2020年5月に新メンバー4人が加入し、新体制となったダンス&ボーカルグループ・Super Break Dawn。メンバーが倍増してパワーアップを遂げた彼らが、ミニアルバム「Raise Your Heart」をリリースした。
この「Raise Your Heart」は新レーベル・Raise Your Musicからの第1弾作品として、エイベックス・エンタテインメントとディストリビューション契約を結び発売されたミニアルバム。これまでのSBDのイメージから大きく舵を切った、多彩なアッパーチューン5曲が収められている。音楽ナタリーではメンバー8人にインタビューし、グループを取り巻く環境や、コロナ禍においての活動の変化も含めて本作について語ってもらった。
取材・文 / 川倉由起子 撮影 / 須田卓馬
新時代の夜明けを自分たちが作っていく
──Super Break Dawnはどのように結成されたグループなんですか?
TAKUYA 2017年に開催されたファッション雑誌のオーディション「ダンスヴォーカルユニットデビュープロジェクト」で選ばれたメンバーによって結成されました。現在は「SBD新メンバープロジェクト」で選出された4人が加わって新体制で活動しています。初期メンバーは今年で3年目、新メンバーは加入して約半年です。
──グループの特徴や強みはどんなところにありますか?
KOTA これまでリリースさせていただいた楽曲はバラードが多くて、自分たちでもバラードが武器なんじゃないかと思っています。でもそれだけじゃなく、K-POPのようなカッコいい歌や踊りも披露できるように目指していて。幅広い音楽性を表現できるグループになるのが目標です。
HIRO 3ボーカル+1ラッパーというメンバー構成もなかなか珍しいと思うし、8人それぞれのキャラクターもめちゃめちゃ濃いです(笑)。
──ちなみに、グループ名の由来は?
HIRO 「Break Dawn」は夜明けという意味で、それに「Super」をくっつけました。
YONG つまり、「すっげー夜明けだぜ!」みたいな?
TAKUYA 新しいことに挑戦していって、新時代の夜明けを自分たちが作っていくというか。
HIRO 古い慣習をいい意味で壊したいという願いも込められていて、それが珍しいメンバー構成にも表われているんじゃないかと思います。
ムードメーカーのYUTO、最年少だけどしっかり者のYONG
──新メンバーは加入してまだ半年ということで、それぞれの紹介をお願いできますか?
RYO 僕と、YUTO、KOTARO、YONGの4人が新メンバーなんですが、あの赤髪の彼は特にキャラが強くて……(YUTOを指す)。
──お、では自己紹介してもらえますか?
YUTO はいっ! 2001年生まれのYUTOです。特技は手相を見ることとドラム。あと勉強が好きで、一度、数学で全国1位になったことがあります。
HIRO ただ、学力は高いけどしゃべるとおバカっていう(笑)。
YUTO そうなんですよー。
KOTA あと、ちょっとオネエ入ってます(笑)。
YUTO あはははは!(笑)
TAKA 普段はこういう感じなんですけど、メンバーのことを客観的に見ていて、意外としっかりしてるなと思うこともあって。
KOTA がんばり屋さんなのも彼のいいところだよね。
TAKUYA しょっちゅう空回りしてるけど(笑)。
KOTA 奇想天外な言動が多くて、気付いたら話題の中心にいる。
YONG ムードメーカーだと思う。
YUTO ありがとうございます!
──次、YONGさんは?
YONG 僕はダンス&ボーカルグループに憧れて、2年前から歌やダンスの練習を始めました。その中でラップに触れるようになって、このグループでは今ラップを担当させてもらっています。
TAKUYA 1人だけ韓国出身で、そういうメンバーがいるのもグループの強みになるのかなって。あと、最年少だけどすごくしっかりしてる。
YUTO 年下だけど、お兄ちゃんみたい(笑)。
RYO 賢くて頭がキレるから頼りになる。
KOTA ステージでもかなりセクシー。
YONG すごい褒められてる!
TAKUYA ちょいちょいかわいいところも出すよね。
RYO わかる。ライブやイベントの前、ワックスやスプレーをいつも人に借りてるんです。そういうときだけ最年少であることを賢く使うというか、ニヤっとして「RYOくん、スプレー」って(笑)。
KOTA 天真爛漫な一面も、弟っぽいと言えばそうかもね。
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ギャグ担当でダンスリーダーのKOTARO、元サラリーマンのRYO