音楽ナタリー Power Push - SECRET 7 LINE
“SHINJIの生きた証”が形になるまで
GOOD4NOTHING / 「NOT COMPLICATED」参加
MAKKIN
リョウからRECの話をもらったのですが、最初は「ホンマに俺でいいのかな?」と一瞬迷いましたが、その時に即答させてもらいました。
シクセブとはいっぱいツアーも回っていたし、プライベートでもよく会っていたので逆に「俺しかいないな」「いや、俺がやるんだ!!!」という気持ちになりました。
で、プリプロ段階の曲をもらったのですが、リョウにフレーズはお任せしますといわれました。
俺は「ほったらかしかーい!!!」と思いました(笑)
でも、その曲を聞いている段階でフレーズが自然と出てきました。
今思えばあの時シンジが憑依していたんじゃないのかな。
いざ、レコーディングに挑んだらミスってボロボロで(笑)
まあなんとか終わりました。
リョウから出来たてのアルバムを聴かせてもらったのですが、最高の出来映えで。
ほんまに今回のアルバム「THE SOUND OF US」に少しでも関われた事に感謝しています。
リョウ、タケシ、シンジありがとね!!
U-TAN
シクセブのメンバーからシンジと作りかけの作品があって、先の事はまだ考えられへんけど、これだけは完成させたいから力かして欲しいと話をもらった時に、自分の事のように同じく、これは完成させなあかんって直感で思って参加させてもらった。早くライブで見てみたい。そんな作品です!!
TANNY
誘われた時正直嬉しい気持ちと切ない気持ちが同じだけありました、でも自分に出来る事はこれぐらいしかないと快く引き受けさせてもらいました。
少しの時間やったけど一緒の作品に携われて嬉しく思ってます、この作品が天まで届きます様に。
hamaken(AIR SWELL) / 「OUR SONG」「CRAZY」参加
以前からリョウさんとよく飲みに行ってはお互いのデモを聴かせ合って感想言い合ったりしてたので、今作はシクセブがレコーディングする前から何度か聴かしてもらってましたが、やはりソレが形になるとグッとくるものがありますね。ゲストコーラスの話をもらった時は素直に嬉しかった。シンジさんが残した曲に参加させてくれてありがとうございます。リョウさんと2人、泣きながら食った焼き鳥と酒の味は今もしっかり覚えてる。何度も飲みに行っては色んな話をした。きっとシクセブクルーはもっと色んな話をして、今作を仕上げたんだと思うし、日本中のシクセブが大好きな皆さん、シンジさんが大好きな皆さんも俺らと同じように色んな話をしたことだろうと思います。だからこそ住んでる場所やシチュエーションは違えど気持ちは同じだと信じてる。ぜひ受け取ってください。日本中のあなたに届け。そしてあなたのステレオから、あなたの車の中から、あなたのイヤホンから、空の上まで届け。
JYU(UZMK) / 「CRAZY」参加
生前シンジから
「この曲オモロくしたいです」と共作を依頼されたのが
今回の曲で
あーしたいこーしたいと。
アルバムに対する意気込みを感じ
シクセブの未来的な事も含め作品のイメージ案を出しあってたのですが
今回、事故があり制作はストップ
「せめて完成だけでもさせたい。」と
勝手に妄想してる時に
キックロックの平野さんから直電がありまして
「ジュウ!! シンジとのコラボの曲ってどないなってんのー?」て
「やり取りは1番までで止まってますね」と返答
そしたら
「完成させて欲しいねん」と言われました
「やるなと言われても何とかしたいと思ってました」と二つ返事でやらしてもらいました!!
ただ
シンジとのやり取りが出来ない以上
どの幅まで自分のイメージでやって良い物か??
