死ぬまで歌を歌い続けたい
──「待ち合わせは君のいる神泉で」は作詞がヤマモトショウさん、作曲がひろせひろせさんです。
この曲はひろせさんが私に歌ってほしいって作ってきてくれた3曲のうちの1つで、こちらからオーダーは特にしていなくて。ひろせさんは「SHE IS SUMMERはライブを意識して作った曲が少ないって聴いたからこういう曲はどうかな?」って持ってきてくれたんですよ。まさにこういう曲を欲していたので、今作に収録させてもらいました。歌詞は私がワンコーラス考えて、あとは使いたい言葉や表現を伝えてショウさんに書いてもらって。これは私からリスナーに向けた“変化球応援歌”なんです。私は、“がんばりどき”っていうものがあってそうじゃないときにがんばっても効率があまりよくないと思ってるんです。効率よくがんばるために休むこともがんばっていることになると思うので、そういう考えを歌詞にしてもらいました。ことわざっぽいフレーズがたくさん入っているのはひろせさんから「ライブで『○○っていう歌詞が入っていた曲」って残るといいよね」というアイデアがあって、それを生かしました。私は犬が大好きなので、ショウさんにお願いして犬という言葉もうまく取り入れてもらって。ショウさんの得意な言葉遊びが発揮されている歌詞です。
──そしてラストは「Swimming in the Love E.P.」収録の「出会ってから付き合うまでのあの感じ」で締めくくられます。1stフルアルバムが完成して、このあとSHE IS SUMMERはどういうアーティストになっていきたいと思いましたか?
私はバンドをやってる頃は音楽は夢で、それを叶えるために日々を費やしていたけど、最近はその逆で日々生きている時間を大切にするために歌を歌いたいと気持ちが変化してきてるんです。それがとっても気持ちのいいことだったので、これからも“MICO”が1人の女の子としても人間としても、日々を大切に生きるために死ぬまで歌を歌っていられたらいいなあと思っています。そしてそれが誰かの気持ちを照らすことができたらうれしいし、そんな背景を知らずとも楽しめるエンタテインメントを作っていけるようになりたいとも思っています!
奥冨直人(BOY)
サイダーの様に刺激的だったり、
清涼水の様に爽快だったり、
彼女が生み出すWATERは変幻自在に形を変えていく。
Album“WATER”に詰まった12種類の水が、
沢山のカラダを潤しますように。
どこまでも等身大で、流されない確かなパワー。
クライマックスの深読みはせず、
プロローグでときめく恋がしたい。
そんな気持ちでいっぱいになる1枚です。
東京・渋谷にある古着屋BOYのオーナー。BOYのショップコンセプトは「FASHION&MUSIC」で、奥冨がセレクトした気鋭アーティストの音源なども取り扱う。またTOMMY名義でDJとしても活動している。
コレサワ
初めてランチした時、歌ってる時より声が大きくてギャップにびっくりした。この子は、歌うように話して、話すように歌う女の子だなーと思いました。だからMICOちゃんの歌を聴いてると女の子と話してる気分になる、とても好きです。アルバム発売おめでとう! またランチ行こうね。
大阪府摂津市出身の女性シンガーソングライター。2015年に初の全国流通盤「君のバンド」を発表した。「女子、ジョーキョー。」「ジエイポップ」とインディーズでリリースを重ね、2017年8月にアルバム「コレカラー」でメジャーデビュー。10月末より「コレサワ ワンマンツアー 2017 君の街にいくカラー」を開催している。
土器大洋(LILI LIMIT)
このアルバム…素直にいい曲だらけ!
遊び心があって、個性的で、だけどもちゃんと一つの線に寄り添ってる。「WATER」のイメージを忘れることなく最後まで聴けた。
今回初めて関わらせてもらった僕は、これまでのSHE IS SUMMER・MICOについて深くは知らない。
だけれども、現場での曲についての会話や、完成したMVでの様子から、MICOちゃんの「変わりたい」という気持ちを強く感じた。すごく共感できる。そうでなきゃ!と思う。
“SHE IS SUMMER”という名義で活動している理由がぼんやりと透けて見えた気分。純粋にアーティストなんだ。
これからの変化へのお手伝いに少しでもなれてたらいいな。
一緒にやれて良かったな。何より、楽しかった!
