ナタリー PowerPush - The Strypes×OKAMOTO'S
アイルランド×日本 同世代R&R対談実現
このメンバーで集まってレコード聴きたいなあ
レイジ 日本にいるときはオフはあるの?
ジョシュ 1日あるのかな。
ショウ さっきも少し話したけど、君たちをいろんなレコードショップや楽器屋に連れて行きたいんだよね。
レイジ どうにかしてMR. PANのGRAND-FROG STUDIOに連れていきたいなあ。
ショウ そうだね。ビンテージ機材がたくさんあるから、一度観てほしいんだ。まるでToe Rag Studioみたいだから。(注:1990年代にロンドン郊外に建てられたガレージスタジオ。ビンテージのアナログ機材が豊富で、The White Stripesがレコーディングに使用したことで一躍有名になった)
ジョシュ すごいね! ぜひ今度案内してよ。
ピート 次回来日したときのオフにでも。
ハマ ちなみに、レコードショップはdiskunionがオススメかな。
レイジ 日本のレコードショップはアナログ盤を丁寧に陳列してあるから探しやすいと思うよ。
ジョシュ イギリスやアイルランドのレコードショップは本当にメチャクチャなんだよね(笑)。
レイジ 俺もニューオリンズに行ったときにレコードショップに入ったら、Aの棚にはジャンルも何も関係なく頭文字がAのアーティストって感じだったからビックリして(笑)。
The Strypes一同 ああー(笑)。
レイジ あそこで、どうにかジェシー・ヒルの「Ooh Poo Pah Doo」のオリジナル7インチ盤を探し出したんだよなあ。
ジョシュ へえ、いいねえ! あの曲は僕らもカバーするくらい大好きなんだよ。
コウキ 今回の来日公演でも演奏してたよね。
レイジ そうなんだ。いいなあ……やりたいよね、俺らも。
ショウ カバーしたくなってきたね(笑)。
レイジ The Strypesと話してたら趣味が戻ってきた気がする。家に帰ってレコード聴きてえ(笑)。みんな俺ん家に遊びにきてよ。このメンバーで集まってレコード聴きたいなあ(笑)。
ジョシュ コウキ、ギターは何を使ってるの?
コウキ ギブソンのSG。アイ・ライク・ピート・タウンゼント!
ロス ギターを壊したりするの?
コウキ 壊してみたいけど、ライブハウスを出入り禁止になるから(笑)。
一同 あはははは!(笑)
ジョシュ 出入り禁止になるどころか、みんな喜ぶんじゃないかな?(笑)
コウキ 昨日のThe Strypesのライブで、終演後袖に戻っていくときに、ジョシュが横にいたスタッフにギターを片手で投げて渡してたのを観て。あれはカッコよかったなあ。
ジョシュ 昔はもっとポーンと投げてたんだけど、そうしたらスタッフに怒られて(笑)。それから今みたいな感じになったんだよ。
ハマ「ビートルズってか、ヤードバーズだよね」発言の真相
ハマ これはせっかくだから伝えておきたかったんだけど、The Strypesが初めてMステに出たときに番組で「ビートルズの再来」というキャプションで紹介されていたんですよ。
The Strypes一同 (苦笑いをする)
OKAMOTO'S一同 (The Strypesの反応を見て)あはははは!(笑)
ハマ それを観て俺はTwitterに「ビートルズってか、ヤードバーズだよね」って書いたんですよ、一言だけ。
The Strypes一同 ふふふ(笑)。
ハマ そうしたら次に紹介されるときから、「ビートルズの再来」っていう言葉が取り払われてYardbirdsっていう単語がちゃんと説明に入っていたことにちょっと感動して。もちろんThe Beatlesもルーツにあると思うのですが、そこだけじゃねえんだぞっていう意思の共有ができたというか。本人たちがここまで音楽が好きなのにきちんと説明してあげないと、と勝手に思ってTwitterに書いたんですけど、反響はすごかったですね。
ジョシュ 「ビートルズの再来」って言ったほうがわかりやすいからね(笑)。
エヴァン それに同じ4人組だし(笑)。
ハマ でもそう言われてしまうのもわかるんですよ。僕らもいろんなふうに例えられてきたから。
ショウ ていうか、何の再来でもないんだよね。
ハマ そう。それぞれにルーツはあるけど、みんなそこから影響を受けてオリジナルな存在になっていくわけだし。
イギリスに来て、一緒にライブしようよ
──ここまで話を聞いていると、この2組だからこそ共有できる話題って本当に多そうですね。
コウキ 彼らのインタビューを読んでいると言ってることが、俺らがデビューした頃に言っていたことと被ってたりするんですよね。お互い離れた場所で活動していたしなんのつながりもなかったけど、考えがまったく同じバンドが出てきて不思議な感じがしました。
ジョシュ そう言ってもらえるのは、うれしいですね。
──さっきの話じゃないですけど、ぜひ対バンを実現してもらいたいです。OKAMOTO'Sのもっとディープなライブも観てみたいし、それをThe Strypesがどう迎え撃つのかも気になるし。
ジョシュ いいよね、本当に。
ロス イギリスに来て、一緒にライブしようよ。
ショウ ああ、イギリスは行きたいですね。
ロス ヨーロッパでライブをしたことは?
