MAZZEL「マゼラジ」×スカパー!|ラジオ公開収録前にインタビュー、デビューから半年を振り返る

10月26日、MAZZELがパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「MAZZEL RADIO STATION」の公開収録が行われた。このラジオ収録の模様が「MAZZEL RADIO STATION vol.1 ~公開収録の様子を見せちゃいます!~」と題して、11月5日より「スカパー!番組配信」にて配信されている。

MAZZELは、SKY-HIが代表取締役CEOを務めるマネジメント / レーベル・BMSGから今年5月にデビューした8人組ダンス&ボーカルグループ。デビュー後わずか3カ月で「SUMMER SONIC」のステージに立ち、今年12月には京セラドームで開催される「D.U.N.K. Showcase in KYOCERA DOME OSAKA」への出演を控えるなど、デビュー以降、その実力と存在感を着実に高め続けている。

MAZZELが音楽ナタリーに登場するのは今回が初めて。「マゼラジ」公開収録前に行われた本インタビューでは、RAN、SEITO、NAOYA、HAYATO、そしてTAKUTO、KAIRYU、EIKI、RYUKIの2組にデビューから半年、という節目に際してこれまでの活動を振り返ってもらった。

取材・文 / 岸野恵加撮影 / 藤記美帆

インタビュー①
(RAN / HAYATO / NAOYA / SEITO)

じわじわと見つかっている実感がある

──MAZZELさんは音楽ナタリー初登場なので、まずはそれぞれ自己紹介をお願いします。グループ内での立ち位置や役割などもあれば、ぜひ一緒に教えてください。

RAN はじめまして、RANです。役割……は、僕たち、特に決まってないんですよね。ダンスに自信があります。

HAYATO HAYATOです! 愛され最年少です。

SEITO 愛されてるかな?(笑)

HAYATO え? ただの最年少?(笑)

NAOYA NAOYAです。20歳です。なんだろう……愛されマンネ(最年少)ラインです。

SEITO SEITOです。21歳です。愛されお兄ちゃんです。

HAYATO そっか。

SEITO 「そっか」はやめて(笑)。

──息ぴったりですね(笑)。MAZZELがデビューしてもうすぐ半年が経ちます。多くのフェスに出演するなどとても精力的に活動してきましたが、特に思い出深い出来事を挙げるとしたら?

HAYATO 「SUMMER SONIC」ですね。アーティストになれたら、いつかは「サマソニ」のステージに立ちたいと思っていたので。何年かかったとしてもいつか絶対に出演したいと思っていましたが、まさかデビューして数カ月後に叶うとは思わず、本当に驚きました。

HAYATO

HAYATO

──フェスはアウェーになることも多いと思いますが、どういうマインドでライブに臨んでいますか?

HAYATO まず、「僕たちを見つけてもらいたい」という思いがあります。そしてアウェーであっても、自分たちが一番楽しんで、お客さんにも楽しんでもらうことを心がけました。

SEITO うんうん。その結果、じわじわとMAZZELを見つけてもらっている実感があります。フェスへの出演を重ねていくうちに、客席を見渡したときに「僕らを観にきてくれたんだ」とわかる人が、目に見えて増えているなと。

──MAZZELさんのYouTubeのコメント欄では、「◯◯フェスで初めてMAZZELを観て、この動画にやってきました」というような書き込みもよく見かけますよね。

RAN 本当にありがたいです。少しずつホーム感が出てきたステージもありました。いい緊張感を持ってパフォーマンスを見せられたり、ステージ上でできることも増えてきたりして。会場の盛り上げ方も、徐々に感覚をつかめてきていると思います。

SEITO (所属事務所・BMSGの代表を務める)SKY-HIさんも「MAZZELはもっともっといけるよ」って言ってくださるので、僕たちも自信を持ってステージに臨めています。ライブパフォーマンスに“慣れる”という面では、多くのフェス出演を通じていい修行をさせていただいたのかなと。

SEITO

SEITO

「やりたかった」が叶った曲

──半年間で、特に成長を感じたところは?

HAYATO デビュー当初、ライブ前は「ちゃんと歌えるかな」「ダンスはどうしよう」という緊張が大きかったですが、フェスへの出演などを経て、「みんなでいいステージを作り上げよう」という気持ちがより大きくなっていったんです。それは自分にとっても、MAZZELにとっても大きな成長だったと思います。

NAOYA 一方で、会場全体を巻き込む力はまだ足りないというか、単純に歌とダンスを披露するだけになってしまうこともあって。いかにメッセージを伝えられるパフォーマンスをするかも、さらに意識していきたいですね。

NAOYA

NAOYA

RAN そこはまだまだ伸びしろがあると思っています。メンバーともいつも話すんですが、僕たちはリリースした楽曲がまだ少ない中でも、たくさんの場でパフォーマンスをさせてもらってるんですよね。場数を踏んで得た経験値をこれから立つステージで生かしていけたらと思いますし、ここからMAZZELの楽曲数が増えていくことで、またさらにいろんな色をお見せできると思っています。

──確かに、これまでMAZZELとしてリリースしている楽曲はまだ8曲なんですよね。曲のテイストがとても多様な印象があります。

RAN みんな通ってきた音楽も好きなジャンルも違うし、ジャンルレスでありたいという思いがあります。それぞれのメンバーが持つ強みを生かせる曲を模索する過程で、いろんなジャンルの曲が生まれているのかなと。これからもみんなで追求していきたいです。

RAN

RAN

──ニューシングル「Carnival」の収録曲の中で、特に好きなパートを挙げるとすると?

