アニメ「七つの大罪」の登場キャラクター・ブタのホーク役の久野美咲がパーソナリティを務めるネットラジオ番組「ラジオ七つの大罪 ＜豚の帽子＞亭ラジオ支店」。3月某日に収録された23回目の番組には、アニメのエンディングテーマ「Season」を歌う瀧川ありさが、劇中にも登場する架空のレストラン「＜豚の帽子＞亭」の“アルバイト店員”という名のゲストとして登場した。

収録直前、ネットラジオサービス・HiBiKi Radio Stationのスタジオにスタンバイした久野は、緊張の面持ち。しかしいざディレクターから「キュー！」の合図を振られれば、緊張などどこ吹く風とばかりに、ホークの声で勢いよくタイトルコールして番組をスタートさせた……のだが、進行台本に書かれた発言者名が“ホーク”から“久野”に変わるや、またも一転。今度はのんびりした調子で自己紹介を済ませ「私、チャックが苦手でですね」とノンキな近況報告を繰り広げていく。

直後、瀧川が登場しても久野はなんとも不思議でかわいらしいMCを展開する。瀧川が挨拶を済ませた瞬間「わー！ わー！ わー！」と緊張をそのまま口にしたかと思えば、以前共演したことに触れつつ「今日もホークが来ているので、何か呼びかけてくれれば答えると思います」とネタ振り。その声に瀧川が「ホークちゃーん」と応えると、またもホークの声で威勢よく「おー！ ありさちゃーん。ひさしぶりだなー！」と話しかけ、彼女の目を丸くさせた。

しかし「シングル『Season』の発売おめでとうございます！」と瀧川のメジャーデビューを拍手で祝った久野は「私なんかが言っちゃっていいんですかね」と照れながらも、確かな「Season」評を披露する。彼女が「ミント感があって」「森の中をサイクリングしている情景が浮かんできた」と独特のレトリックで「Season」を絶賛すると、瀧川は大感激。「記憶や思い出が呼び覚まされる音楽は大好きなので、自分の曲をそう聴いてもらえるなんてうれしいです」と語り、「七つの大罪」のヒロイン・エリザベスの「大切なものを守りたい」という思いに寄り添いつつも誰もが「私のことだ」と思えるように詞を書いたことなど、楽曲の制作秘話を明かした。

これでお互いの距離が縮まったのか、番組中盤はにぎやかな展開に。まずは瀧川が「ホークちゃんは『Season』どうだった？」とムチャ振りし「お、おう！ 突然呼ぶんだな……」と“ホーク”の動揺と収録スタッフの笑いを誘う。一方の久野は、リスナーからの「『七つの大罪』で好きなキャラクターは？」との質問に「ホークちゃんです」と即答する瀧川の声を受け「皆さん聞きました？」と満面の笑み。さらに「好きな“Season”」を聞かれた彼女は、なぜかテーブルの下にいったん顔を潜らせ、そこから浮き上がるような動作をしながら「秋が好きです」と答えるなど、クルクルと表情を変えながら番組を進行していた。

「あっ、言い忘れちゃったんですけど」と慌てた様子の久野が「『Season』のカップリング曲『ふたりよがり』もいいなあって思って」と再び楽曲を絶賛し、瀧川の顔をほころばせたところで番組は終盤。「＜豚の帽子＞亭ラジオ支店」では毎回“店長”久野が、“店員”であるゲストに“バイト代”を渡しており、今回の“店員”瀧川が「なんか時給をいただけると伺ったんですけど……」とおそるおそる切り出すと“店長”は、“Season”を感じられるお菓子・桜餅をプレゼント。またも瀧川が顔をほころばせたところで収録は終了した。