悲壮感を一変させる「Close to you」

──カップリングは2曲ありまして、「Close to you」はおなじみの阿久津健太郎さんが楽曲を制作されてます。表題曲から一転、かなりポップなナンバーですね。

青山　「Close to you」は大人なんだけどかわいい、というコンセプトが私たちにぴったりだねって思って、これは絶対にカップリングに入れてほしいとお願いしました。

まえだ　カップリング曲はライブのことを考えて決めることが多いですね。この曲も絶対にライブでやりたいって思って。

──prediaがこのタイプの楽曲を歌うというギャップが面白いと思いました。

村上　私たち、カッコいい楽曲が多いですからね。でもライブ中に笑いたいじゃないですか。

湊　そう、たまには笑いたい（笑）。prediaって不幸で切ない歌が多いじゃないですか。どんどん不幸になっていくようなセットリストだと悲壮感が漂っちゃうかなって。それを一変させるような楽曲になるんじゃないかと思います。

──そしてもう1曲は白戸佑輔さん提供の楽曲「Shade of you」。こちらはメッセージ性が強い楽曲ですね。

湊　語りの部分がすごく長い曲です。

まえだ　でもこのセリフはレコーディング当日までなかったんですよ。

青山　レコーディングに行ってから知らされるという。

湊　でも青山玲子はすごいんですよ。セリフの部分、一発でOKもらってましたから。私は歌よりセリフが難しいので苦労したんですけど。

沢口　私はセリフを言うこと自体が初めてだったので、改めて玲ちゃんのすごさがわかりました。言いながら自分で笑っちゃうんですよね。

湊　今後のリリースイベントでカップリング曲も披露していくので楽しみにしててほしいです。

結成7周年の集大成になるツアーファイナルへ

──現在「predia 7th Anniversary Tour」と銘打った全国ツアーが行われていますが、前回のツアーと比較して新しく取り入れてることはありますか？

青山　前回はシンプルさをすごく意識して楽曲でもアレンジをあまり入れずに行ってきたんですけど、今回は楽曲本来のよさを生かしつつ、演出などで味付けをしてます。

村上　SEも毎回こだわって作っていただいてるんですけど、今回は結成7周年ということもあり、派手なイメージにしてて。

まえだ　街に繰り出す感じだよね。

村上　そういうテーマを楽しんでもらえるように、ライブ中では細かいところでいろんな演出を入れてます。気付いてもらえたらうれしいですね。

──ツアーファイナルが、新しくなった東京・日本青年館ホールで行われます。最後にこのライブに向けて意気込みをいただけますか。

村上　7周年に向けて1つずつ最高のステージを積み重ねているところなので、ツアーファイナルは今までで一番派手でパワフルな最高のステージにしたいと思います。

まえだ　ツアーを通して積み重ねてきたものを大きくして、確変を起こしたいですね！ とにかくすごいprediaをお見せするので皆さん、観に来てください！

湊　この7年やってきたことを舞台上でちゃんと見せていきたい。私たちの集大成になると思います。

沢口　今回のツアーは初めて訪れる場所もあって、初めてprediaのライブを観る人も多かったんです。だから日本青年館でのライブも、初めての方に「predia最高だな」って思ってもらえるようなものにしたい。もちろんずっと応援してくれてるファンの皆さんにも、私たちの熱い思いが伝わるようなものを届けます。

青山　ホールでのライブはprediaのよさを絶対に見せられると思いますし、結成7周年ということでここまでやってこれたという感謝の気持ちを表したいですね。「prediaって本当にいいグループだね」って言ってもらえるように、最高のツアーファイナルにします。