機械の設定が苦手でも大丈夫
──「EAH-AZ60」はスマホに「Technics Audio Connect」というアプリを入れると、細かい設定を調整できてより使いやすくなります。設定がシンプルでわかりやすいところもポイントです。
ROY 僕、機械の設定が苦手なんですけど、そんな僕でもアプリの設定はできたので、ほとんどの人は大丈夫だと思います(笑)。
MARCY アプリを使えば音やノイズキャンセリングの調整ができるけど、特に驚いたのがライブ映像を観ているときでもスタンダード設定でドラムの音や刻みがハッキリ聞き取れたこと。そこからいろいろ設定を変えたんですけど、これはなんか違うなというものがまったくなくて。どれも聴きたいところが過剰にならず、すごく聴きやすかったですね。
JIM 僕はさっきも言ったように、日常生活で使っているイヤフォンはそこまでこだわりのないものも多いので、今回「EAH-AZ60」を使ってえらく反省しました。今まで使ってきたイヤフォンだと、L / Rでただシンプルに聞こえるだけでしたが、「EAH-AZ60」はまず奥行きと高さがちゃんとわかるのがすごくて。ここにギターがくるぞ、ここにドラムのこの音があるぞというのが3Dの音像として見えるというか。家のスピーカーで音楽を聴いているような感覚が、耳の中に再現されたのでびっくりしました。安いイヤフォンだと、聞こえない部分を聴きたいときは音量を上げるしかなかったけど、その必要がまったくなくて。小さい音量でもちゃんと全部聞こえたのがすごいなと思いましたし、日常生活のイヤフォンももっとこだわったほうがいいなと反省しました。
──装着感はいかがでしたか?
ROY すごくいいです。僕、小耳なんですよ。だから、長時間着けていると耳が痛くなるんです。かといってサイズを変えるとフィット感が足りなくなったりするのに、これはちょうどよくて。痛くならなかったし密閉感もあるし。着け心地、最高でした!
MARCY なんだかCMみたいだ(笑)。
JIM しかも、あんまりうまくない(笑)。
ROY いやいや(笑)。車で移動するときって4、5時間乗っていることもザラですし、付けたまま寝ちゃったりすると耳がすごく痛いんですよね。でも、これなら全然大丈夫です。
MARCY 「EAH-AZ60」は装着していてなんの違和感もなかったので、いいですよ。
TAXMAN しかも、カラーも黒とシルバーで2色あっていいですし。
MARCY 色ってかなり重要だよね。俺、イヤフォンは基本的に黒しか選ばないんですよ。そもそも黒がない商品は買わないくらい。
──ノイズキャンセリング機能は使ってみていかがでしたか?
ROY すごかったです。新幹線や車で移動するときは乗り物の低音が響くので、ノイズキャンセリングがないと厳しいんですよ。あと、ライブハウスで本番前に音楽を聴くときも、すぐ横でスタッフがギターを鳴らしていたり、会場内に大きい音で音楽が流れていたりするので、外の音のバランスも調整できるのはすごく助かります。飛行機に乗るときにも重宝しそうだよね。
TAXMAN 僕、飛行機が苦手なので何かしら対策をしないとダメなんですけど、これ1台あれば大丈夫です(笑)。
JIM 忘れたとき最悪じゃん(笑)。
TAXMAN でも、ほかのみんなは持ってるでしょ?(笑)
MARCY 嫌だよ、自分で使うんだから(笑)。
吐息が感じられるほどリアルなハイレゾ音源
──先ほどスポーツ観戦や映画の話題がありましたが、オンラインミーティングをすることはありますか?
ROY そんなに多いほうではないですけど、ありますね。あとは、地方のラジオにリモート出演したり。そう考えると、そういうときにも活用できそうですね。
TAXMAN 電話がかかってきたときも、すごく便利そうだよね。24時間付けっぱなしでも大丈夫そう(笑)。
──(笑)。ハイレゾ音源の再生にも対応しているので、この機会に試聴していただいて違いを感じてもらえたらと思います。
MARCY 音色というか、ミュート加減が全然違うのがわかるよね。
JIM 何を聴いたの?
