2016年はしゃちにとって勝負の年

──2012年11月にガイシホールの最寄り駅が笠寺駅であることから「ROAD to 笠寺」と題して、ガイシホールで単独公演を行うことを目標に掲げましたが（参照：チームしゃちほこ、まさかの3冠オーバーで10冠王ならず）、その目標に「5年目5公演5万人」の最終公演でたどり着きますね。

大黒　5年でガイシかあ。早かったね。

秋本　すごいよねえ。最初はももクロちゃんのライブをガイシで観て、冗談で言い始めたんだもんね。こんなにたくさんの人がしゃちの存在を知る日が来るなんて思ってなかったから、絶対ガイシとか無理でしょって思ってたの。本当に夢みたい。

坂本　なんか「ついにやるときが来るんだ……」って気持ちだった。ずっと目標にしてたからさ。

咲良　ガイシは解散ライブでやろうって店長が言ってたから、決まったとき「解散するんだあ」って思ったよね（笑）。

伊藤　うん（笑）。これから先どうなるんだろうって思いましたね。

──ちゃんと「解散しないですよね？」って確認しました？

咲良　しないらしいですよ。店長は自分の言葉に責任を持ってほしい。イベントでも「ガイシやるときは解散ライブかな」って店長が言っちゃってたから、発表したときファンの人がざわざわしちゃってたし。でも店長「あんだけ紅白出たいとか言ってるのに解散するわけないじゃん」って（笑）。

──活動を続けていくうちに会場の規模がどんどん大きくなっていったし、日本武道館や幕張イベントホールでも単独公演を成功させましたよね。「もしかしたらできるんじゃないかな？」って思うようになっていった？

大黒　でも地方の1万人は違うから。東京のほうがお客さんがもともと多いし、アクセスしやすい。ガイシは名古屋……というか、名古屋からも行きにくい笠寺っていう場所だから埋めるのは難易度が高いと思ってた。

秋本　実は帆華、去年のうちから2016年はしゃちにとって勝負の年になると思っていて。ちょうどスタッフさんが「VICTORY YEAR」という道筋を用意してくれたから、ライブを1つずつ成功させていって完璧な形でガイシ公演をやりたいですね。

「イエーイ！」でやりきりたい

──「5年目5公演5万人」では初の横浜アリーナ単独公演もありますね。

坂本　横浜アリーナは広いわりにお客さんがすごく見えるんだよね。

咲良　横アリかあ。すごいよね。実感湧かないなあ。アーティストのライブって感じ。

──チームしゃちほこはアーティストではないんですか？

咲良　なんなんだろう。ただの団体だよね。

伊藤　あはは（笑）。

咲良　パフォーマー？

伊藤　カッコいい！

坂本　とりあえずパフォーマンスをする団体？

咲良　アーティストって呼ばれるほどカッコよくない。

──各公演の内容は決まってきてるんですか？

咲良　まだなんですよ。でも5月にやる幕張イベントホールの2DAYSライブが超楽しみ！ なんか“しゃち版”「シルク・ドゥ・ソレイユ」みたいなのやりたいな。

坂本　曲を歌うのとは違うパフォーマンスをするみたいな？

咲良　そうそう。けん玉やったりおせんべい焼いたり。

坂本　いいね。あと、あやとりとか？

大黒　お手玉とか？

咲良　地味ー！

伊藤　あはは（笑）。　

──アイデアはたくさんあるんですね（笑）。皆さん、この5公演は楽しみにしてる感じですか？

咲良　楽しみでしかないですね。不安要素はない。述べ何人だっけ？ 5万人？ ヤバいよね。

坂本　ヤバいね。終わったときにつらいっていう思い出が一切ないような、「楽しかった！」だけで終わるライブにしたい。

秋本　笑顔でガイシはやりきりたいね。

咲良　うん。きっとガイシは夢が叶って感動して泣くみたいなイメージをみんな持ってると思うんですけど、泣かないで終わりたい。

大黒　「楽しかったー！」って。

咲良　そう。「イエーイ！」って。

大黒　ちゆだけは泣いていいよ。「ガイシまでは泣かない」って宣言してるし（笑）（参照：チームしゃちほこ地元で2度目の単独「泣いてないです！」）。

伊藤　えー、でももうずっと泣いちゃってるんだけど……（笑）。

咲良　いいのいいの！ 全体としてハッピーだったらOK。「VICTORY YEAR」、本当に楽しみ！