HAYATO 「Carnival」の途中に、RANやSEITOのパートでジャズテイストになるところがあるんです。デビュー曲の「Vivid」もジャズっぽいパートがあるんですけど、僕はそういうところが好きです。MAZZELはおしゃれな楽曲が多いなって。

SEITO 「Carnival」は僕たちの表現したかったことが叶った曲なんです。「Vivid」はポップな感じだったんですけど、続いてすぐのこのタイミングで、「Carnival」のようなビートが重いダークな楽曲をやらせてもらえたのはうれしかったですね。メンバーみんな喜びました。

──今後もいろんなジャンルの楽曲にチャレンジしていくと思いますが、やってみたいジャンルやコンセプトはありますか?

NAOYA 僕は、ホラー……? というのか、なんだかちょっと怖いテイストの、考察がはかどるようなミュージックビデオを作ってみたいです!

──NAOYAさんもけっこう考察するタイプなんですか?

NAOYA いや、僕はしないんですけど(笑)。

RAN せんのかい(笑)。

NAOYA そういう作品は盛り上がりそうだし、MUZE(MAZZELファンの呼称)の皆さんも楽しんでくれるかなと!

HAYATO 僕はバラード曲を作りたいです。MAZZELの持ち曲にはまだないので、いつか自分たちっぽいバラードを出せたらいいなと思ってます。

RAN やってみたい曲……たくさんありますね。僕はダンスが得意なので、ストリートっぽい、ダンスをバチバチに踊れる曲はやりたいですね。あとはマイクリレーとか。メンバーそれぞれの色が1曲にまとまったような楽曲を1つ出したいです。

SEITO  MAZZELは音数が多い曲をけっこうやってきたので、僕は音数が少ない、シンプルで落ち着いたサウンドの曲をやってみたいですね。

MAZZEL

MAZZEL

“公共の電波に流していいかどうかラジオ”

──「マゼラジ(MAZZEL RADIO STATION)」が始まって7カ月が経ちましたが、これまでの放送回でお気に入りのエピソードはありますか? 音声配信サービスAuDeeでバックナンバーも聴けるので、オススメの回があればぜひ教えてください。

SEITO 始まったばかりの、僕たちがまだ初々しい頃のラジオを聴いてみたいですね。

RAN 初回は自己紹介をしたんですけど、なかなかひどいラジオだった記憶がうっすらとあります(笑)。

NAOYA 一番聴きたくないのは、ナオトム(NAOYAとHAYATO)が2人で出演した回(#17)。あれは神回です。ひどかった……(笑)。

NAOYA

NAOYA

HAYATO 家でしゃべってるみたいになっちゃった回ね……。

NAOYA はい。誰にも話が通じなくて(笑)。

HAYATO 自分たちであとから聴いてひどすぎて、反省しました(笑)。

HAYATO

HAYATO

RAN “公共の電波に流していいかどうかラジオ”(笑)。ある意味そういう貴重なトークも聴ける番組ではありますね。

──そうしたメンバーの素顔が知れるのは、ファンの方はうれしいですよね。

NAOYA ファンの方は喜んでくださると思うんですけど、たまたまラジオをつけて初めて聴いた方はびっくりしてしまうと思うので(笑)。しっかりしたいです!

SEITO がんばろう(笑)。でも、ラジオは本当に楽しいよね。

SEITO

SEITO

RAN いきなりプライベートな友達の名前を出すメンバーもいたり(笑)。

HAYATO (笑)。それぐらいなんでも話せるし、自分たちの近況報告をできる場があることがうれしいです。

──毎回皆さんが好きな楽曲を紹介する「MAZZEL TRACKS」というコーナーがありますよね。皆さんの素顔が浮かび上がってくるし、音楽愛も伝わってきて、個人的にはとても好きな企画なんです。HAYATOさんは、これまでの出演回で毎度、TREASUREさんの曲を挙げていましたが……。

HAYATO はい、本当に大好きなんです! MUZEの方にTREASUREさんを知っていただこうと思って、勝手に毎回布教しています(笑)。TREASUREさんにお会いしたことはないんですけど、いつかお会いしたいですね。「MAZZEL TRACKS」は自分が好きな曲をかけられるので、僕も好きなコーナーです。

SEITO いつか愛が届いて、TREASUREさんに会えるといいよね。

──今日はこのあと公開収録ですが、緊張していますか?

RAN 緊張はしてないです。MUZEの皆さんの前で失言しないようにだけは気を付けたいです(笑)。今日もいろいろな伝説が生まれるかもしれないですね。

RAN

RAN

NAOYA 衣装もちょっと秋テイストになっていて新鮮だと思うので、そこにも注目していただきたいですね。

HAYATO ゲームなどもいろいろやりますし、新しいコンテンツもあります。当日来られなかった方もスカパー!番組配信で観られるので、ぜひチェックしてみてください!

2023年11月16日更新