PiXMiX|走り続ける6人 2ndシングルで切ない片思いソングに挑戦

そのときにしか聴けない歌がある

──「New Yearワンマンライブ『今年もよろピクミク!2020』」はソロでのカバー曲のコーナーあり、ゲーム企画ありの盛りだくさんの内容でしたが、KOHIMEさんが眼帯を付けているのはその疲れもあって?(参照:「今年もよろピクミク!」PiXMiX、内容盛りだくさんの今年初ワンマンで抱負発表

KOHIME 実はワンマンライブの3日前くらいにまぶたに怪しい腫れができて(笑)、「これはヤバいな」と思って目薬を差していたんですけど、どんどん大きくなる一方で。ワンマンのときはメイクさんがばれないようにメイクしてくれたんですが、終わったら一気に腫れてしまいました。メンバーからは「眼帯を付けているほうがかわいい」と言われたので、眼帯キャラもいいのかなと思っています(笑)。

──2020年1発目のワンマンライブを終えた感想はいかがですか?

AIRI 巫女さんの姿で登場して、いつも話さないような難しい挨拶をしたり、フロアにおみくじを投げたり、オープニングは新年らしい雰囲気を出してみました。そのあとはPiXMiXの曲で思い切り盛り上げて。1年ぶりにやったカバー曲のコーナーでは初めて1人ずつソロで歌ってめちゃくちゃ緊張したんですけど、それも含めて楽しかったです。

TOWAKO ソロ曲のコーナーは「ピクミク歌謡祭」と題してテレビ番組みたいな演出になっていて、歌っていてすごく楽しかったです。

ITSUKI ライブ全体を通して今までで一番バックの映像が凝っていて、とてもキレイでした。これまで以上に見応えがあったんじゃないかなと感じているので、スタッフさんたちに感謝しています。

──特に新曲の「チョコレート・リグレット」ではピンクの照明も相まって、楽曲の世界観を表現できていたと思います。

MISAKI 私たちはワンマンライブで特別感を出すことを意識しているので、これからもそういった演出にこだわっていきたいですね。

──ライブのときは「戦う1年にしたい」とも語っていましたが、PiXMiXの持つ強みや武器はどこにあると思いますか?

MISAKI 私たちは生歌でライブをやっているので、そのときにしか聴けない歌やそのときにしか観られないパフォーマンスがあることが強みなのかなと思います。

ITSUKI 最近はボイトレも受けさせていただいているんですよ。自分が一番出しやすい声を教えてもらって、普段はその声をもとに歌の練習をしています。

AIRI あと、メンバーの個性がバラバラなところも面白いポイントだと思います!

ITSUKI うちのグループに1人天才がいてですね……それが最年少のAIRIなんですけど、すべてが面白いです。

AIRI めっちゃひどい!(笑)

KOHIME 自分で「キャラメルランドに住んでる」って言ってるんですよ。

MISAKI すごいよね。LINE LIVEの配信中にそういうことを言い出して。

──天然キャラなんでしょうか。

MISAKI ド天然だと思います。

KOHIME 衣装にすぐに食べ物をこぼすし、レッスンが終わったあとレッスン用の靴で家に帰ろうとするし。

KAREN スタジオのマイクを鞄の中に入れて持って帰ろうとするし。

TOWAKO あははは!(笑)

KOHIME いくらでもそういう話が出てきます。

──AIRIさんは自分が天然だという自覚はあるんですか?

AIRI うーん、忘れものが多いなあとは思ってます(笑)。

もしも戸田恵梨香さんが目の前にいたら

──「チョコレート・リグレット」は、前向きな歌詞が特徴だったメジャーデビュー曲「その先へ」とはまた違う方向性の楽曲で、切ないバレンタインソングに仕上がっています。

MISAKI バレンタインって必ずしもいい思い出が残るわけじゃないということで、後悔を意味する「リグレット」という言葉がタイトルに付いているんです。すごく切ない歌詞も私的には好きなポイントです。

──片思いをしている女の子をメンバーが応援するというドラマ仕立てのMVも、告白してフラれてしまうという切ない終わり方になっています。

KOHIME アイドルの曲だったら普通、最後にくっ付きますよね(笑)。曲中には1人ひとりセリフを言うパートがあるので、そこにもぜひ注目してほしいです。ライブではセリフを変えて毎回違うものを見せられたらいいなと思っています。

TOWAKO セリフパートはレコーディングするのがかなり恥ずかしかったです。ブースの外からKOHIMEが指導してくれたおかげで、なんとかうまくできました。

KOHIME 恥ずかしがっているのが声にも表れちゃっていたので、「もっとできるよ」と声をかけたんです。

──KOHIMEさんはそういうセリフパートを言うのは得意なほうなんですか?

KOHIME いや、そんなことないです(笑)。

KAREN 私とKOHIMEで一緒にレコーディングしたんですけど、最初、KOHIMEはすごい笑ってて。

KOHIME だって恥ずかしいんだもん!

MISAKI ライブでは、セリフを届ける相手、お客さんが目の前にいるじゃないですか。でもレコーディングは1人だけの空間で、マイクに向かって言うからなんだか恥ずかしくなるんですよ。

ITSUKI 自分の声が耳に返ってくるしね。

KOHIME スタッフさんから「好きな人を思い浮かべてみて」とアドバイスをいただいたんです。私は戸田恵梨香さんが好きで、「戸田恵梨香さんが目の前にいたらどうすんの?」と言われて、そのシチュエーションを想像しながらセリフに思いを込めました。

──振り付けの注目ポイントはありますか?

ITSUKI 指でハートマークを作る振りが多く登場します。細かい振りなんですが、大きなハートがあったり、小さいハートがあったりして見ていて面白いと思うので、ぜひライブではそこに注目してほしいです。

AIRI この曲はゆったり系のダンスで、今までのPiXMiXにない感じの振り付けになっています。