Sano ibukiへ
ゆかりの著名人7名からのメッセージ
朝井麻由美
Sano ibukiの楽曲を聴いた第一印象
Sanoさんが担当してくださったドラマ「ソロ活女子のススメ」のオープニングテーマの「Genius」が、それはもう素晴らしい曲で! 「ソロ活女子のススメ」は自分の半生を描いたような作品なので思い入れがあり、その主題歌がこんな素敵な曲で、とてもうれしかったです。
配信リリース日が発表されてからは、早く買いたいと指折り数えて待っていました。リリース日の数日前から、自分のスマホにあらかじめ配信ダウンロードに飛べるページを開きっぱなしにしておいて。そして配信日の4月28日になった瞬間、0時台にすぐに買いに行きました(笑)。Sanoさんご自身もソロ活がお好きとのことで、アルバムを通して“1人”というキーワードも多く出てきて、そりゃあ共鳴するわけだ、と納得です!
Sano ibukiの作品でお気に入りの楽曲
「Genius」
一番好きなのはやっぱり「Genius」です。ワクワク感のあるイントロも、メロディラインも、MVのペンギンも、歌詞も全部いい。「僕は君を見つけた天才さ」という部分が特に好きです。これはいろいろな場面で使いたくなる言葉だなあと思います。Sanoさんの古くからのファンは、Sanoさんを見つけた天才ですし、今回この記事やニューアルバムでSanoさんを見つけた方も天才です。ほかには、「pinky swear」「伽藍堂」もお気に入り。いずれも、曲全体の疾走感の中に見え隠れする思慮深さが好きです。
Sano ibukiへのメッセージ
アルバム発売おめでとうございます!
Sanoさんの歌声と歌詞は、ままならないこの世界でくすぶった気持ちに寄り添ってくれるような存在だと思っています。
ソロで活動していくのは大変なことも多いかもしれませんが、1人の時間に自分の中で熟成された世界観を、これからもどんどん形にしていってください!
- プロフィール
- 1986年1月生まれのライター、コラムニスト。サブカルチャー、グルメ、ゲーム音楽などのジャンルを得意とし、テレビやラジオに多数出演している。著書に「ひとりっ子の頭ん中」「『ぼっち』の歩き方」など。2019年に発表されたエッセイ「ソロ活女子のススメ」が2021年にテレビ東京系でドラマ化され、同番組のオープニングテーマをSano ibukiが担当した。
須藤優(XIIX)
Sano ibukiの楽曲を聴いた第一印象
一番初めに関わらせていただいた曲は「STORY TELLER」収録の「いつか」という曲だったと思います。
スピード感のある楽曲に物語を紡ぐような歌詞、何より繊細な歌声から叙情的な声まで自在に操っていて、とても魅力的なシンガーソングライターだと思った記憶があります。
Sano ibukiの作品でお気に入りの楽曲
「ジャイアントキリング」「pinky swear」
自分がアレンジに関わらせてもらったこの2曲は思い入れが強いです。
相反する楽曲ですがどちらもいい歌というだけではなく、いろんなエッセンスが加わっていて一癖も二癖もあってとても好きな曲です。
Sano ibukiへのメッセージ
こんなご時世で思ったように活動できない中でも歩みを止めることなく会心のアルバムを作ったこと、素晴らしいと思います。
リリースおめでとう!
