頭の中は歌に支配されてる
──「Monster!」は“狂おしいほどの愛”をモンスターに例えて歌った楽曲ですが、皆さんそれぞれにとって、その存在が“モンスター”だと思えるくらいに愛情を注いでいるものってあったりしますか?
壮吾以外全員 (鉄オタの壮吾を見る)
ジャン 壮吾はすぐに出てくるな(笑)。
毅 もうライフスタイルだからね。
壮吾 そうですね。僕は完全に、鉄道です。なんて言ったらいいんだろう、本当に出会えてよかったなと思いますし……。
毅 ヤバい。ヤバいぞ。
壮吾 今は特に東西線が大好きなんです。東西線の車両の中に、好きなタイプのものがあって。もうなんか本当にカッコよくて、自分の憧れでもあるんです。理想像みたいな感じですかね。
玲於 壮吾、電車になりたいのか……。
──玲於さんはいかがですか?
玲於 僕は柴犬かなあ。本当に大好きで、街中で見かけて付いていける状況だったら付いていきます。とりあえず、見えなくなるまで目で追っちゃいますね。柴犬にも、顔の形でタヌキ型とキツネ型っていうのがあって。
颯 柴犬講座始まっちゃった。
玲於 僕はタヌキ型のほうが好きなんです。もし飼うことができるなら、ポン太っていう名前にするって決めてます。
ジャン 僕はスパドラとファンの皆さんですね。
ジャン以外全員 おおー。
ジャン いや、これは真面目な話。まず僕音楽が大好きなんですけど、それはスパドラのメンバーとしてファンの皆さんの前に立っているっていう現状と切っても切れないものがあるから。スパドラのメンバーになれたからこそ、こんなに音楽を好きになれたと思っているので。
毅 僕は歌ですね。いつも歌のことを考えていると言うか……僕は自分の心の動きがすぐに歌に出ちゃうから、自分の頭の中は歌に支配されてるなって思うんです。「なんのために歌っているんだろう」とか、「この先どうやって歌っていったらいいんだろう」とか、考えすぎて嫌いになりそうなときもあるんですけど(笑)、でもそうやって悩む回数を重ねるごとに、結局は「自分は歌が好きなんだな」という結論に行き着くんです。
とても必要で、難易度の高い曲
──では次は、カップリングの3曲について話を聞けたら。まず「City Noise」はリラックス感のあるトロピカルハウスです。
毅 この曲には、僕らの“チル”な一面がよく出ていると思います。スパドラって、突然メンバー間で曲をゼロから作り始めたり、ということが日常的にあるんです。例えば洸希がビートボックスをやり始めたらそこにみんなが乗っかって、メロディを付けてハモったりだとか。そういうことを普段からしている、僕らが音楽を楽しんでいる感じが曲に表れていると言うか。
──即興の遊び、面白いですね。
楽 ジャンくんがいきなり歌い出したりね。それにみんなで乗っかって、手拍子でリズムを刻んだりとか。
彪馬 ジャンくんは僕が発声練習しているときにニヤニヤしながら近付いてきて、違う音程出してきたりもする(笑)。
ジャン そこに毅がハモり入れて、洸希も加わって……ってね。
毅 曲に話を戻すと、スパドラはこれまでハウスっていうジャンルはやってこなかったし、ちょっと肩の力が抜けている感じは今までにしたことのない表現だったから、今のスパドラにとても必要な曲であると同時に難易度の高いものでした。
──スパドラと言うとエッジの効いたボーカルやラップをイメージするので、レコーディングでは難しさもあったのでは?
ジャン はい。まずプリプロでいろんな歌い方を研究してみました。最終的には少しけだるそうな感覚でラップしてみたんですけど、これまでの曲の中で一番大人っぽさが出ているかもしれないです。感情、歌い方を含め、メロを強めに意識した感じです。
洸希 いつものゴツゴツした感じで行くと全然曲のイメージに合わないから、感情を自分の中で作り込んでラップしてみたんですけど、なかなか難しかったです。プリプロでは自分のパートじゃないところも歌ったりして「どんな感じだろう」と、曲の全体像をつかむ方法を試したりもしましたね。
毅 ダンスもね。この間振り入れしたんですけど、スパドラ史上一番難しいんじゃないかな?ってレベルで。
颯 うん。これまでにない“脱力感”を出すのが、すごく難しかったです。
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この曲は謎に満ちてる
- SUPER★DRAGON「Monster!」
- 2018年1月31日発売 / SDR
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TYPE-A [CD]
1000円 / ZXRC-1129 -
TYPE-B [CD]
1000円 / ZXRC-1130 -
TYPE-C [CD]
1000円 / ZXRC-1131
- TYPE-A収録曲
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- Monster!
- City Noise
- TYPE-B収録曲
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- Monster!
- ゲットレジャーニー
- TYPE-C収録曲
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- Monster!
- SOUL FLAG
- SUPER★DRAGON(スーパードラゴン)
- スターダストプロモーションの若手俳優集団・恵比寿学園男子部(EBiDAN)から生まれたダンス&ボーカルユニット。メンバーは玲於、毅、ジャン、颯、壮吾、洸希、彪馬、和哉、楽の9人。2015年9月結成、2016年11月にテレビ東京系アニメ「遊☆戯☆王 ARC-V」のオープニングテーマを表題曲とするシングル「Pendulum Beat!」でCDデビュー。2017年1月に1stアルバム「1st Impact」を発表する。4月には初の東名阪ツアー「NUMBER 9 TOUR」を成功させ、6月にTBS系アニメ「トミカハイパーレスキュー ドライブヘッド~機動救急警察~」のオープニングテーマを表題曲とする2ndシングル「ワチャ-ガチャ!」をリリース。8月には東阪で行われたワンマン公演「MYSTIC BOOK」を成功させる。2018年1月に初めて恋愛ソングに挑んだ3rdシングル「Monster!」を発表した。
- SUPER★DRAGON「SUPER★DRAGON 6th ONEMAN LIVE TOUR」
- 2018年3月24日(土)
大阪府 NHK大阪ホール - 2018年3月30日(金)
福岡県 福岡国際会議場 - 2018年4月8日(日)
宮城県 電力ホール - 2018年5月5日(土・祝)
愛知県 日本特殊陶業市民会館 - 2018年5月13日(日)
千葉県 市川市文化会館