乃木坂46の5期生がレギュラー出演する日本テレビのバラエティ番組「超・乃木坂スター誕生!」のBlu-ray BOX第1巻が4月10日にリリースされた。
5期生メンバー11人が、昭和・平成の名曲カバーに加えて本格的なコントにも挑戦するこの番組。2022年4月にスタートした前シリーズ「新・乃木坂スター誕生!」は活動を始めたばかりの5期生にとって大きなチャレンジの場となっていたが、それゆえに11人の結束はより強くなったのではないだろうか。「超・乃木坂スター誕生!」では歌においてもコントにおいてもメンバー個々のポテンシャルが発揮される場面が多くなり、名物キャラクターも多数生まれた。
「超・乃木坂スター誕生!」Blu-ray BOX第1巻には番組初回から20話までの本編に加え、メイキング映像や未公開映像などの特典映像も多数収録。またブックレットには、音楽ナタリー編集部の取材による番組プロデューサー・毛利忍氏へのインタビューが掲載されている。本特集ではそのインタビューの一部と、5期生の一ノ瀬美空、菅原咲月、中西アルノがお気に入りの歌唱シーンやコントシーンを紹介するアンケートコメントを掲載する。
取材・文 / 西廣智一
一ノ瀬美空、菅原咲月、中西アルノ
一ノ瀬美空
──「超・乃木坂スター誕生!」Blu-ray BOX第1巻に収録される#1~#20の中で、特にお気に入りの楽曲・歌唱シーンは?
「レイニーブルー」(オリジナル:徳永英明)
「超・乃木坂スター誕生!LIVE」でも披露させていただいたので、自分の中でもすごく大切な1曲になりました。すごく苦戦した楽曲だけど、語りかけるような歌い方に初めて挑戦できたという点でも、すごく記憶に残っています。
「未来へ」(オリジナル:Kiroro)
なおまお(冨里奈央、五百城茉央)のKiroroさんはこれだよ!!と思うほど、シックリ感がずば抜けてる気がします。2人の声は親和性もよく、2人とも心にすっと寄り添ってくれる気がするので何度も聴き返しました。
──#1~#20の中で、特にお気に入りのスキット / キャラクターは?
「ごきげん三姉妹」
今までのスキットの中で一番好きです。畠中さん(オズワルド・畠中悠)のお母さん役も好きだし、何よりてれさ(池田瑛紗)の振り切り具合が好きです。実は、カットの度にオズワルドのお2人や私たちもアドリブをいれまくるので、自分も出ているのに涙が出るほど笑いました。
「マブいぜ!バブ美先生!」
5期生のスキットを語るにはバブ美先生は必須!! どの登場人物もピッタリハマっているけど、さつき(菅原咲月)は特にバブリーな格好やメイクが似合いすぎてる! なぎ(井上和)とてれさ(池田瑛紗)のバブリーダンサーズや、いろは(奥田いろは)の委員長など、登場人物全員が癖になって好きです。
──チームワークのよさが光る5期生ですが、「ここがすごい!」と思うポイントは?
3年目になっても、お仕事の時の車両の中で遠足みたいに盛り上がるところ。みんながそろうとテンションが高くなって車の中が明るくにぎやかになります。仲がいいなと自分たちでも驚いています。
菅原咲月
──「超・乃木坂スター誕生!」Blu-ray BOX第1巻に収録される#1~#20の中で、特にお気に入りの楽曲・歌唱シーンは?
「アポロ」(オリジナル:ポルノグラフィティ)
アルノ(中西アルノ)と歌うことがとても新鮮で、自分で言うのは少し恥ずかしいですが、私もアルノもカッコいいジャンルの曲がハマるタイプだと思うというのが一つと、有難いことにファンの皆さまの反響もすごくよかったのもあり、とても印象に残っています!
「くちばしにチェリー」(オリジナル:EGO-WRAPPIN')
収録時から本当に好きで好きでたまらない曲です! アルノ(中西アルノ)と和(井上和)の歌声の重なり方と、雰囲気がとても好きで何度も聞き返すくらいお気に入りです。
──#1~#20の中で、特にお気に入りのスキット / キャラクターは?
「ノギスタ警察青春捜査課2」
#4でオンエアされていた回を観ていて私も出演したい!と思っていたので夢が叶ってうれしかったという意味も込めてこのスキットにしました! キャラクターも全部濃くて毎回楽しみだったのでその中に自分がいたのが新鮮でした。
「ごきげん三姉妹」
3人とオズワルドさんのキャラクターが全面に主張されていて、クセになるスキットなのでこの回を選びました! 登場人物全てキャラクターが濃いのが魅力ポイントです。
──チームワークのよさが光る5期生ですが、「ここがすごい!」と思うポイントは?
ここぞと言うところで、自分の魅力も5期生全体としての魅力も最大限発揮できるところ。もちろん他の期の先輩方もそうかもしれませんが、、、全員が全員の魅力を引き立てられるのが5期生のすごさなのかなと思っています。
中西アルノ
──「超・乃木坂スター誕生!」Blu-ray BOX第1巻に収録される#1~#20の中で、特にお気に入りの楽曲・歌唱シーンは?
「田園」(オリジナル:玉置浩二)
玉置浩二さんの楽曲を歌うということは、自分の中ではすごく大きなことで、日本の中でのトップシンガーというイメージがあったので、歌唱するにあたって、玉置浩二さんのファッションにいかに近いものにしていくか、というところにすごく苦戦した記憶があるからです。
「アンマー」(オリジナル:かりゆし58)
私が20歳を越してからすごく両親へ感謝するようになって、そんな時期に母の日スペシャルで「アンマー」をメンバーが歌ってるのを聞いて、自分自身、もっと母親にありがとうって言っておけばよかったなみたいな、自分自身のそういう経験を顧みることができた楽曲なので、すごく印象に残っています。
──#1~#20の中で、特にお気に入りのスキット / キャラクターは?
「Z世代芸人オーディション」
小川彩ちゃんの「エド・はるみ」さんのモノマネをしていたのが、もう一切似てなくて、本人もちょっと恥ずかしくて似せられなくて、、、全然似てないけど、とりあえず挑戦してみるっていう感じが、その絶妙な似てなさと、その絶妙なクオリティが私の中で刺さっていて、またいつか披露してほしいなと思ってます。
「AIロボット・ナオキ」
AIロボットのナオキを演じた、冨里奈央ちゃんかなと思います。5期生の中だと、すごく癒しキャラで、ふわふわしている感じのイメージの子が、男装ものをしていて、そのギャップでこんなかっこいい一面もあるんだと思ったのがすごく印象的でした。
──チームワークのよさが光る5期生ですが、「ここがすごい!」と思うポイントは?
各々が自分に自信がなかったり、「乃木坂スター誕生!」の歌唱でも、手が震えたりとか、そういう緊張があっても絶対に本番に向けて、必ず仕上げてくるところ。できないできないと言いつつも、しっかりとお仕事に向き合う姿勢がみんなすごくしっかりあって、11人全員、心の奥底にあるお仕事に対する向き合い方っていうのは同じ方向を向いている気がします。今までライブや苦しい時なども乗り越えることができたので、ここ一番という時の勝負強さが5期生のすごいなと思うところです。