- プロフィール
- 1985年2月生まれのベーシスト、作詞家、作曲家、編曲家。サポートメンバーとして米津玄師、ゆず、土岐麻子、aikoなどのライブやレコーディングにも参加している。2019年に斎藤宏介(UNISON SQUARE GARDEN)とバンド・XIIXを結成し、2020年に1stアルバム「White White」を発表。2021年2月に2ndアルバム「USELESS」をリリースした。
TENDRE
Sano ibukiの楽曲を聴いた第一印象
漂う繊細さと清涼感の後味、という抽象的な言い方になってしまいますけれどそれが第一印象でしたね。
「決戦前夜」が確か初めて聴いた曲でして。歌詞内の“僕”から感じる、健気かつ熱さを心に宿した温度感といいますか。
透き通る声の柔らかさと相まって聴こえたそのバランス感覚がいいなあって。
そんな気持ちを抱いたのが彼の音楽との最初の出会いでしたね。
Sano ibukiの作品でお気に入りの楽曲
「Genius」「あのね」
アルバムの聴き初めの「Genius」が面白かったなあって心の中に残ってますね。
こういうテイストもあるのね、Sano ibuki!って。
アルバムを通して聴く中で、曲毎に歌うフィールドや景色が変わる様もとても楽しかったし、その入口として気持ちのいいスタートを切ったこの曲、とても好きです。
でも言わせてもらうならば、一番は「あのね」ですかね。
すいません、アレンジで携わったゆえの親心に近いものもありますけれど(笑)。
彼の言葉や、僕なりにイメージした部屋の空気感、言葉の響かせ方も一緒に話し合えた分、物語を音で描くような作業がとても楽しかったのをよく覚えています。ね。
Sano ibukiへのメッセージ
打ち上げいつにしようかねえ。
適度なお祝いをゆるりといつかさせてね。
完成はいつだって喜ばしいこと。おめでと!
- プロフィール
- 1988年6月生まれのマルチプレイヤー・河原太朗によるソロプロジェクト。2017年に1st音源集「Red Focus」、2018年に1stアルバム「NOT IN ALMIGHTY」をリリースし、以降コンスタントに作品を発表。2020年4月にユニバーサル ミュージック・EMI Recordsよりメジャーデビューを果たし、2021年9月にメジャー1stアルバム(タイトル未定)の発売を予定している。
トオミヨウ
Sano ibukiの楽曲を聴いた第一印象
アレンジ曲の資料として「moonlight」の弾き語り音源を聴きましたが、まず声がいい!と思いました。あとは、現代的なメロディに今を感じる部分と、歌詞で描かれる繊細な心模様のギャップがとても印象的でした。世代は違いますが通ってきた音楽が近いような、親近感を感じたのを覚えています。
Sano ibukiの作品でお気に入りの楽曲
「マリアロード」
ibukiくんの曲はどれもストーリーとスケール感を感じられてとてもアレンジのしがいがありますが、中でも「マリアロード」は好きな曲です。曲にのめり込むようにアレンジを一気に作り上げました。
「lavender」
アレンジ作業に入る前にリモートで打ち合わせをしましたが、ibukiくんがどんな思いで曲を作ったかを話してくれて、素直に自分をさらけ出す姿を見て、更にibukiくんのことが好きになりました。とても美しく練られた歌詞だと思います。
Sano ibukiへのメッセージ
ibukiくん、アルバム発売おめでとうございます。これからも素直でまっすぐな心で、歌い続けて下さい。いつかライブでも2人で一緒にやりましょう。
- プロフィール
- 1980年11月生まれのアレンジャー、キーボードプレイヤー、音楽プロデューサー。これまでに槇原敬之、トータス松本、玉置浩二、土岐麻子、Cocco、YUKI、平井堅、石崎ひゅーい、あいみょん、Sano ibukiといったさまざまなアーティストの作品に参加。Tomi Yo名義のソロ作品のリリースやMarkov Chain Montecarloのメンバーとしての活動なども行う。
広瀬臣吾(SHE'S)
Sano ibukiの楽曲を聴いた第一印象
3、4年前、共通の知人の紹介で楽曲を聴くよりも先にSano ibukiに会う場面がありました。人懐っこく、好印象な青年という印象で、その出会いをきっかけに彼の楽曲を聴きました。最初に聴いたのは「スイマー」だったと思います。会ったときには想像できなかった、フレッシュな力強さを感じました。
Sano ibukiの作品でお気に入りの楽曲
「紙飛行機」
とりあえずいい曲。美しいアレンジと、儚い声、Sano ibukiのよさがストレートに感じられる曲だと思います。
Sano ibukiへのメッセージ
ibuki、アルバム発売おめでとう。どんどん突き進もうな。また遊ぼ。
- プロフィール
- 1992年9月生まれのベーシスト。2011年に結成された大阪発の4人組ピアノロックバンド・SHE’Sのメンバー。2016年にシングル「Morning Glow」でメジャーデビューを果たし、これまでにメジャー作品としてシングル6枚、アルバム4枚、ミニアルバム1枚をリリースしている(2021年7月現在)。2021年にバンド結成10周年およびメジャーデビュー5周年のアニバーサリーイヤーを迎えた。
三原勇希
Sano ibukiの楽曲を聴いた第一印象
初めて聴いたのは「スイマー」。2018年の7月、FM802の番組プロデューサーさんから聴いてみてとすすめられて、大阪から東京に帰る新幹線の中で聴きました。
第一印象は声の美しさでした。芯があるのに透き通っているようなしなやかな声で、今のSanoくんとも少し違う、荒さもある感情のこもった歌い方に惹かれました。
Sano ibukiの作品でお気に入りの楽曲
「Genius」
Sanoくんの声や歌い方に、ポップにはじけるシンセの音がすごくマッチしてる。歌詞もすごくかわいくて、Sanoくんの新境地を見ました! 個人的に2番のAメロの入りのアレンジが、さらに引き込まれるポイントです!
