PRIZMAX|すべてをさらけ出す覚悟 新生PRIZMAXが世界に放つ衝撃作

完全に変態ですよ

──3曲目の「DADADADADADA」は、「レディ・プレイヤー1」が好きなJeffさんがこの映画にインスパイアされた作品ということですが。

 Jeffさん、すごく映画が好きなんですよ。なので「FRNKSTN」1枚を通しても、映画のストーリー性みたいなものを意識したそうなんですけど。

ウィン 「DADADADADADA」のメロディラインは、ゲームのプレイヤーがレベルアップしたときの音を表現しているんですよ。

 そうなんだ!

ウィン 歌詞の内容も、レベルアップするために必要なことを言っている。なんですけど、僕がこの曲に関して一番思ったのは……本当にJeffさんエロいな!って。完全に変態ですよ。2番のBメロの「DADADADADADA」のハモりがヤッバい!

ケビン すごかったですよね、あそこ!

ウィン あのハモラインの作りは変態です! あの、女性の前で言っていいのかわからないんですけど……完全に絶頂迎えました。

一同 あはははは!(爆笑)

ケビン英寿 (笑)。めっちゃわかります。

ウィン ごめんなさい、でもその表現しかできないくらい。あそこのラインに行くっていうのは本当に変態。最近Pentatonixがめちゃくちゃ好きで、ハモリを意識して聴いてるのもあると思うんですけど……「ああっ、ジェフさんこれです!!」って(笑)。

ケビン その場で聴いてたんですけど、もう、声も出せなかったです。1人の聴き手として、めちゃくちゃ興奮しちゃって……。

一同 あはははは!(笑)

ウィン マジでヤバいよね!

英寿 ウィンさんの歌声も、Auto-Tuneがかかっててすごくカッコよかったんですよ。Jeffさんはその場でコーラスラインを考えていくんですけど、ホントに特殊で変態的なんですよ。

ケビン 熱もどんどん上がっていくから、最初は普通に会話で指示を出してるものが、だんだん「アー」とか、音だけになっていく。スピード感がどんどん上がっていって。

 その場のグルーヴで、みんなで作り上げていく感じというか。もちろん僕が見ていて思ったのは、みんなが完全にJeffさんに乗せられてるんですよ。人のマインドをうまいこと変えていく。

ウィン ただね、変わらない人もいると思う。「付いて行こう」と思わないと。あの人の変態的な妄想の世界に、僕らがどれだけ入り込めるか、なんですよ。

史記 聴いてるだけで楽しくなっちゃうので「自分も歌いたい!」って思いましたもん。

ウィン 確かに、ウズウズするだろうね。

PRIZMAX

自分でも「こんなに変わるんだ」と思うくらい

 ウィンのボーカルについて言うと、「WHO」がこれまでと一番変化がある曲な気がする。

ウィン おっ。

 今までだったら彼らしい歌い方をしてくる曲調だと思うんですけど、この曲を聴いたとき「違う!」って。語尾の捨て方とかアレンジがめちゃくちゃによくて。俺この曲、めっちゃ好きなんだよ。

ウィン 大ちゃんも「WHO」が一番好きって言ってたよね。

大樹 そうそう。

──ウィンさん的には、歌い方を変えた意識はあるんですか?

ウィン ディレクションに乗っかった結果、気付いたら変わっていたという感じですね。だから、それが僕の引き出しの1つですというふうにはハッキリ言えなくて。自分でも「こんなに変わるんだ」と思うくらいだから。でも、ライブではそれを超えていかなきゃいけないしね。

ケビン 僕は「Sweet Goodbye」がすごく好きです。片思いの曲をアルバムのラストに置いているんですけど、4曲目の「BAD LOVE」と正反対の愛の描き方をしていて、アルバムの中で一番メロディアスです。レコーディングのディレクションがどんどんスピードアップしていったもの印象深くて。

──具体的に言うと?

ケビン 僕、この曲でラップに初挑戦したんですけど、自分じゃない声や自分の知らない部分が引き出されていく感覚があって。それを音で聴くと、なんて言うんだろう、幽体離脱みたいな……。

大樹 後半特にヤバかったよね。

英寿 現場のアレンジで、ラップにメロが付いたんですよ。

ケビン アルバムの中で最後にレコーディングした曲でもあったので、思い入れもあります。

7人にしかできないことを

──まったく新しいPRIZMAXが刻まれた作品が完成しましたが、皆さんの手応えはいかがですか?

ウィン 自分たちをさらけ出しましたから。見た目に関しても、「俺はこの“新しい自分”で勝負していくんだ」という気持ちでみんなで髪染めたりだとか。自分の中で「いい」と思ってした変化でも、周りの評価が付いて来ないときもあると思うんですよ。でも、心が折れないようにリハをしっかりやって、いろんなものを積み重ねた上で人前に立つ。映画のワンシーンじゃないけど、例え卵をぶつけられても気にせずにパフォーマンスし続けるくらいの覚悟でいなきゃいけないと思うし、それだけの覚悟を持てるくらい、僕らは「FRNKSTN」でさらけ出しているから。付いて来れる人は付いて来て、という思いがありますね。手応えはまだないけど、覚悟はめちゃくちゃあります。人前に立ってからが本番だと思うので。まだ、僕らが求める“手応え”に向かって、上がっている途中という感じです。

──では、新メンバーの3人はこれからどうやってグループに貢献していきたいですか?

史記 軽はずみにこんなことを言っていいのかわからないんですけど、7人になったからこそできること、7人にしかできないことが絶対あると思うんです。新生7人のPRIZMAXでしか見られない景色を見るために、7人でしかできないことをやっていきたいです。

ウィン 全然軽はずみじゃないでしょ。

史記 僕ら、4人がどうやって進んできたのかがわからないから……。

ウィン それは関係ない、大丈夫。

史記 大丈夫ですか? よかったです(笑)。

大樹 ホントにこうして3人が来てくれて、僕らももう一度お尻を叩かれたというか。この7人でしっかりとこの「FRNKSTN」のリリースという最初の課題をクリアして、結果を残して。PRIZMAXというグループの名前をしっかりと全国、そして世界に広めていける活動をしていきたいと思います!

ライブ情報

PRIZMAX Live Level 8 ~CIRCUS~
  • 2019年7月6日(土)東京都 チームスマイル・豊洲PIT
    [第1部]OPEN 14:00 / START 15:00 [第2部]OPEN 17:30 / START 18:30
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