音楽ナタリー Power Push - ROCK UP!!! vol.01 supported by ナタリー&@JAM ベイビーレイズJAPAN × ザ・チャレンジ
「ROCK UP!!!」で見せる化学反応
ザ・チャレンジというバンドでどこまでいけるか
──ベイビーレイズJAPANからザ・チャレンジに聞いてみたいことはありますか?
高見 皆さんは前にそれぞれ別のバンドをやっていたんですよね? 私たちもそれぞれ違うことをやっていたメンバーが集まってスタートしたんですけど、皆さんはどのように集まったんですか?
沢田 僕が前に組んでいたバンドが解散して、半年くらい経ってたからTwitterで「バンドやりてえなー」ってつぶやいたんですね。そこに反応してくれたのが今のメンバーなんです。みんな僕が前にやっていたバンド時代に知り合った音楽仲間なんですよ。
高見 へえ!
沢田 だから売れるために集まったとか、こういう音楽をやりたくて集まったというスタートではなくて。「沢田は1人じゃ何もできないから助けてあげよう」と思って集まってくれた感じです。
ドラゴン メンバーからすると、このバンドの強みは“沢田さんが1人じゃ何もできない”ってことなので(笑)。
ベイビーレイズJAPAN一同 あはははは(笑)。
沢田 おい! いろいろできるぞ、俺は(笑)。
ドラゴン 厳密に言うと、音楽的なことがあまり得意じゃないんですよ。歌詞は書けるんだけど、曲を作るのは得意じゃないし。
沢田 いやいや、けっこう曲も書いてるぞ(笑)。
ドラゴン でも楽器は弾けないでしょ(笑)。
沢田 うん、楽器は弾けない。それは間違いない。
ドラゴン あと、お歌も得意じゃないし。
沢田 そうね(笑)。
ドラゴン そうやって沢田さんができないことを補うポイントがいっぱいあったことで逆にポジティブにいろんなことが転がっていったんですよね。
──フロントマンにウィークポイントがたくさんあったことがアドバンテージになったと(笑)。
沢田 そうですね。本当にありがたいことです。
ドラゴン こちらとしても助けがいがあるしね。
沢田 すげえボロ屋で修繕すべきところがいっぱいあるから、メンバーはみんな腕まくりして「これは補修しがいがあるぞ!」ってなってくれたんですよね。
ドラゴン そういうバンドのあり方は特殊だと思うし、それと同時に得てしてそういう人に限って「いや、俺は大丈夫だから」って言いがちだと思うんですけど、沢田さんはできないことは「できない」ってちゃんと言うので。
沢田 できないくせに「できる」って言う人、いるもんね(笑)。
ドラゴン 沢田さんは自分ができないことを誰よりも自覚してるから、任せることは全幅の信頼をもって任せてくれる。
沢田 今もほかのバンドをやっているメンバーもいるし、音楽の作家活動や映像制作とかをしているメンバーがいたり、ザ・チャレンジはある意味、プロフェッショナル集団という側面もあるんですが、今はザ・チャレンジというバンドでどこまでいけるか、お客さんをどこまで楽しませられるか。そこに向かって結束してますね。
対バンでどんなケミストリーを生み出せるか
──ベイビーレイズJAPANの中でのメンバーの役割はどうなんですか?
高見 得意不得意はみんなバラバラなので、私たちも得意なことはほかのメンバーに任せて、補ってってやってますね。
──ちなみにそれぞれどういうことが得意なんですか?
高見 大矢は話を回すのがうまくて、傳谷はめちゃくちゃかわいいからビジュアル担当、林は歌や演技力の技術が優れているからこそのセンターで、私は面白担当で(笑)。そして渡邊は自由、フリーですね。
──林さんがセンターとして心がけていることはありますか?
林愛夏 私、最初はいろんなジャンルのアイドルがいることさえわかってなかったんです。でも、調べるうちにホントにいろんなアイドルがいるんだなってわかってきて。その上で、私はベイビーレイズJAPANのセンターとして歌でグループを引っ張っていけたらと思ってます。それと同時に私は1人じゃ何もできないから、このメンバーと一緒に日本を代表するアイドルグループになって、みんなが楽しめるエンタテインメントを作っていくのが夢ですね。
沢田 ライブを観ていると、愛夏ちゃんはセンターとしての圧倒的な存在感がしっかりとあるんですよね。だから、今こうやって話していて控えめなことに驚いてるし、そのギャップがカッコいいなって。
林 ありがとうございます。すごくうれしいです……。
──最後に改めて「ROCK UP!!!」ではどういう対バンにしたいですか?
