「さんかく窓の外側は夜」ずっと真夜中でいいのに。特集|孤独を抱えた3人の出会いを彩る“願い”の歌

映画「さんかく窓の外側は夜」キャスト&監督 主題歌「暗く黒く」の感想

岡田将生
岡田将生

この映画にぴったりな楽曲です。映画の映像とずとまよさんの楽曲の雰囲気がいい意味でアンバランスなところが僕はすごく好きで。僕たちが演じるキャラクターを持ち上げてくれる感じがします。一度ご挨拶もさせてもらったんですが、ずとまよさんは魅力的なアーティストで、心の底から「この曲をこの映画に提供してくれてありがとうございます」という気持ちです。

志尊淳
志尊淳

僕はずとまよさんのことを以前から知っていたので、ずとまよさんが曲を書いてくれると聞いて「世界観が合致しそう」と思っていました。「暗く黒く」を聴いて、1曲の中にいろいろな色が見える曲だなという印象を受けました。儚さがあれば希望もあって、とても素敵な曲です。ACAねさんは撮影現場にもいらっしゃって、じーっと撮影の様子を見ていて。それを踏まえて書いてくれた曲なんだろうなと思います。

平手友梨奈
平手友梨奈

私は曲を聴くと歌詞も気になっちゃうので、歌詞を読んだときに誰に対しての曲なのか、どういう目線で書いているのかがとても気になりました。冷川なのか、三角なのか、エリカなのか、それとも3人が孤独と向き合っているさまを書いているのか。個人的にもすごく好きな曲です。

森ガキ侑大監督
森ガキ侑大監督

本当に映画のテイストに合った曲を作ってくれて、最初に聴いたときは鳥肌が立ちました。物語のように展開がある曲で、最初はしっとりと入って、バイオリンが入って盛り上がっていく。まるでリズミカルに踊ってるように歌詞が体に入ってくるのが、とても新しい感覚だなと思いました。ACAねさんは撮影の現場に来て、実際に演技を見ていて。ビジュアルから思い浮かぶメロディもあると思ったので、僕が描いた絵コンテのコピーもお渡しして、「この映画でこういうことを描きたいんです」ということをお話しさせてもらいました。撮影素材をバーっとつなぐ仮編集の現場にもお呼びして、イメージをどんどん膨らませてもらって。そうやってディスカッションを重ねながら、素敵な曲を作っていただきました。とても感謝しています。