Tokyo 7th シスターズ Ci+LUS|“片想い”だけど両思い 山崎エリイ&田中美海のぽえきゅんトーク

アイドルを育成、プロデュースするiOS/Android向けリズム&アドベンチャーゲーム「Tokyo 7th シスターズ」(通称ナナシス)から新ユニット・Ci+LUSが誕生。デビューシングル「シトラスは片想い」を4月25日にリリースした。

玉坂マコトと折笠アユムによって結成されたCi+LUSは、「恋に恋するふたりは、まだシトラスの香り」をテーマとする2人組ユニット。デビューシングルには彼女たちの甘酸っぱいキュートさを異なるカラーで表現した「シトラスは片想い」「アイコトバ」という2曲に加え、「シトラスは花嫁修業中」と題されたドラマトラックが収録されている。

本作のリリースを記念し、音楽ナタリーではCi+LUSのキャストを務める山崎エリイ(玉坂マコト)と田中美海(折笠アユム)の2人にインタビューを実施。新ユニット始動にあたっての心境と、デビュー作に込めた思いをじっくりと聞いた。

取材・文 / もりひでゆき 撮影 / 曽我美芽

アユムちゃんと一緒でうれしさが爆発

──新ユニット、Ci+LUS結成についての率直な感想から聞かせてください。

山崎エリイ 私はちょっと前にナナシスで新しいことをやらせてもらえるというお話を聞いていたんですけど、それがCi+LUSというユニットで、しかも(折笠)アユムちゃんと一緒だってことがわかったときにはもう瞬間的にうれしさが爆発しちゃって(笑)。

田中美海 爆発(笑)。

山崎 私、ナナシスの中での一押しキャラがずっとアユムちゃんだったんですよ。だから「わ、こんな偶然ってあるんだ!」と思って、勝手にテンションが上がってました。

田中 めっちゃうれしい! 実は私も、アユム以外の一押しは(玉坂)マコトだったんですよ。ナナシスのホーム画面に設定してるくらいなので。だから一緒にユニットを組むって知ったときはめちゃめちゃビックリしましたね。同じく喜びが爆発しました(笑)。

左から山崎エリイ、田中美海。

山崎 あははは(笑)。すごいね、両思いだ!

田中 曲のタイトルは「シトラスは片想い」なのにね。

山崎 ユニットが決まるまでは片思いだったってことだよ。それがやっと実ったね。

田中 そうだね。3年越しくらいで思いが実りました!

──ユニットデビューに関してもそれぞれが目標にしてきていたわけですよね?

山崎 そうですね。ユニットデビューしたい気持ちはずっとありました。

田中 うん。ユニットをやるとしたらアユムは誰と組むんだろうって常に考えてはいましたね。アユムは1人でもやっていけそうな気もするし、案外誰と組んでもよさそうだし、みたいな感じでゲームのエピソード収録をするたびに組み合わせを勝手に考えてました。

山崎 マコトはちょっと謎が深い子なので、なんなら支配人(ゲーム内でのプレイヤーの役割)さんと組むべきなんじゃないか、みたいなことを思ったり(笑)。

田中 まさかの(笑)。

──マコトは支配人を“お兄ちゃん”と呼んで慕っていますからね。

山崎 はい。振り返ると、昔のマコトにはユニットデビューをするというイメージはなかったと思うんです。でも、ナナスタ(ゲーム内に登場する劇場型スタジオ・スリーセブンの総称)のみんなと出会い、成長していくことで人とコミュニケーションを取る楽しさを身に付けていくことができて。そのうえで、ゲーム内のエピソード(マコトのEPISODE.3.5)でアユムちゃんと“ぽえぽえ”のメイドさんをやったときに、「これはユニットをやるタイミングが来たんじゃないかな」ってちょっと思ったんですよね。

田中 それは私も思った! そこで「マコトがユニット組むならアユムしかいないのでは?」とちょっと感じたところもあったんですよ。だから実際にCi+LUSの結成が決まったときには、すごくしっくりきたんですよね。

強い萌えポイントをもつマコトとアユム

──お二人はご自身で演じるキャラに対してはどんな印象を持っています?

