10月22日から11月17日にかけて東京都内各所で行われるレッドブル主催の音楽フェス「RED BULL MUSIC FESTIVAL TOKYO 2017」。音楽ナタリーではイベントを盛り上げるべく、3回にわたる特集を展開する。
第1回は、10月28日に東京・タワーレコード渋谷店で開催される「音楽摩天楼」に出演する新しい学校のリーダーズにインタビューを実施。開催地である渋谷にまつわるエピソードや、インストアイベントに対する熱い思いを語ってくれた。
取材・文 / 大橋千夏 撮影 / moco.(kilioffice)
渋谷に行けば、新しいものに出会えるかも
──皆さんが出演する「音楽摩天楼」の会場はタワーレコード渋谷店ですが、渋谷にはどんなイメージを持っていますか?
SUZUKA 田舎の男の子、女の子たちが“ザ・都会”って思う場所ですよね。ほんとにキラキラ輝いている街。
RIN うん、まぶしい。
MIZYU 「東京」と言ったら渋谷駅前のスクランブル交差点の景色を思い浮かべます。例えばタワレコに行くまでの道だけでもいろんなお店があるし、センター街をぐるっと1周するだけで「何か新しいものに出会えるかも」みたいな。
──皆さん普段からよく行かれる場所なんですか?
KANON そうですね。渋谷で己との戦い的レッスンがあることも多いので、しょっちゅう行きます。
RIN 渋谷はなんでもあるもんね。時間が空いたらメンバーみんなでウロウロしてます。
MIZYU 4人でよく行く場所は……マックです(笑)。スタジオが近くにあるから己との戦い的練習の前に打ち合わせしようとか、そういうときにはすぐマックに行っちゃいますね。
RIN 朝マックが楽しみでわざわざ渋谷のマックに行ったりもします(笑)。
SUZUKA でも、意外とそこで自分たちのあり方みたいな真面目なことを語ったりもして。
MIZYU そうそう。だからマック重要なんですよ、気軽に行けるし。すいません、どこにでもあるお店の話で(笑)。
SUZUKA 私はよく渋谷のTSUTAYAに行って、本をチェックしてますよ。
KANON へえ。
SUZUKA たまにエッチな本があるので……。
MIZYU (笑)。あの、思春期女子なので。
SUZUKA いや、見はしないんですけど。
MIZYU 見ないんかい。
SUZUKA 未成年なので。「あ、こういうのもあるんだあ」ってチラ見して、「刺激物だなー」って。
全員 刺激物(笑)。
レッドブルって飲み物だよね?
──イベント当日、タワーレコード渋谷店では同時多発的にさまざまなライブイベントが行われますね。
SUZUKA オファーをいただいたときはまず「レッドブルって飲み物だよね? フェスって?」と驚きました。こんな大きなフェスに出演できることも、本当に恐縮の極みだなあって。
MIZYU タワレコさんでここまで大がかりなイベントをやるのも新しいですよね。私もこれまでレッドブルさんが音楽イベントをやっていることを知らなかったんですけど、レッドブルはライブ前とか試験勉強のときとか、日常生活でよくドリンキングしているので。お話を聞いて純粋にうれしかったです。
SUZUKA 新しいもの大好きなんです、私たち。常に新しいものを探しているので、今回こんな新しいイベントに出させていただいて……光栄です!
全員 (深く一礼)
──(笑)。皆さんの喜びが伝わってきました。
SUZUKA すいません、ウザくて。でも本当にうれしいんです。
踊ってるとゴリラになっちゃう
──「音楽摩天楼」は一部フロアを除いて無料で観覧できるイベントです。当日はふらっと会場に足を運ぶ人も多いかと思うのですが、そういった形のライブではパフォーマンスも変わってきますか?
MIZYU そうですね。インストアイベントってお客さんとの距離がすごく近いから、みんながどんな反応をしてるのかよく見えるんです。だからこそいつも以上に気持ちが奮い立って、「やってやる」ってなりますね。
SUZUKA それでゴリラになっちゃうんだよね。
MIZYU ゴリラになっちゃう。踊ってると力が入っちゃって、鼻の穴が膨らんじゃうんです。それも鮮明に見られちゃうし。
RIN でも、それくらい全力で熱量を伝えたいと思ってます。
SUZUKA どんな会場でも常にベストなライブをするために日々模索しているんですけど、今の私たちの魅力を最大限に出せるセットリストが形になりつつあって。今回もそのセットリストで挑むつもりです。
──先ほどの撮影でもダイナミックに動いていただきましたが、狭い会場だとパフォーマンスしづらいことはないんですか?
全員 ありますあります!
SUZUKA ほんとに壁に食い込みながらやってますから。
KANON メンバー同士でぶつかっちゃって、あとで「ごめんね」って謝ったり。
MIZYU ふふ(笑)、そうだね。
──インストアイベントで「痛い」って顔をしたらお客さんにもバレてしまいますよね。
SUZUKA そうなんですよ。だからぶつかって痛くても「スーン」って。その場はうまくごまかしてます(笑)。
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インストアで見つけた「はみ出してる」お客さん
- RED BULL MUSIC FESTIVAL TOKYO 2017
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2017年10月22日(日)~11月17日(金)
- 音楽摩天楼 - ONGAKU MATENRO
渋谷音楽円盤摩天楼 -
2017年10月28日(土)東京都 タワーレコード渋谷店
- 出演者
HER NAME IN BLOOD / Joy Opposites / NOISEMAKER / NOTHING TO DECLARE(Mas, Acoustic Set) / Survive Said The Prophet / Aisha / FAKY / FEMM / HAIOKA ft YU ISHIGAKI from YANAWARABA / Michael Kaneko / RIRI / sooogood! / YANAKIKU / 加治ひとみ / 新しい学校のリーダーズ / 東京女子流 / 夢みるアドレセンス
- 内容
上にも行きたくなる。下にも行きたくなる。
世界最大の品揃えを誇るCDショップ「タワーレコード渋谷店」。
様々な国内ミュージシャンを招きライブイベントを実施。
タワレコ渋谷が上から下までライブハウスに変身!?
- 新しい学校のリーダーズ
(アタラシイガッコウノリーダーズ) - 2015年に結成されたMIZYU、RIN、SUZUKA、KANONからなるダンスボーカルグループ。キャッチコピーは「踊る、セーラー服と奇行癖。」で、アグレッシブなダンスとサウンド、独特なキャラクターで注目を集める。これまでコイケヤ、UNIQLO、ロッテなどさまざまな企業とコラボし歌やダンスを動画で発表してきた。2017年6月には1stシングル「毒花」でビクターエンタテインメントよりメジャーデビュー。10月に2ndシングル「キミワイナ'17」をリリースする。