そこは悩みましたけど。。。
シンジの話してた意図にできるだけ近づけるよう完成させました。
シクセブと出会ってから
人も音も好きで
ずっと何か出来たらいいなー。と思って
自宅で勝手に
彼らの曲をリミックスしたり、それにPVつけてみたり
シンジにも一度見てもらった事もありましたね。
内密に遊び感覚で
色々と創って行くうちに
楽しいと感じる沸点を共有出来るようになり
具現化した。と
なので
この形で曲が世に出たのは
共に望んでた事だと思います。
もう彼と酒を酌み交わす事はできないですが
作品の中の生きた彼の声と音、にはいつでも会える
「真っ直ぐに生きる」意味と
「永遠」って言葉を教えてもらいました。
作中の彼は今日も歌い
世界中の誰かに熱いメッセージを伝え続けてます。
今回の件で相当苦しんだだろう。
精神的に乗り越え発売を決断された
残されたメンバーやご家族も関係者も
またそれに助けるべく有志が集まり
シクセブを愛する全ての人間の想いが
このアルバムを創り上げたのだ、と思うと
今回参加出来た事はUZMK全員の誇りにも思います。
ありがとう!シンジ
MATSUMURA(LAST ALLIANCE) / 「THE SOUND OF YOU」参加
リョウから電話があったのは事故後暫くしてからで、シクフェス出演と新曲のベースダビングのお誘いでした。声を震わせながら、言葉に詰まりながらのお願いに、受けてるこっちがその場で泣いてしまいそうでした。正直、現在進行形の彼らの音源に僕が参加することが、彼らにとって最良なのか悩むところもありましたが、とにかく何でも良いから二人の力になってやりたいって気持ちで快諾しました。レコーディングはデータのやり取りで行いましたが、送ったベースのデータにも凄く喜んでくれて、微力ながら力になれた気がして本当に嬉しかった。年が明けて届いたマスタリング音源は、これまでにないくらいの挑戦で攻めまくっていて、間違いなく彼らシクセブの「新譜」として完成されていました。こんなにポップでキャッチーで、後ろ向きだけど前へ進む、素敵なアルバムに参加できた事を誇らしく思うし、これからも聴き続けようと思う。
Toshinori Akama(HOTSQUALL) / 「PLEASE TELL ME」参加
最初この話をもらった時は、とにかく嬉しかった。
それと同時になんともいえない使命感と、強烈なプレッシャーを感じたなぁ。
勝手に「オレがやらなきゃ」っていう気持ちが強かったんだ。
シンジが歌うデモを何回も何回も聴いてベースアレンジをしている時、涙が出た。
歌詞もまだ無いのに思いが伝わって来たんだ。
今回「PLEASE TELL ME」という曲に思いっきりアカマの魂を注入しました。この曲と純粋に向き合う中でSECRET 7 LINEに対する愛情が凄く深まった。
そして、この気持ちこそが今回参加して自分自身1番良かった事だと思いました。
「THE SOUND OF US」に参加できた事はオレのバンドマンとしての「誇り」です。
誘ってくれたリョウちゃん、タケシありがとう!!
- ニューアルバム+ベストアルバム「THE SOUND OF US」 / 2016年3月9日発売 / [CD2枚組] 3240円 / Kick Rock MUSIC / EKRM-1323
- ニューアルバム+ベストアルバム「THE SOUND OF US」
DISC 1
- NOT COMPLICATED(Ba MAKKIN / Vo U-TAN & TANNY from GOOD4NOTHING)
- OUR SONG(Vo hamaken from AIR SWELL)
- UNDER THE BLUE SKY
- CRAZY(Manipulator JYU from UZMK / Vo hamaken from AIR SWELL)
- THE SOUND OF YOU(Ba MATSUMURA from LAST ALLIANCE)
- YOUR SONG
- HUNG OVER
- EXISTENCE PROOF
- WANT YOU TO SHINE
- PLEASE TELL ME(Vo & Ba Toshinori Akama from HOTSQUALL)
- NOTHING GONNA CHANGE
- STORY
- THE LAST NIGHT
DISC 2
- IT’S ALLRIGHT
- 1993
- BURN TO THE GROUND
- LIKE A CRASH
- DOWN TO HELL
- PIECE OF CAKE
- BREAK IT
- SHINE IN THE LIGHT
- NEW WORLD
- DO IT AGAIN
- DAYLIGHT
- RADIO
- SK8 FOR LIFE
- WANNA GO
- MY HERO
- HIT OR MISS
- LIFE IS BEAUTIFUL
- THE ROAD TO INNOCENT
- REASON
- COMEBACK TO YOU
- DANCE LIKE NO TOMORROW
- BREAK OUT
- BLACK JACKET
- SUNSET BEACH
- STAND UP
- KEEP IT GOING
- GRATITUDE
- GOOD BYE DEAR DAYS
SECRET 7 LINE(シークレットセブンライン)
2007年6月に結成されたメロディックパンクバンド。メンバーチェンジを経てRYO(G, Vo)、SHINJI(B, Vo)、TAKESHI(Dr, Cho)という編成になる。2008年10月に1stアルバム「How many lines does she hide?」をリリース。その後約40本の全国ツアーを行い、新宿ACBで行われたツアーファイナルはソールドアウトを記録した。Valencia、Hit The Lights、Four Year Strong、Every Avenueなどの海外アーティストとも精力的に競演しており、2009年5月にはMxPxの中国ツアーおよびジャパンツアーにてサポートアクトを務めた。2010年4月には「PUNKSPRING 2010」に初出演。同年5月には約2万人の集客を誇る中国最大規模のロックフェス「MIDI FESTIVAL」にも参加した。2012年に自身が企画する屋内フェス「THICK FESTIVAL」をスタートさせ、2014年3月には5thアルバム「LIVE HARDER」をリリースした。同年9月に「THE LAST NIGHT」、2015年8月に「YOUR SONG」というシングル2枚をタワーレコードおよびindiesmusic.com限定で発売し、次回アルバムの制作に取り掛かるも2015年8月にSHINJIが交通事故により急逝。バンドはRYOとTAKESHIの2人で活動を続行している。2016年3月9日にニューアルバム「THE SOUND OF US」をリリース。