傳谷 私たちはまだまだザ・チャレンジさんのようなエンタテインメント性を持っていないと思うんですね。だから、ライブを拝見したときにすごく勉強になって。歌もダンスも未熟な状態でデビューして、武道館がホントにスタートになったと思うんです。だから、今の私たちがザ・チャレンジさんと対バンしてどういうケミストリーを生み出せるか。それは自分たちでも楽しみです。
沢田 ファンの男女比率でいったら、ザ・チャレンジは女性のほうが多いんですね。たぶんベイビーレイズJAPANは男性ファンのほうが多いと思うんですけど、その人たちにいかにザ・チャレンジが面白いバンドで、こういうロックバンドとしてのカッコよさもあるんだということを伝えられるかが勝負だと思ってます。そのためのネタも仕込んでいかなきゃなと(笑)。
──お互いのお客さんを奪い合うというスリリングな構図もあるんじゃないかと思うんですけど。
沢田 ベイビーレイズJAPANはそもそも別のアイドルのお客さんを乗っ取るのがテーマだしね。でも、それで言えば僕らも乗っ取りバンドみたいなものなので。とかいって、今回ベイビーレイズJAPANにファンを全部奪われたらどうしよう(笑)。ライブ当日に何かコラボレーションもやれたら面白いですね。
高見 確かに!
大矢 やりたい!
ドラゴン 何かやりたいねえ。
大矢 一緒に踊るなら「世界はチャチャチャ」や「暦の上ではディセンバー」もいいと思います。
沢田 何かの曲にラップを入れさせてもらうのもありかなあ。
ベイビーレイズJAPAN一同 おおっ!!
沢田 どうなるかわからないけど、とにかく当日のライブのお楽しみということで!
ROCK UP!!! vol.01 supported by ナタリー&@JAM
ROCK UP!!! vol.01 supported by ナタリー&@JAM
- 2015年7月29日(水)東京都 渋谷CLUB QUATTRO
<出演者> ベイビーレイズJAPAN / Wienners - 2015年8月3日(月)東京都 渋谷CLUB QUATTRO
<出演者> ベイビーレイズJAPAN / ザ・チャレンジ - 2015年8月12日(水)東京都 渋谷CLUB QUATTRO
<出演者> ベイビーレイズJAPAN / シナリオアート
OPEN 18:30 / START 19:00
料金 前売 4000円(税込) / 当日 4500円(税込)
※ドリンク代別 ※未就学児童入場不可
チケット発売中
- ベイビーレイズJAPAN ニューシングル「Pretty Little Baby」 / 2015年8月19日発売 ポニーキャニオン
- 「Pretty Little Baby」
- 初回限定盤A [CD+DVD] 1650円 / PCCA-04248
- 初回限定盤B [CD+DVD] 1650円 / PCCA-04249
- 通常盤 [CD] 1000円 / PCCA-70442
- ザ・チャレンジ ニューシングル「すっぽんぽん」 / 2015年8月26日発売 / EMI Records
- 初回限定盤 [CD] 1296円 / UPCH-89232
- タワーレコード限定盤 [CD+DVD] 1944円 / PRON-5902
ベイビーレイズJAPAN(ベイビーレイズジャパン)
大矢梨華子、高見奈央、傳谷英里香、林愛夏、渡邊璃生からなる5人組ユニット。2012年9月にシングル「ベイビーレイズ」でメジャーデビューを果たす。デビューから2年以内に日本武道館公演を実現することを目標に精力的な活動を続け、2014年12月に同所でのワンマンライブを実現。しかし、日本武道館を満員にすることはできなかったため「ベイビーレイズJAPAN」に改名し、よりロック路線を突き詰めていく「IDOROCK」という新たなグループのテーマを掲げ活動することを発表。またグループとして「日本武道館公演満員」「紅白歌合戦出場」を目指すことを宣言した。2015年8月には10thシングル「Pretty Little Baby」をリリース。同年9月には東京・Zepp DiverCity TOKYOにて初の2DAYS単独ライブを実施する。
ザ・チャレンジ
沢田チャレンジ(Vo)、チャレンジオノマック(Vo, G)、タラコチャレンジ(Vo, G)、ヤンキーチャレンジ(B)、ドラゴンチャレンジ(Dr)の5人からなるロックバンド。2010年に沢田チャレンジの「バンドやりてえなー」というつぶやきをきっかけに、彼と交友のあったメンバーで結成された。“アミューズメントロックバンド”というテーマを掲げており、さまざまな挑戦を行ってファンを楽しませている。2015年4月にEMI Recordsからミニアルバム「スター誕生」でメジャーデビュー果たす。同年8月にはメジャー1stシングル「すっぽんぽん」を発表する。