ナタリー PowerPush - 色即ぜねれいしょん
今、くすぶっているすべての人々へ。心熱くする青春映画、誕生。田口トモロヲ&渡辺大知インタビュー
映画「色即ぜねれいしょん」がこの夏ついに公開決定。みうらじゅんの自伝的青春小説を原作に、盟友・田口トモロヲが監督したこの作品は、音楽ファンなら決して見逃すことのできない青春映画の傑作だ。
主人公の“純”役に抜擢されたのは撮影当時現役高校生だった黒猫チェルシーのボーカル、渡辺大知。さらに峯田和伸(銀杏BOYZ)、岸田繁(くるり)が重要な役どころで脇を固め、この映画でしかありえないミラクルなラインナップが実現している。
また、主題歌「どうしようかな」は、伝説のロックバンド・村八分の名曲を渡辺大知、峯田和伸、岸田繁の3人がカバーしたという話題の楽曲。
ナタリーではこの映画の公開を記念して、監督の田口トモロヲと主演の渡辺大知にインタビューを行い、映画の魅力や主題歌について話を聞いた。
激しさと純朴さのギャップで、これはいけると思った(トモロヲ)
──まずはトモロヲさんと大知さんが最初に出会ったときの印象から教えてもらえますか?
田口 僕が最初に見たのは、大知くんがバンドで歌っているときの映像です。この役は、歌が歌えてギターを弾けるっていうのがマストでしたので、バンドをやっているリアルな高校生を探していこうという話になっていたんです。で、見せてもらったその映像にはステージでの激しいアクションと同時に、日常の映像も映っていて。ライブではものすごく激しいのに、普段は非常に礼儀正しくて純朴で。
──第一印象で気に入りました?
田口 悩める普通の等身大の青年がそこにいたので、そのギャップがこの作品の主人公にはハマるかな、と思いまして。それでオーディションに来てもらったらイメージしたとおりの人で、これはいけるかもしれないな、と感じました。
──なるほど。大知さんはそのオーディションのときのことは覚えてますか?
渡辺 はい。最初に話をもらったときは信じられなくて。ウソだと思ってたんです(笑)。事務所の方から電話があって、映画のオーディションの話があるんだけどって。「そんなバカな」って思いながら半信半疑でオーディションに行ったんです。
──トモロヲさんのことは知っていたんですか?
渡辺 はい。もちろん知ってました。
──初対面の印象はどうでした?
渡辺 落ち着いた人だなって。なんていうんですかね。大人っていうか監督っていうか。オーディション会場で並んでて、プロデューサーさんとかいろんな方がいたんですけど、1人だけやっぱり違う感じがしました。
──それにしても大知さんは、この映画の主人公“乾純(いぬいじゅん)”役にぴったりハマっていましたよね。
渡辺 最初に原作を読んでオーディションに行ったんですけど、純にはすごく共感もするし、やりたいなとも思ったけれど、受からないだろうな、と思っていて(笑)。だから受かったときはちょっと信じられなかったです。
──純に共感するところ、純と自分が似ているところはどこだと思いますか?
渡辺 あまり自分から「何かしようぜ」って行くわけじゃないのに、実は1人のときにはメラメラ燃えてる感じとかですかね。外に発信しないで頭ん中でいろいろ考えるところが似てるな、って思いました。
映画「色即ぜねれいしょん」
- 出演:
- 渡辺大知(黒猫チェルシー)、峯田和伸(銀杏BOYZ)、岸田繁(くるり)、堀ちえみ、リリー・フランキー、臼田あさ美、石橋杏奈、森岡龍、森田直幸、大杉漣、宮藤官九郎、木村祐一、塩見三省
- 監督:
- 田口トモロヲ(「アイデン&ティティ」)
- 原作:
- みうらじゅん(光文社文庫刊)
- 脚本:
- 向井康介(「リンダ リンダ リンダ」)
- 音楽:
- 大友良英
スペースシャワーTV20周年記念作品 / タワーレコード30周年記念作品 / KBS京都テレビ開局40周年記念作品 / ユースホステル誕生100周年記念作品
2009 / 日本 / カラー / 35mm / 114min / ビスタサイズ / DTSステレオ
8月15日(土)よりシネセゾン渋谷、新宿バルト9、吉祥寺バウスシアターほか全国公開。
8月8日(土)より梅田ガーデンシネマ、なんばパークスシネマ、シネリーブル神戸ほか関西先行ロードショー。
8月7日(金)にMOVIX京都にて“前夜祭”イベント開催決定。
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