MARCY Maroon 5。
JIM 一緒だ。吐息が感じられるくらいリアルだよね。
ROY これ、すごいな。
JIM ピアノとかアコギとか、生楽器がすごいですね。指のタッチまで見えてくるというか。
ROY 歌も全然違いますし、音の粒が1つひとつ違って聞こえるし。
TAXMAN ボーカルの口の動きまで見える感じがあるよね。
──せっかくなので、アンビエント機能についても。ノイズキャンセリングを使っているときに、アプリの切り替えによって外音の声を強調して取り入れることができるので、外でアナウンスが流れているときなどに便利な機能です。
MARCY 駅のアナウンスが聞こえるのはいいですよね。たまに「え、今なんて言ったんだろう?」と困ることも多いから。
ROY 戻せないからね。
MARCY え、時を?(笑)
ROY そう(笑)。だから聞き逃さないようにね。
JIM いい機能ですね。
──皆さんがこのイヤフォンで、これから聴いてみたいジャンルの作品やアーティストはありますか?
ROY ライブ音源は生々しさがダイレクトに伝わるので、いろいろ聴いてみたいですね。あと、せっかくだから自分たちの曲も改めて聴き直してみたい。最近だと、ライブ感を全面に出したEP(2022年5月リリースの「FREAKS IN THE GARAGE – EP」)も出しましたし、その前のアルバム(2021年9月リリースの「BLAST OFF!」)では細かい音作りにこだわっているので聴き比べもしてみたいな。
JIM 僕は今回、ステレオものをいっぱい聴いたので、逆にモノラルで、うるさくて音がクラッシュしちゃってるような曲がどう聞こえるのか試してみたいかな。あとは、NBAの試合とか、ベンチサイドの声まで聞こえてきそうなので、料理しながら試合の様子を楽しみたいです(笑)。
MARCY 僕もライブ音源はいろいろ聴いてみたいかな。特に、60年代のバンドのライブがどう聞こえるのかは気になりますし。あと、引き続きホラー映画も楽しみつつ、「トップガン マーヴェリック」みたいな迫力ある作品を観るときにも使ってみたいです。
TAXMAN 僕はThe Beatlesの「Blackbird」を聴いたときに、アコギと歌の透明感がすごく心地よかったので、古いブルースも聴きたいな。それこそ、ロバート・ジョンソンみたいに歌とアコギだけで表現される音楽を聴いたら、よりいなたい感じが伝わってくるんじゃないかなって。あの泥臭さがこのイヤフォンでどこまで再現されるのか、試してみたいですね。
曲の主人公になったかのような感覚を味わえる
──では、皆さんが実際に使ったことを踏まえて、「EAH-AZ60」のオススメポイントは?
