SKE48|結成11年目、未開の地へ

これぞ自分が大好きだったSKE48!

──ところで最近のSKE48は積極的なライブ展開も目立っています。関東ツアー「SKE48コンサート炎の関東ツアー2019~みなさん長らくお待たせしました~」を大盛況で終わらせたかと思いきや、休んでいた47都道府県ツアー「SKE48 47都道府県全国ツアー "令和元年 再開" ~機は熟しすぎた!?~」も再開決定。手応えはいかがですか?

松本 47都道府県ツアーは2014年に始まっているんですよ。あの頃とは当然メンバーもガラリと変わりますし、そのときそのときの新しいSKE48をお見せする形になっているんですね。私たちの地元・愛知だったり、東京や大阪といった都市部はともかくとして、地方に住むファンの方ってなかなかアイドルのライブを観にいく機会がないという声もよく耳にするんです。熊本なんて一度は公演が決まっていたのに中止になったものだから、楽しみに待ってくれている方も多いはずですし。

左から佐藤佳穂、井上瑠夏。

井上 熊本出身の私としては、より一層、気合が入ります。熊本公演が中止になったのは、熊本地震のときだから2016年の4月なんですね。そのときは私、いちファンとしてYouTubeで中止の会見を観ていましたから。まさか自分がそのSKE48のメンバーになって、地元にコンサートで帰ってくることになるとは……。今は「くまもと大好き大使」と「熊本いきなり団子大使」も兼任させていただいているので、SKE48の魅力を熊本に伝えることはもちろん、熊本の魅力もSKE48を通じて全国に広めていけたらと思っています。

江籠 この前終わった関東ツアーも“攻め”のセットリストで、途中で寸劇を入れたり、ダンスパートを増やしたり、新しいチャレンジが盛りだくさんだったんですよ。ステージに立っていて手応えがありました。ひさしぶりに「これぞ自分が大好きだったSKE48!」って感じましたから。メンバーは全力で踊りまくって、ファンの方も負けじと全力で応援して……。メンバー1人ひとりのスキルアップにも確実につながったと思います。

ド派手にブチかましていきます

──「FRUSTRATION」はMVもゴージャスですね。なんでもアメリカ・ロサンゼルスで撮影したそうで。

古畑 まず素朴な疑問として「わざわざLAで撮る必要があるのかな?」と思ったんです。だけど曲を聴いて現地の風景を見たら、「あっ、これは東京や名古屋じゃ絶対に無理だ」と一発で理解しました。イケイケな曲調に合わせて、メンバーもはしゃぎながら泡パーティをする。最初から最後まで本気でノリノリなんです。サングラスをかけて「イエーイ!」とかやるのに、やっぱり日本だと恥じらいが出ちゃうんですよね。

──この曲は古畑さんがセンターという前提があったから、パリピ仕様になったんですか?

古畑 そういうわけでもないんですけどね……ただ自分でも、イメージ的にピッタリだと思います。最初に聴いたとき、「めっちゃブチかますじゃん」ってアガりましたから(笑)。曲調からして今までのSKE48とは全然イメージが違うし、ラップもB-BANDJさんとJuaさんにがっつりやってもらっていますし、衣装も「LAGUA GEM」さんとタイアップさせていただいていますし、何から何まで超豪華!

──初センターのお膳立てはバッチリだと。

古畑 いやいや、私1人の力じゃないですから。でもちょうどSKE48が変わっていく時期に、今までとは違うタイプの曲で、私がセンターをやらせていただく。ものすごく恵まれているなと感謝しています。それと同時に今までになかった曲だからこそ、これまでSKE48に興味がなかったという人にもアピールできるんじゃないかと思うんです。

──この曲をもって“名古屋のSKE48”から“全国のSKE48”、そして“世界のSKE48”へと本格的に広がっていくかもしれません。

左から松本慈子、野島樺乃。

野島 そうなるとうれしいですね。初めて選抜に入れたという思い入れもあると思うんですけど、単純に曲としても個人的に大好きなんですよ。渋谷とかでもたくさんかけてもらえるようになったら、すごくうれしいなと思います。

松本 なんか微笑ましいね。樺乃ちゃんの中では、イケイケの象徴が渋谷なんだ(笑)。

野島 だって想像してくださいよ。渋谷のタピオカ屋とかで流れていたら、超合うと思いませんか? 渋谷のタピオカ屋が、私の中ではパリピの溜まり場ですね(笑)。

古畑 とにかくこの曲はファンの方と一緒に盛り上がれると思うんです。夏のフェスとか屋外も最高に合うでしょうしね。メンバーも全員イケイケのモードで、ド派手にブチかましていきますんで(ウインクしながら右手親指をサムズアップ)。

ツアー情報

SKE48「47都道府県全国ツアー "令和元年 再開" ~機は熟しすぎた!?~」
  • 2019年9月16日(月・祝)福島県 けんしん郡山文化センター
  • 2019年10月22日(火・祝)長野県 ホクト文化ホール 大ホール
  • 2019年11月3日(日・祝)岐阜県 長良川国際会議場 メインホール
  • 2019年12月22日(日)福井県 フェニックス・プラザ
  • 2020年2月23日(日)宮崎県 宮崎市民文化ホール
  • 2020年2月24日(月・振休)大分県 iichiko総合文化センター
  • 2020年3月1日(日)熊本県 市民会館シアーズホーム夢ホール(熊本市民会館)
左から松本慈子、江籠裕奈、古畑奈和、佐藤佳穂、野島樺乃、井上瑠夏。