ほかのアイドルがやったことのないことを

──「Original War」のミュージックビデオもXmas Eileenチームが手がけたとのことですが、タトゥーを入れたメンバーの姿が印象的な作品ですね。

No name　MVも曲にあわせてカッコいいものにしようと考えていところ、メンバーにペイントでタトゥーを入れたら面白いんじゃないかという話になって。僕の知り合いの彫師たちにタトゥーを描いてもらったんです。最初はペイントとは言えアイドルにタトゥーを入れていいのかなと思ったんですけど、Pimm'sのマネージャーさんが「全然大丈夫です！」と言ってくれました。

郡司　ほかのアイドルがやったことのないことをやりたかったし、前々からタトゥーのペイントを入れてみたいと思っていたんです。

No name　ペイント技師ではなく、敢えてちゃんとした彫師に依頼しました。と言っても、芸大出身だったり、絵描きとして活動してたヤツらなんです。作業はゴリッゴリのタトゥースタジオでやりました（笑）。Pimm'sには貴重な経験をしてもらえたと思います。

小林　みんな見た目めっちゃ怖かったけど（笑）。

郡司　初めてXmas Eileenさんの楽屋に入ったときと同じ感覚でしたね（笑）。でも皆さんすごくいい人たちで。メンバーそれぞれタトゥーを入れてもらった箇所が違って、私は一番面積が広い背中にペイントを描いてもらったんですけど、すべての作業が終わったのが明け方で。そんな時間まで協力していただけて、とてもありがたかったです。

No name　MVはまた別の弟分のテラってヤツと一緒に作りました。Xmas EileenのMVもそいつがすべて撮ってるんですけど、僕らの作品以外でタッグを組んだのは今回が初めてだったんです。撮影が終わったあとに2人で4時間くらい飲んで、楽しかったねって語り合いました。さっきと同じ流れですけど、そういう機会をくれてありがとうございました！

Pimm's　いえいえいえ！（笑）

──撮影は順調に進みました？

川崎　ペイントの上に衣装を着ていたので、ペイントを崩さないようにするのに苦労しました。汗ですぐ崩れちゃうんですよ。

栗田　袖が肌と擦れるので、腕に包帯をぐるぐる巻いて撮影しました。

川崎　ちょっと絵が落ちたらすぐに手直しして。すごく大変でしたね。

──MVにはダンスシーンもありますが、振り付けの注目ポイントはどこでしょう？

郡司　「Wow Wow」と歌うところはお客さんも一緒に踊ってほしいと思ってます。ファンの方と一体感を感じられる振り付けにしたくて、ダンスの先生に相談して変えてもらった動きがあるんです。与えられたものだけではなく、自分たちの意思もしっかり入った振り付けになっています。

小林　ファンのことはメンバーが一番わかってますからね。

切っても切れない縁

──Pimm'sのメンバーからXmas Eileenに聞きたいことはありますか？

郡司　そうですね……Xmas Eileenさんはどうやって歌を学んできたんですか？

No name　ボイストレーニングに通ったこともあるけど、自分で得意、不得意なことを探してきたかな。教えてもらうのも大事だけど、毎日自分と向き合って悩むことが一番大事だと思う。すみません、真面目な話して（笑）。

郡司　いえいえ、ありがとうございます！

No name　僕も1つ聞いていいですか？ Pimm'sの目標はなんですか？

郡司　日本武道館のステージに立つことです。

川崎　でも、それはあくまで通過点で。日本武道館にはまだ全然届かないですけど、そこがゴールだとは思っていません。

No name　素晴らしいですね。それくらい志が高くないと僕も一緒に仕事したくないので、安心しました。

──11月からは全国ツアーが開催されることが決定しています。

郡司　はい。ツアーに向けて新しいものをどんどん取り入れていきたいと思っています。

小林　ファンの人を飽きさせないためにね。

郡司　そうするには新曲が大事になってくるんですけど……またXmas Eileenさんに書いていただけないかなあって。

No name　えっ!?（笑）

川崎　ツアーの頃には「Original War」も人気曲として定着していると思うので。

郡司　新しく武器を増やしたいんです。

小林　私たちの願いなんです！

No name　僕ももうおっさんなんで体力面が心配なんですけど、そうですね……がんばりましょうか。

Pimm's　わー！ ありがとうございます！

No name　乗りかかった船なんでね。僕でよかったら書きますよ。

川崎　もう切っても切れない縁ですよ！

小林　私たちができる恩返しは作っていただいた曲を多くの方に聴いてもらうことだと思うので、売れるようにがんばります！