東海オンエアの目立ちたがり屋3人組ユニット リサイタルズ 木村昴と“ガキ大将”コラボ実現!|「Choiced 漢 Soul feat. 木村昴」MV撮影現場密着レポート

リサイタルズの新曲「Choiced 漢 Soul feat. 木村昴」が配信リリースされた。音楽ナタリーではリサイタルズのエース(しばゆー)、スター(としみつ)、カリスマ(てつや)という東海オンエアで活躍する3人と、ゲストとして木村昴が参加したミュージックビデオの撮影現場の模様をレポートする。

取材・文・撮影 / 田中和宏

リサイタルズと木村昴コラボで臨む「Choiced 漢 Soul」MV撮影

「choiced漢soul」は木村昴がゲスト参加したアッパーなラップチューン。歌詞には「四次元」「リサイタル」「俺様」「空き地」「土管」など、あの有名なマンガ・アニメ作品を彷彿とさせる単語がちりばめられている。またウォーターサーバー「アクアクララ」のタイアップ曲にもなっていることもあって、「水」にちなんだリリックも多数登場する。MVはアクアクララがもたらした「現代のオアシス」と、クールな空間で再現された「例の空き地」が舞台。楽曲のアッパーなテンションや、ドープなニュアンスなどが映像で表現された。

Takasuke Kato(THINGS.)監督との打ち合わせを終えると、リサイタルズはまず植物とカラフルなライトが目を引くセットでの撮影をスタートさせた。ネオンのようなライトが生い茂る植物を妖しく照らし出し、メンバーはそれぞれそのセットの中に配置された椅子に座ってリップシンクなどの場面をソロで撮影していく。リサイタルズはオレンジを基調とした衣装を身にまとい、首からは大ぶりなネックレスをぶら下げパフォーマンス。Kato監督は「自由に動いて大丈夫」「オーバーすぎるくらいにやってOKです!」などとメンバーに声をかけ、撮影を進めた。てつやの撮影中、としみつは「古畑任三郎っぽく!」と額に手を当てるジェスチャーを交えて声をかけた。しかしてつやからの反応は鈍く、彼が「古畑任三郎」を知らないということが判明した。

リサイタルズのメンバーとはレコーディングで初めて対面したという木村昴。楽屋で出番を待つ彼にMV撮影の意気込みを聞くと、「今日は“ガキ大将”らしいパフォーマンスができたらと思います(笑)。東海オンエアは人気者だし、『ジャイアン選手権』なんて企画もやっていたのでもちろんもともと知っていました。リサイタルズ名義での活動も存じ上げていましたし、今回のコラボでお声がけいただいたときは『アッツいな!』と思いました。このMVが2021年もっとも再生されるMVになってほしいですね。ぜひ2億回を目指して!」とファンキーに語ってくれた。

その後スタジオ入りした木村は、リサイタルズと改めて挨拶。Kato監督からの指示を受けて、「わかりました! “Gボーイ”な感じで!」とMVにおける自身のイメージを把握したうえでカメラの前に立った。ちなみに木村はオレンジのスタジャンで国民的知名度を誇るあの“ガキ大将”を思わせるファッションだ。声優、ラッパー、俳優、ナレーター、さらには劇団の主宰と多岐にわたる活動をする木村は、ほぼ一発OKのパフォーマンスを披露。その模様を見つめていたリサイタルズは、木村の迫力ある姿を目の当たりにして驚いている様子だった。

モニターを見つめながらてつやが「(俺たちとは)自信が違う。自信をつけたいなー」とつぶやくと、しばゆー、としみつも加わり「『ヒプマイ』の曲をカバーしよう」などと話は広がっていく。本人たちは意識していない様子だったが、彼らは少しの会話の中でも動画の企画やネタにつながりそうなアイデア出しをしており、MV撮影現場においても動画クリエイター魂の片鱗がにじみ出ていた。

そんな待機時間を経て、リサイタルズと木村によるパフォーマンスシーンの撮影がスタート。ハイテンションにラップを繰り出す4人の姿が、至近距離で臨場感たっぷりに撮影された。彼らは撮り終わったばかりの映像をプレビューで確認し、時折大笑いしながら興奮のひとときを分かち合った。