田中 アユムは裏表のない、ホントにいい子だなって思います。「ぽえぽえ」とか「きゅんきゅん」とか「〇〇ですにゃ~」とかありえない言葉を使ってるけど、彼女にとってはそれが普通。作っているキャラではないんですよね。なので私もそれをまっすぐ演じている感じです。独自の世界観を表現するにはめっちゃ体力使うので、毎回収録では汗だらだらになってるんですけど(笑)。あとは今回のユニット結成にあたって、ほかの人のことをしっかり考えられる子なんだなってことも改めて実感できました。ただ“ぽえぽえ”なだけの子じゃないと言うか。ここにきて、より人間味が出てきた印象もありますね。

山崎エリイ

山崎 マコトは感情をあまり表に出さないので、何を考えているのかわからないちょっと危険な香りのする子です。キャラは濃いんだけど、それを自覚していない感じもあって。なので演じる際にも感情をなるべく抑えるようにはしてきました。ただ、最近はちょっとずつ感情を出すようになってきているんですよ。今まではヤンデレふうに言ってた「お兄ちゃん、大好き」っていうセリフを、もうちょっと普通に言えるようになってきたと言うか。そういった意味では現在進行形で成長しているキャラクターでもあると思います。

──なるほど。お互いに人間として成長しているからこそ今回のユニット結成につながったのは間違いなさそうですね。しかもそこには異なる個性を持ったマコトとアユムだからこそ生み出せる独特の空気感がある。絶妙なマッチングだと思います。

田中 確かに。マコトはお兄ちゃんが大好きでベッタリな感じ、アユムはご主人様大好きな“メイド系”という非常に濃いキャラで(笑)。でも、そういった強い萌えポイントを持つ2人だからこそ、一緒にユニットをやることによって新しい化学反応が起きるんだと思うんですよね。それはナナシスの総監督の茂木(伸太郎)さんもおっしゃってました。

山崎 ボケとツッコミみたいな関係でもないんだよね。

田中 うん。2人一緒に暴走しがちな感じと言うか(笑)。それが楽しいんですよね。

Ci+LUS「シトラスは片想い」
2018年4月25日発売 / Victor Entertainment
Ci+LUS「シトラスは片想い」初回限定盤

初回限定盤
[CD+オリジナルメモパッド]
1944円 / VIZL-1380

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Ci+LUS「シトラスは片想い」通常盤

通常盤 [CD]
1296円 / VICL-37390

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収録曲
  1. シトラスは片想い
  2. アイコトバ
  3. シトラスは片想い -OFF VOCAL-
  4. アイコトバ -OFF VOCAL-
  5. シトラスは花嫁修業中(ドラマトラック)

Tokyo 7th シスターズ メモリアルライブ
「Melody in the Pocket」in 日本武道館

  • 2018年7月20日(金)東京都 日本武道館
Tokyo 7th シスターズ
(トウキョウセブンスシスターズ)
2014年2月にサービスインしたスマートフォン向けのリズム&アドベンチャーゲーム。“アイドル氷河期の西暦2034年”を舞台にアイドルを育成&プロデュースしていく。ゲーム中にはメインユニット・777☆SISTERSをはじめ多くのアイドルグループやユニットが登場する。
山崎エリイ(ヤマザキエリイ)
1997年生まれ、千葉県出身。「第36回ホリプロタレントスカウトキャラバン 声優オーディション」ファイナリストに選ばれる。2013年より声優としての活動を開始。2014年には木戸衣吹とユニット・every♥ing!を結成しアーティストとしてデビューし、2016年11月にはソロ名義でアルバム「全部、君のせいだ。」をリリースしている。
田中美海(タナカミナミ)
1996年生まれ、神奈川県出身。2012年に開催された「avex×81produce Wake Up, Girls! AUDITION 第2回アニソン・ヴォーカルオーディション」に合格し、合格メンバーと共に声優ユニット・Wake Up, Girls!を結成する。ユニットとしての活動と並行して、声優として活動中。