルバム「10'S」でデビュー。2019年に結成10周年イヤーを迎え、6月には自身初の東京・日本武道館ワンマンライブを成功させる。2023年5月24日にはニューシングル「Where Do We Go?」をリリースする。関ジャニ∞や菅田将暉などさまざまなアーティストのプロデュースや楽曲制作、映画やドラマの劇伴制作も行い、メンバー個々でプロデュースワークやDJ活動なども行っている。