prediaがニューシングル「ヌーベルキュイジーヌ」をリリースした。前作「禁断のマスカレード」ではグループの持つ力強さをアピールした彼女たち。ワインをテーマにした本作では持ち前の“大人セクシー”を打ち出しつつ、これまでの作品ではあまりなかったキュートな一面も垣間見ることができる。音楽ナタリーでは湊あかね、青山玲子、村上瑠美奈、まえだゆう、沢口けいこの5人にインタビューを行い、楽曲の魅力について語ってもらった。

取材・文 / 古川朋久　撮影 / 塚原孝顕

飲んでるときと同じテンションで騒げるpredia

──「ヌーベルキュイジーヌ」はワインをテーマにした楽曲ということですが、PASSPO☆さん然り、プラチナム所属アーティストはお酒が好きなイメージが強いです（笑）。

一同　あはははは（笑）。

青山玲子　prediaは全員が飲めるわけではないんですが、けっこう飲むメンバーはいますね。

まえだゆう　お酒が弱い子も意外と多いんです。

──そうなんですね。皆さん、かなり飲まれるのかと思ってました。

湊あかね　打ち上げでも日によってはジュースでいいやってときもありますね。

村上瑠美奈　それに飲まなくても飲んでるときと同じくらいのテンションで騒げるので（笑）。

まえだ　私は飲めなくはないんですけど、飲むとすごく眠たくなっちゃうんですよね。

青山　……と言ってますけど、ちゃんころぴー（まえだ）は飲むと全然おとなしくなくて騒がしくなるんですよ。逆に飲ませ過ぎても騒がしさが5倍増しくらいになるので、こっちが後悔しちゃいます。

──逆にお酒が強い人は？

青山　けいたん（沢口）、あかねん（湊）は強いけど、酔ったところを見たことがないのはけいたんかな。

沢口けいこ　私、夜に寝酒を飲むようになってから、お酒が強くなっちゃったんですかね。全然酔わなくて。

まえだ　あかねんは酔うとわけわからんメールとか電話が来るんですよ。

青山　そうそう。電話も意味不明で何を言ってるのかわからない（笑）。

湊　赤ワインとかけっこう飲んじゃうんですよね。私はがぜん楽しくなっちゃう感じです（笑）。

成熟した今の私たちの色気を見せる

──次のシングルがワインをテーマにした楽曲と知ったとき、曲に対してどんなイメージを想像しましたか？

村上　ワインやお酒をテーマにした楽曲はprediaには今までなかったので、より大人っぽいイメージの楽曲になるのかなというのは予想してました。でも完成した音源を聴いたら、思いのほかかわいらしい感じで。ファンの方にも「大人っぽいけどかわいい」と評判です。

──大人の色気とかわいらしさが同居する楽曲は、prediaだからこそ魅力が出せるのかなと思いました。

青山　レコーディングでそういう要望があって。「もっと誘うように」というリクエストは今までの楽曲でもあったんですけど、前作「禁断のマスカレード」が力強い楽曲だったので、それと対比するように大人のセクシーさをもっと出してほしいと言われました。誘い方も「お酒が入ってる感じを出す」というか。

──「禁断のマスカレード」での力強さと「ヌーベルキュイジーヌ」でのセクシーさ。prediaが持つ2つの魅力を今年になって全面に打ち出してきてるなと感じてまして。今年はすごく攻めてきてるなと。

湊　振り幅は大きいほうがいいかなって。私たちの力強いところ、そして大人の女性らしいセクシーなところなど、両極端ですけどいろんな一面を見てもらったほうが私たちにとってもプラスになっていくと思いますし。

青山　2017年は勝負の年にしたくて、その気持ちを持ちながらリリースやツアーなどに挑んでます。今年、さらにステップアップしていかないとアイドルとしても先がなくなっていっちゃうし、守りより攻めの姿勢でやっていきたいと思ってますね。