ショウ まだないんだよ。向こうでレコーディングもしてみたいし。ぜひツアーで呼んでよ(笑)。
ジョシュ じゃあいつか一緒にやってみよう!
- The Strypes ニューアルバム「Snapshot」/ 2013年9月11日発売 / ユニバーサルインターナショナル
- 日本独自企画デラックス盤[SHM-CD+DVD] 3200円 / UICR-9035
- 通常盤[CD] 1980円 / UICR-9036
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収録曲
- ミステリー・マン
- ブルー・カラー・ジェーン
- ホワット・ザ・ピープル・ドント・シー
- シーズ・ソー・ファイン
- アイ・キャン・テル
- エンジェル・アイズ
- パーフェクト・ストーム
- ユー・キャント・ジャッジ・ア・ブック・バイ・ザ・カヴァー
- ホワット・ア・シェイム
- ホームタウン・ガールズ
- ハート・オブ・ザ・シティ
- ローリン&タンブリン
- アイム・ア・ホグ・フォー・ユー・ベイビー
- モンキー ※日本盤ボーナストラック
- ショット・ダウン ※日本盤ボーナストラック
- イット・エイント・ライト(Live) ※日本盤ボーナストラック
日本独自企画デラックス盤DVD 収録内容
- ブルー・カラー・ジェーン(MusicVideo)
- ホームタウン・ガールズ(MusicVideo)
- ホワット・ア・シェイム(MusicVideo)
- ミステリー・マン(MusicVideo)
- ブルー・カラー・ジェーン(ライブ映像)
- ホームタウン・ガールズ(ライブ映像)
- ホワット・ザ・ピープル・ドント・シー(ライブ映像)
- OKAMOTO'S ニューシングル「SEXY BODY」/ 2013年11月6日発売 / アリオラジャパン
- 初回限定盤[CD+DVD] 1600円 / BVCL-550~1
- 通常盤[CD] 1260円 / BVCL-552
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収録曲
- SEXY BODY(Words Produced by いしわたり淳治)
- 恋のビート
[Bonus Track]
- I LOVE ROCK'N'ROLL -CM Version-
[おけいこ用Track]※初回限定盤のみ収録
- JOY JOY JOY -Guitarless Mix-
- JOY JOY JOY -Bassless Mix-
- JOY JOY JOY -Drumsless Mix-
- JOY JOY JOY -Vocalless Mix-
初回限定盤特典DVD
- 「OKAMOTO'Sのおけいこ -JOY JOY JOY編-」
- サイン入りポラロイドプレゼント
- 対談当日に撮影したサイン入りポラロイド写真を、ユニバーサルミュージックインターナショナルのオフィシャルTwitterでプレゼント中!! 各パートごとに撮った貴重な2ショット写真4組!!
The Strypes(すとらいぷす)
アイルランド出身のロス・ファレリー(Vo, Harmonica)、ジョシュ・マクローリー(G, Vo)、ピート・オハンロン(B, Harmonica)、エヴァン・ウォルシュ(Dr)により2011年に結成された、平均年齢17歳のロックバンド。Dr. FeelgoodやYardbirds、The Rolling Stones、チャック・ベリー、ボ・ディドリーなどから強い影響を受けたロックンロールサウンドが魅力で、地元アイルランドやイギリス、ヨーロッパのライブハウスやフェスティバルで精力的なライブ活動を展開する。その結果、英「NME」誌で「今一番観たいバンド」の1位に選出されたほか、ジェフ・ベック、ポール・ウェラー、エルトン・ジョンといった大御所アーティストからも絶賛される。日本では2013年4月にミニアルバム「Blue Collar Jane -日本デビューEP」でCDデビュー。同月に初来日公演を行ったほか、テレビ朝日系「ミュージックステーション」に出演し大きな反響を呼んだ。同年9月に1stアルバム「Snapshot」をリリース。翌10月には全公演ソールドアウトを記録した初のジャパンツアーを敢行した。
OKAMOTO'S(おかもとず)
オカモトショウ(Vo)、オカモトコウキ(G)、ハマ・オカモト(B)、オカモトレイジ(Dr)の4人からなるロックバンド。バンド名およびメンバー名は、彼らが敬愛する岡本太郎に由来する。抜群の演奏力とアグレッシブなライブパフォーマンスに定評があり、2010年3月にはアメリカのショーケースイベント「SXSW」に出演。続けて行われた全米ツアーでも高い評価を受けた。次世代のロックシーンを担うホープとして注目を集める中、2010年5月に1stアルバム「10'S」でメジャーデビュー。2011年7月には「FUJI ROCK FESTIVAL '11」に初出演を果たし、10月には初のアジアツアーを開催した。2013年1月にセルフタイトルを冠した4thアルバム「OKAMOTO'S」を発表。同年11月にはニューシングル「SEXY BODY」をリリースする。