旦那の仕事ぶりが誇らしい

──最近はテレビなんかだと「一夫多妻制!? 異色グループ登場」みたいな取り上げられ方をされることもありますけど、アイドルファンはもちろん、広く音楽を聴いている人たちは、もう清 竜人25の楽しみ方がわかって、ごく自然に受け入れられているように感じます。ご本人たちの実感としてはどうですか？

清 美咲（第4夫人）　最近はいつもライブに来てくれる方たちが増えて、ステージで何かやるたびに「えーっ」と驚かれることはあまりなくなりましたけど、この間バンドの方と対バンしたときはひさしぶりにアウェイの空気を感じました（笑）。でも基本的にはみんな受け入れてくれている感じがします。

清 亜美（第3夫人）　これまでいろんなジャンルのアーティストさんと対バンさせていただきましたけど、どの層の方にも楽しんでもらっているなという実感はあります。やっぱりコンセプトが特殊なので（笑）、食わず嫌いをされがちですけど、観ればきっと誰でも受け止めてもらえるんじゃないかなと思っていたので、活動を続けてきた中で皆さんの反応を見て安心しています。

──一夫多妻というよりも、家族としてのチームワークがどんどんよくなっている様子にグッと来る場面が多々あって。楽曲的な面白さももちろんですけど、その家族感も広い層から受け入れられている大きな要素になっているのかなと思っています。

清 咲乃（第1夫人）　そう言われるとうれしいね。

亜美　ウチらはけっこう自由にやらせてもらっていて、特にキャラ決めもされてないですし、一応妻と旦那という設定はあるんですけど……設定というか妻なんですけど（笑）、ほかは本当に自由なので。私たちは計算して自分を作れるようなタイプじゃないからありのままでやっていたら、意外と個性がかぶることもなく、本当に家族でいるような感じで自然体を見てもらえていると思います。

──前回のインタビュー（参照：清 竜人25「A・B・Cじゃグッと来ない!!」インタビュー）では夫人と竜人さんそれぞれ別室に分かれてもらってお話を聞きました。結果、新婚の愚痴みたいな不平不満もちらほらありましたけど、今は夫婦仲はどうですか？

清 可恩（第6夫人）　最近はほかのアーティストさんにもたくさん楽曲を提供していて誇らしいです。

──あ、嫉妬心よりも旦那の仕事ぶりへの尊敬が強いんですね。女性アーティストへの楽曲提供はある意味、不倫のようにも捉えてるんじゃないかと思っていたのですが。

可恩　あー、それはそれであります（笑）。

美咲　「なんでこっちで使わないんだ！」みたいな。でもやっぱり私たちとほかのアーティストさんでは作る曲も違うんだなと思ったら割り切れちゃう。

可恩　私たちにしか作ってくれない曲もいっぱいあるからね。

亜美　提供した曲が出たら「うちの旦那が曲を書きましたよ」ってTwitterで宣伝したり。そこは旦那の仕事を静かに見守る貞淑な妻の気持ちで（笑）。

新婚・優華の半年間

──優華さんは本当にあっという間にグループになじんだなあという印象です。改めて第7夫人としてここまで活動してきての実感はいかがですか？

清 優華（第7夫人）　半年しか経ってないことが自分でも信じられないぐらい、本当になじんでいる気がします。

亜美　でも初めは大変だったでしょ？

優華　やっぱり途中から入るって勇気がいるし、初めは「仲よくなれるかな……」とかすごく不安でした。でも全然、心配は不要でした。

亜美　それはやっぱり優華ちゃんのキャラが大きいと思う。すごく優しい子なんですよ。すごく私たちにも気を遣ってくれて。

優華　でも気を遣ってたのは最初だけだよ？

可恩　人柄だよねえ。優華ちゃんの。

清 桃花（第2夫人）　入ってきたのが優華ちゃんでよかった。

優華　……ちょっと恥ずかしくなってきちゃった（笑）。入ってすぐのときは本当にハードで、自分でも付いていけるか心配だったんですよ。毎日レッスンの繰り返しで。

──毎日顔をそろえてレッスンしたことが、グループの仲をより深める結果になったのかもしれないですね。

亜美　それはあるかも。優華ちゃんが入ったあと、初めて「ハーレム♡フェスタ」のステージに立つところまでは（参照：清 竜人25、予想外の発表も飛び出したバースデーパーティ）、本当に時間がなかったんです。これまでの活動の中で一番大変な時期だった。そのとき竜人くんなしで6人でレッスンする時間が長かったので、女同士で一丸になったところはありますね。

咲乃　あれは大きかったよねホント。ずっといっちょにいたし。

桃花　いっちょに（笑）。

美咲　出ちゃった咲乃（笑）。

可恩　あははは（笑）。でも確かにあのときに、最初からいたメンバーも仲が深まったなと思います。