PRIKIL「SOMEBODY」インタビュー|「Who is Princess?」から誕生した5人組ガールズグループがついにデビュー (2/3)

大胆に大人っぽくイメージチェンジ

──いいチームワークが築かれてきていることがうかがえました。3月には新しいアーティスト写真が公開されましたが、そこでガラリと皆さんのビジュアルが大人っぽく変わりましたよね。全員黒髪だったのが、RINさんとUTAさんはハイトーンの髪型にチェンジして(参照:「Who is Princess?」発のガールズグループ・PRIKIL、デビューシングル発売決定)。

UTA はい。韓国で染めてバッサリ切ったんですけど、染めたあとの1週間は……(急に何かを思い出したように笑いを堪え始める)。

RIN なんで笑ってるの?(笑)

YUKINO まさにこういう瞬間です。急に通信が途絶えるんです(笑)。

UTA ……すみません! 染めたあとの1週間は自分じゃないみたいで、鏡を2度見ることが多かったです。でも2週間経った頃には慣れて、お風呂も早くなって、すごくお気に入りです……!(必死に笑いを堪える)

UTA

UTA

YUKINO 大丈夫?(笑)

UTA いつもはこんなじゃないんですよ。ツボに入ってしまって……(笑)。

RIN (笑)。

RINKO 私も金色のインナーカラーを入れたんですけど、直前までブリーチするって知らなくて。ブラウンになるのかなと思ったら、アルミホイルを取った瞬間に金髪になっていたので、めちゃくちゃびっくりしました(笑)。初めてインナーカラーを入れたので、すごく新鮮な感じでした。

YUKINO 私も茶髪にしてけっこう明るくなって。写真を見ると黒と茶色でこんなに雰囲気が違うんだなと思いました。

UTA お母さんに新しいビジュアルを見せたらめちゃくちゃびっくりしていました。PRIKIL全体の雰囲気がガラッと変わったので、「すごく垢抜けたね」って言われました。

同じ曲でもオーディションのときとは意識が全然違う

──5月4日に、ついにデビューシングル「SOMEBODY」がリリースされます。表題曲は「Who is Princess?」のファイナルのミッション曲でもありましたね。背伸びをしていない、等身大の皆さんの魅力が出ている楽曲のように感じました。

RINKO オーディションでもやった曲なんですけど、そのときとはメンバーも違いますし、PRIKILでは年齢が低めのメンバーが集まったので「SOMEBODY」に込められている歌詞が私たちにぴったりだなと感じています。フレッシュさがたくさん詰まっているんじゃないかなと思います。

UTA 「SOMEBODY」の歌詞に「待ちに待ってた時が来た 止まらないこれからが本番」という部分があるんですけど、そこはまさに自分たちに重なるなと思って大好きです。私たちもデビューすることを待ちに待っていたので。

──同じ曲といえど、表現するうえでオーディションのときとはやはり意識も全然違いますか?

RINKO オーディションのときは自分たちの曲というよりは、「課題曲だ」という意識のほうが強かったんです。たくさん練習して、その成果をステージで見せることに重点を置いていました。私たちの曲になってからは、メッセージ性を大切にして、それをどう伝えていくかを中心に練習することが多くなったと思います。収録されている3曲とも、夢に向かってがんばっている人の背中を押すようなパワフルな曲になっていて、「自分に自信を持ってがんばって」と、皆さんを応援するようなメッセージを伝えられたらいいなと思っています。

──ミュージックビデオは2月に韓国で撮影したと伺いました。私はまだ完成版を観れていないのですが、どんなふうに仕上がっていますか?

YUKINO 「PRIKIL」のロゴが入った紫とピンクのテープが上から垂れているセットで全員で踊るパートがあるんです。撮影しているときはただの銀テープだったんですけど、完成したMVを観たら、黄色いニコちゃんマークがたくさん周りを囲ってくれているような編集がされていて、それがとてもかわいくて! そこから映像の雰囲気がガラッと変わるので、注目して観てもらえるとうれしいです。

RINKO 私的にはソロで撮影した場所が気に入っています。メンバーそれぞれのイメージに合わせたお部屋が準備されていたんですけど、私は全面鏡貼りのお部屋で。どこを見ても自分の姿が目に入る空間で新鮮でした(笑)。すごく楽しかったです。

NANA ソロの撮影では団体のときより緊張してしまって。周りのスタッフさんは全員韓国の方だからもちろん言葉は通じないんですけど、そういうときに「がんばって!」って応援してくださったり、わざわざ携帯の翻訳機を使って話しかけてくださって、それがすごくうれしかった記憶として残っています。

NANA

NANA

YUKINO スタッフさんが本当に優しくて、「SOMEBODY」のサビの、両腕をぐるぐると回す「くるくるダンス」を真似して踊ってくださったんですよ! 「中毒性があるね」と言ってくださって。すごくうれしかったですし、聴いてくださる方々も真似して踊ってみてほしいです。

RINKO 振り付けで言うと、Dメロの「嘘じゃない ホントのmyself 見つけに行こう」という部分で、真ん中で歌っている私を4人が手をつないで円を作って囲んでくれるところがあって。そこは5人が1つになる感じがして一番好きですね。

──「SOMEBODY」と「FUN」は振り付けを、キール・トゥーテンさんが作っているんですよね。BLACKPINK「DDU-DU DDU-DU」「How You Like That」、TWICE「Feel Special」、NiziU「Make you happy」など、世界的なヒット曲を多数手がけている方です。

NANA はい! とてもうれしいです。「SOMEBODY」は人差し指と小指を使う「SOMEBODYポーズ」がサビの最初や最後に入ってくるんです。このポーズもたくさんの人に真似してもらって、ハッシュタグを付けて動画をアップしてもらえたらいいなと思っています。