すとぷりが7月3日に1stアルバム「すとろべりーらぶっ!」をリリースする。
3月にミニアルバム「すとろべりーすたーと」をリリースし、音楽活動を本格的にスタートさせたすとぷり。前作からわずか4カ月のスパンで発表される今作には、EDM調のダンスナンバーを中心にグループの新境地を感じさせる楽曲が並んでいる。音楽ナタリーでは2度目となるメンバー全員へのインタビューを行い、6人にとっての挑戦作となったアルバムにまつわる話題はもちろん、各メンバーの誕生日にYouTubeで公開されている新曲の制作背景など、すとぷりの活動にまつわるさまざまな話を聞いた。
取材・文 / 倉嶌孝彦
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すとぷりの存在がいろんな場所で目に見えるように
──3月にミニアルバム「すとろべりーすたーと」がリリースされた際には、作品に関連するキャンペーンが全国的に展開され、すとぷりの知名度が大きく広まったように思います。
ななもり。 アルバムのタイトル通り、「すたーと」になったという実感があります。僕らすとぷりはいろんな活動をやらせてもらっているんですけど、「すとろべりーすたーと」をリリースしたことで皆さんに「音楽活動をちゃんとスタートさせたんだな」と思ってもらえたことが大きいですね。
──コンビニやCDショップでのキャンペーン展開、「すとぷりのオールナイトニッポン 0(ZERO)」の放送決定など、今年の上半期はすとぷりさんに関するいろいろなニュースを紹介させていただきましたが、特に印象に残っている出来事はなんでしょうか?
莉犬 この間、タワーレコード渋谷店さんで展開しているイベント「すとぷりたわー」(参照:すとぷり初の公式カフェや展示イベントをタワーレコード渋谷店で)にメンバーみんなで行ってきたんですよ。僕らのライブ写真や衣装の展示だったり、コラボカフェだったり、いろんなことが展開されていて、すごく楽しかったです! 中でもカフェで食べたオムライスがめっちゃおいしくて。
さとみ タワーレコードのお店の中が僕らのコーナーだらけなんですよ。実際に見に行くまでどういうものかよくわかっていない部分もあったので、店に足を踏み入れて「すごいことになってるぞ」と驚いて、「きっと僕らのリスナーさんが来たらすごく喜ぶだろうな」と思いました。カフェには僕らのメンバーカラーのオリジナルドリンクがあって、みんなで注文し合って楽しみました(笑)。
ころん 僕は、ファミリーマートさんで展開してもらったキャンペーンが印象的です(参照:全国のファミマで「すとぷり」キャンペーン決定、“池袋ジャック”も同時開催)。Twitterで反響を見てみたら、リスナーさんの親がブロマイドを集めてくれていて。僕らの活動をリスナーさんの親の世代にも認識してもらえたことがうれしかったですね。
るぅと 僕もファミリーマートさんのキャンペーンが印象に残ってますね。コンビニって全国にあるし、お菓子を買うと景品がもらえるというキャンペーンだったので、僕らのことをそこまで深く知らない人たちにも参加してもらえたんじゃないかな。リスナーさんの中には「すとぷりのことをキャンペーンで知りました」と言ってくれた人もいるんです。
ななもり。 個人的な話になってしまうんですけど、家族から「コンビニでキャンペーンを見たよ」という連絡があったんです。普段は活動のことで連絡が来ることがあまりないから、「やっぱりコンビニでの展開はすごいんだな」と思いましたし、「もっとがんばらないと」という気持ちが強くなりましたね。
ジェル 僕らのようなインターネット上で活動している人たちって、ちょっと色眼鏡で見られがちというか。中には配信を観ていることを友達に隠しているリスナーさんもいるかもしれない。でも、すとぷりの存在がいろんな場所で目に見えるようになったことで、「すとぷりのファンだ」と言いやすくなったと思うんです。学校にブロマイドやクリアカードを持って行ったリスナーさんが、「友達とすとぷりの話をしてきた!」と報告してくれたのはすごくうれしかったですね。
“面白い系”のすとぷりがカッコいい曲に挑戦
──今作「すとろべりーらぶっ!」は、前作「すとろべりーすたーと」からわずか4カ月という短いスパンでリリースされます。かなり早い段階からアルバム作りに取り組んでいたんですか?
ななもり。 実を言うと、「すとろべりーすたーと」の発売日の1カ月前にはもう「すとろべりーらぶっ!」の準備を始めていました。「すとろべりーすたーと」を制作していく中で「もっといいものができるんじゃないか」と感じることがあって、るぅとくんと相談しながら「すとろべりーらぶっ!」の方向性を決めていきました。
るぅと 「すとろべりーらぶっ!」のテーマは「挑戦」です。サウンド面で今まで歌ったことがないジャンルの曲に挑戦していますし、初めての3人のコラボ曲にもチャレンジしてみました。
ななもり。 今までのすとぷりにはかわいいタイプの曲やバンドサウンドの曲が多かったんですけど、るぅとくんと打ち合わせしていく中で「K-POP系のカッコいい曲を歌ってみたいよね」という話になって。EDMっぽいサウンドでどんどんフロアを盛り上げていく、ちょっとパリピが好きそうな曲をやってたのは今作での大きな挑戦ですね。
──アルバムの1曲目「GO GO CRAZY」と2曲目「Move on!」はEDM調のダンスナンバーで、今おっしゃっていた「挑戦」が特に表れていますね。
ななもり。 はい。僕らも意識して、アルバムのド頭で聴いてもらおうと思って1曲目と2曲目に置きました。
莉犬 いやあ、でも最初に曲をもらったときは不安だったよね。
さとみ うん。「こんなカッコいい曲、僕らにちゃんと歌えるのかな?」と思ったよね。僕ら、どっちかと言うと面白い系で通っているところもあるし……。
ななもり。 「豚に真珠」とまでは言いませんが、確かに「僕らにこの曲を歌えるのか?」という不安はありましたね。ただしっかり練習して歌ってみたら、ちゃんとカッコいい曲に仕上がって、新しい挑戦への手応えがバッチリありました。
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一発録りだったセリフパート
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