ROY 音楽をより近くに感じられるところ。曲を作った側としてもうれしくなるアイテムですよ。音の1つひとつを通じて音楽との距離も近くなるし、音楽に集中できる。これを付けて音楽を聴いたら、自分がその曲の主人公になったかのような感覚を味わえるはず。どんな人が使っても満足できる、音楽の魅力がまっすぐ伝わる優れものだと思いますね。
──それこそ、皆さんが音楽以外にもスポーツや映画を楽しんだように、これ1つあればどんな人でも、どんな場面でも活用できそうです。
ROY そう思いますね。この「どんな人でも」っていうのが、実は重要で。音にこだわっていないと使っちゃいけないのかなとか、「音は聞こえるだけでいいや」とか思っている人にこそ使っていただきたい。さっきJIMも「こだわらなかったことに反省した」と言ってましたけど、まさにその音の違いがわかると思うので、一家に1台、いや、1人1台持っていてほしいですね。
──「EAH-AZ60」を使うことで、音楽に対する興味がより深まりそうですね。最後に、THE BAWDIESの今後の活動についても聞かせてください。配信ライブ「Technics presents “Connect” Online Live」を終えると、4月には東京、大阪での対バンツアー「LET'S BE FRIENDS! TOUR」が開催されます。
ROY 今年はこれまでのお客さんはもちろん、初めてTHE BAWDIESに触れる方もそうですし、初めての対バン相手もそうですし、出会いを大切にしたいなと思っていて。この対バンツアーに関しては、これを機にもっと仲よくなりたいバンドばかりで。特にこの3年間は、対バンが実現しても打ち上げもできず、仲よくなる時間があまり作れなかったので、このツアーを通じて皆さんとどんどん距離を縮めていきたいです。また、ひさびさにライブハウスのわちゃわちゃした感じを味わえる気もしてます。「Technics presents “Connect” Online Live」を観て気になった方はぜひライブハウスに足を運んでいただけたら最高ですし、THE BAWDIESの音源で気になるものを見つけていただくきっかけになったらと思います。
MARCY 最近はライブでの声出しもどんどん解禁されてますし、初めて俺らのライブで声を出して楽しむ方もいるかもしれない。そうなると、こっちも楽しみになりますよね。
──それこそ、ライブの締めでお約束になっているTAXMANさんの「わっしょい!」も、コロナ禍では「サイレントわっしょい」でしたし。
TAXMAN あれ、悲しいんだよなあ(笑)。そろそろ、サイレントじゃない形で復活させたいです!
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Technics「EAH-AZ60」
TechnicsがHi-Fiオーディオ機器の開発で長年培われた音響技術の粋を注いだ完全ワイヤレスイヤフォン。音楽が持つ表現や豊かな空間を再現する高音質を実現させた。ハイレゾ音質の伝送が可能なLDACに対応することで、ワイヤレスでありながらハイレゾ音質が楽しめる。
Technics presents “Connect” Online Live × THE BAWDIES
2023年3月18日(土)20:00~
音楽ナタリー公式YouTubeチャンネルにて配信
キャンペーン情報
「テクニクス 完全ワイヤレスイヤフォン いい音を楽しもう。新生活応援キャンペーン」
期間中に対象商品を購入のうえ、専用ページから応募した人全員に、選べるデジタルギフトをプレゼント。さらに30歳以下の人には抽選で100人にカフェで使えるギフト券が当たる。
購入期間
2023年3月15日(水)~5月7日(日)
応募期間
2023年3月15日(水)~5月23日(火)16:59
対象商品
Technics:EAH-AZ60、EAH-AZ40
Panasonic:RZ-S30W
プロフィール
THE BAWDIES(ザ・ボゥディーズ)
ROY(Vo, B)、TAXMAN(G, Vo)、JIM(G)、MARCY(Dr)により2004年1月1日に結成された4人組ロックバンド。2009年に発表した1stアルバム「THIS IS MY STORY」でメジャーデビューを果たす。2013年1月に4thアルバム「1-2-3」をリリースし、同年2月より神奈川・横浜アリーナ、大阪・大阪城ホール公演を含む59公演の全都道府県ツアーを開催。以降もコンスタントにライブ活動および楽曲制作を行う。2019年に7thアルバム「Section #11」、2020年10月にデジタルシングル「SUN AFTER THE RAIN」、「レコードの日」である同年11月3日に7inchアナログ「SKIPPIN' STONES / LET'S GO BACK」をリリース。2021年9月に8thアルバム「BLAST OFF!」を発表した。2022年5月に新作EP「FREAKS IN THE GARAGE - EP」、10月にシングル「GET OUT OF MY WAY / LIES」を配信リリースした。2023年4月に対バンツアー「LET'S BE FRIENDS! TOUR」を行う。
THE BAWDIES OFFICIAL WEB SITE / THE BAWDIES CLUB
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