Sano ibukiへのメッセージ
リリースおめでとうございます。Sanoくんが作り出す音楽の物語が、さらにカラフルになっていてとても楽しく聴かせていただきました。
これはぜひまたJ-WAVEの「SONAR MUSIC」に“ADさの”として出演して、電波に乗せなきゃね!
2度一緒に番組を担当させて頂いて、Sanoくんはとてもおしゃべり好きとみたので、ぜひもっとお話ししたいです。
- プロフィール
- 1990年4月生まれのタレント、ラジオDJ。主に音楽、スポーツ、ファッション分野の趣味を生かしメディア出演や執筆活動などを行う。2021年1月にあっこゴリラ、長井優希乃との共著「令和GALSの社会学」を上梓。現在スペースシャワーTV「ヨルジュウ♪」、J-WAVE「ROPPONGI PASSION PIT」、FM NACK5「N-FIELD」、Spotify「POP LIFE: The Podcast」、ディズニープラス「MARVEL STUDIOS TALK」にレギュラー出演している。
村野佑太(アニメーション映画「ぼくらの7日間戦争」監督)
Sano ibukiの楽曲を聴いた第一印象
映画「ぼくらの7日間戦争」の主題歌を担当してくださる方を探しているときに、ふと「スイマー」を耳にしました。暗い部屋で目を瞑って耳を傾けたんですが、曲に合わせてどこか深いところに体を引っ張っていかれる感覚を覚えました。ibukiさんの曲は聴き心地がよくて、「カッコいいね、颯爽としてるね」と楽しむだけでも充分だとは思うのですが、言葉の表層を抜けるとゾッとするくらい深い世界があるんですね。なんとなくそれをつかめたような気がしても、ご本人じゃなきゃ到達できない深淵がさらに隠されている感じもします。そこに非常に興味を持ちました。
Sano ibukiの作品でお気に入りの楽曲
「emerald city」
大好きな曲です。この曲は当時のibukiさんの1つの到達点というか、それまでに発表されてきた全楽曲の世界観のまとめに入った印象を受けました。終章であると同時に、序章の意味も含んでいる曲に聞こえます。軽快な疾走感はあるんだけど、同時に必死さというか、もがいているかのような切なさが襲ってくるサウンドも、非常にibukiさんらしいと思います。ibukiさんとお仕事をしていたときに、「抜けるような青空の下で歌っている気持ちよさはあるんだけど、足元にあるのは廃墟って感じだよね」と彼の歌の感想を伝えたことがあります。そういった対極構造がibukiさんの魅力だと思っているのですが、この曲はそれが強く出ている気がします。
Sano ibukiへのメッセージ
このたびは「BREATH」のリリースおめでとうございます! 一応僕もクリエイターの端くれですが、君の新しい曲に触れるたびに、うれしさと同時にいつも怖さに襲われます……どんな世界を魅せられるんだろうと気が気じゃありません。君と一緒に物作りができたのはとても大切な経験です。世間がSano ibukiの世界観にドップリ魅了された暁には、「僕は君を見つけた天才さ」とメチャクチャ自慢させてください。
- プロフィール
- 1984年9月生まれのアニメーション監督。これまでに「ブレイブビーツ」「ドリフェス!」や「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術」シーズン1、Sano ibukiが主題歌を担当した映画「ぼくらの7日間戦争」といったアニメ作品を手がける。2021年7月9日には自身が監督・脚本を担当した映画「劇場編集版 かくしごと ―ひめごとはなんですか―」が公開される。