LILI LIMITのギタリストとして、2016年7月にキューンミュージックよりメジャーデビュー。ボーカルの牧野純平と共に作曲も手がけている。最新作は2017年6月発売のCD「LAST SUPPER」。12月にはmol-74と中国ツアー「ROCKING BOAT」を開催する。
ひろせひろせ(nicoten、フレンズ)
「WATER」完成おめでとうございます!
「めっちゃいい」と個人的にMICOちゃんに連絡してしまったんですがこの文章を書きながら改めて聞いてます、本当に素敵な1枚です。
アルバムには2曲提供させて頂きました。
「MICOちゃんに合うような曲」なんてことは気にしないで「俺が聴きたい曲!」をテーマに書きました!
それを受け入れてくれたSHE IS SUMMERチームに感謝!
もしもまた書かせて頂けるなら、なんて妄想、しちゃってますんで、宜しくお願いします!
nicotenではベース、フレンズではMCとキーボードを担当。両バンドでの作曲センスが評価されており、最近ではSexy Zone「ぎゅっと」をはじめ、さまざまなアーティストへの楽曲提供やプロデュース業も行っている。フレンズとしては11月22日に“プチアルバム”「プチタウン」をリリース、2018年1月に大阪・BIGCAT、東京・Zepp DiverCity TOKYOにてワンマンライブを開催する。
- SHE IS SUMMER「WATER」
- 2017年11月8日発売 / Being
-
[CD]
2800円 / SCL-003
- 収録曲
-
- (mirage)
[作曲:Sosuke Oikawa(CICADA)] - とびきりのおしゃれして別れ話を
[作詞:MICO、ヤマモトショウ / 作曲:釣俊輔] - 私たちのワンピース
[作詞:MICO / 作曲:石井浩平(Alaska Jam)] - NIGHT OUT
[作詞:MICO / 作曲:小島英也(ORESAMA)] - WATER SLIDER
[作詞:MICO / 作曲:土器大洋(LILI LIMIT)] - ナイトブルー
[作詞:角舘健悟(Yogee New Waves) / 作曲:orange spotting]
- LAST DANCE
[作詞:MICO / 作曲:木暮晋也(ヒックスヴィル)] - 思い出はシャンプーの中に
[作詞:MICO / 作曲:原田夏樹(evening cinema) / 編曲:渡辺シュンスケ(Schroeder-Headz)] - あれからの話だけど
[作詞:MICO / 作曲:ひろせひろせ(nicoten、フレンズ)] - 冬の街とキミと永遠に
[作詞:かせきさいだぁ / 作曲:宮野弦士] - 待ち合わせは君のいる神泉で
[作詞:ヤマモトショウ / 作曲:ひろせひろせ(nicoten、フレンズ)] - 出会ってから付き合うまでのあの感じ
[作詞:MICO、ヤマモトショウ / 作曲:釣俊輔]
- (mirage)
- 公演情報SHE IS SUMMER Join ROOM SHARE the FINAL
-
2017年11月11日(土)東京都 渋谷CLUB QUATTRO
出演者 SHE IS SUMMER / Shiggy Jr.
- SHE IS SUMMER(シーイズサマー)
- 1992年9月3日生まれのMICOによるソロプロジェクト。2015年9月に解散したエレクトロポップユニットふぇのたすのボーカリストとして知られ、キュートな歌声とルックスでポップアイコンとしても注目を集める。2016年4月1日にSHE IS SUMMERを始動。同年8月に4曲入りのCD「LOVELY FRUSTRATION E.P.」をリリースした。2017年6月に5曲入りのCD「Swimming in the Love E.P.」を発表。同年11月にバンド時代も含めてキャリア初となるフルアルバム「WATER」をリリースする。これまでに発表してきた作品にはひろせひろせ(nicoten、フレンズ)、高橋海(LUCKY TAPES)、角館健悟(Yogee New Waves)、原田夏樹(evening cinema)、土器大洋(LILI LIMIT)といったMICOと同世代のアーティストを多く起用しており、彼らとのコラボレーションによって生まれる多彩なサウンドでも人気を博している。
- マメタロウ
- ビションフリーゼの男の子。KANA-BOONや忘れらんねえよなどさまざまなアーティストのスタイリングを手がけるスタイリスト・入山浩章の愛犬。11月に1歳になる。