1年で一番エモい日

──RecTVでは、今年開催されたライブ「2月6日のマスカレイド ～今宵はバンドで踊りましょ？～vol.2」の模様も配信されますが、このライブもみなさんにとってはエモい公演だったんじゃないでしょうか。

一同　めちゃめちゃエモいですよ！

来栖　1年で一番エモい日だったんじゃないかな。

吉井　そのときは果蓮がまだニジマスに入っていないんですけど、候補生として初めて舞台に立った瞬間でもあったんですよ。

──それはご本人的にはかなり印象に残っているのでは？

中村　もう、恐怖でした（笑）。初めて人前に立つ緊張感がすごくて。でも今思うと最高のライブでしたね。

江嶋　ライブ自体普段と違ってバンドセットなので、かき回しができたりアレンジがいつもと違ったりして新鮮で。バラードがピアノアレンジになることでとんでもなく切なくなったり、カッコいい曲はゴリゴリのロック調になったり、このライブでしか味わえないような音を聴けるので私たちもすごく楽しんだライブだったんです。

吉井　バンドメンバーが私たちと一緒に踊ってくれたり、ヘドバンをしてくれたりするのもうれしくて。一緒にライブを作り上げてる感じが楽しかったです。ファンの皆さんは、バンドメンバーのことも好きなんですよ。

来栖　バンドメンバーから“指ハート”もらって沸いてたもんね（笑）。

江嶋　普段あまりライブに足を運ばない人も楽しみやすいと思うので、この映像を観て私たちのライブに興味を持ってくれたらうれしいです！

全力で臨んだドラマ初主演

──12月2日にニューシングル「二人だけの初めてをもっと」が発売されました。こちらには初主演ドラマ「君の名前を好きって書いた」の楽曲が収録されていますが、初めてドラマ主演を務めた感想はいかがですか？

来栖　大変だった……もちろん楽しかったし、いい作品ができてよかったというのもあるんですけど、最初に出てくる感想は「大変だった」ですね（笑）。果蓮も入ってきたばかりで、覚えないといけないことがたくさんある中、いきなり台本を渡されて。楽屋にいるときや寝る前に、テスト勉強みたいにセリフを覚えていました。撮影期間もタイトだったんですけど、スタッフさん、演者の皆さん含め現場の雰囲気はとってもよくて。初めての経験だったので新鮮な気持ちで臨めましたし、やるからには全力でやりたいという思いがメンバー全員にあったので、結果的にいいものができたと思います。

江嶋　ファンの方が「映画みたい」と言ってくださったのはうれしかった。撮影のときはBGMもなく静かな中でしゃべってるし、ほかのメンバーのシーンは見ていないので、完成したものを観て「こんな仕上がりになるんだ！」という驚きもありました。

──シングルの収録曲は“恋愛三部作”となっていますが、特にオススメの曲や聴いてほしいポイントはありますか？

来栖　私のイチ押しは「それは素敵な、ノヴェレッテでした。」です。この曲はドラマの内容とリンクした歌詞になっていて。もちろん普通に聴いてもいい曲なんですけど、ドラマを観たうえで聴くと、「ここの歌詞は切ないな」とか「ここはこういう気持ちが込められているんだ」とか、より感情移入できるような歌詞になっていると思います。なのでドラマとセットで聴いてほしいです。

中村　私はドラマのエンディングテーマになっている「アイスティーラブ」が一番好きです。エンディングの映像ではみんなで踊っているんですけど、振り付けが真似しやすいのでファンの方もライブで一緒に踊ってほしい。

──自分が主演を務めるドラマの楽曲を歌うというのも当然初めてのことだと思いますが、歌ってみてどうでしたか？

吉井　それこそ「それは素敵な、ノヴェレッテでした。」は、役に入り込んだ状態で曲を聴いてしまう。ライブでこの曲を披露するときも、ドラマでの役に入り込んでパフォーマンスしたら、いろんな感情を思い出すかも。今も聴くだけで切なくて苦しいんですけど、ライブで披露したときに自分がどういう感情になるのか楽しみです。

森　役と普段の自分を切り離していても、曲を聴くと演じていた役がよみがえってくるよね。ライブで披露するときは、ファンの方もドラマのことを思い出しながら観てもらえればと思います。