今のメンバーの意思を表した新曲
──新生PiiiiiiiNの特徴やグループとしての武器はなんでしょうか?
原口 ライブを観てくださった方には「フレッシュさがあるね」とよく言ってもらえます。
美希 「ロックなサウンドの曲を元気よく歌っているところがいいね」って。
──3月12日にリリースされる両A面シングル「Jumping / 黒板のメロディー」の収録曲もロックな楽曲で、表題曲の1つ「Jumping」はアップテンポで疾走感あふれるナンバーです。
美希 手で作った“PiiiiiiiNポーズ”を頭上に掲げた状態で曲が始まるんですけど、「絶対にアイドル界で空高く飛び立ってやろう」という今のメンバーの意思が表れている曲です。ライブでパフォーマンスしていて感情を込めやすい曲ですね。
前田 「夢を一緒に追いかけよう」という内容の歌詞が今の私たちにぴったりです。
──レコーディングはいかがでしたか?
原口 苦戦しました。名古屋でレコーディングしたので、時間との戦いもありました。
中尾 何回も歌い直しました。
岩渕 ソロパートがうまく歌えなくて。
原口 仮歌を聴いてから自分で歌えるようになるまで時間がかかりました。アップテンポだし、初めて聴く曲を覚えるのって難しいんだなと改めて感じました。
──この曲のミュージックビデオは学校を舞台にメンバーが撮影した映像で構成されていて、青春感にあふれていますね。
原口 学校を丸々借り切って撮影して。みんなでおそろいの制服を着つつ、それぞれ違う着こなし方で個性を出してわちゃわちゃしました。いい思い出になりました。
前田 ホントにみんなと学校生活を送っているような気持ちになりました。
那須 メンバーと同級生になった気分でした。
上野 私は高校1年生でアイドルになったので、活動との両立で普通の子みたいな高校生活を送れていなくて。撮影を通して初めてちゃんとした高校生活を体験できた気がしました(笑)。
美希 演出についてスタッフさんと案を出し合ったので思い入れが深いし、すごく楽しい撮影でした。
原口 観ている方にもその楽しさが伝わると思います!
先代の曲もだんだんと自分たちのものに
──もう1つの表題曲「黒板のメロディー」はロックなサウンドでありつつ、「Jumping」とはまた違ってメロディアスな楽曲ですね。
原口 やっぱりこの曲も最初に聴いたときに、「私に歌えるのかな」という不安がありました。
美希 歌が得意じゃないメンバーが多いので、いつも「大丈夫かな?」と確認し合うところから始まって。
原口 「Jumping」は「飛躍したい」という思いを歌った曲ですが、「黒板のメロディー」にも「もっともっといろんなことに挑戦したい」という気持ちが込められています。
那須 黒板消しで文字を消すような“黒板ダンス”と呼んでいる振り付けがあって、現場に黒板消しを持ってくるファンの方がいるんです(笑)。
原口 最初の歌い出しをカッコよく歌おうとしても、黒板消しを持って楽しそうにこっちを見ているファンの方を見ると笑いそうになっちゃいます(笑)。
──シングルには先代PiiiiiiiNの楽曲を現体制でレコーディングした音源がカップリング曲として収録されています。先代の曲と新生PiiiiiiiNのオリジナル曲では歌うときの感覚が違ってきますか?
原口 やっぱりちょっと違いますけど、オーディションのときから歌っている「BRING IT ON!!!」や「ススメ! Glory Days!!」はだんだんと自分たちのものにできていると思います。ほかの曲もその途中ですね。
美希 去年からずっと歌っているので、自分たちの曲という愛着があります。
那須 でも、より感情を込めやすいのはやっぱりオリジナル曲かな。
上野 もともとあった曲をどうやって自分たちなりに歌うか考えながら活動しています。
──先代と比べられる怖さもありますよね。
美希 そうですね。すでに完成していた曲なので。
アイドルをやるからには武道館へ
──最後に今後の目標を聞かせてください。
那須 2月にTSUTAYA O-nestで開催した1stワンマンライブでメンバーとファンの間で気持ちを共有できる部分というか、つながりを感じる場面がけっこうあって、一緒にがんばろうという気持ちになれたんです。そこで「武道館のステージに立ちたい」と宣言したら、みんなが「付いていくよ」と応えてくれました。
──日本武道館は先代も掲げていた目標ですよね。
原口 先代が目指していたからという理由ではなく、アイドルをやるからにはそこを目指したいという気持ちです。
──ほかに何か挑戦してみたいことはありますか?
美希 「音楽番組に出たいね」という話はメンバーとよくしています。できることは全部やっていきたいです。
中尾 1つひとつのライブを大事にして上にいきたいですね。
原口 ワンマンライブでグループとしての課題が見つかったので、それをクリアして5月26日の1stアニバーサリーライブで1年間の集大成を見せたいです。
──どんな課題が見つかったんですか?
原口 いっぱいあるんですが、1つはトーク力ですね。私たち、楽屋のほうが面白いんですよ(笑)。あとはもっと体力を付けて1stアニバーサリーライブに臨みたいです。
- PiiiiiiiN「Jumping / 黒板のメロディー」
- 2019年3月12日発売 / FIFTY-FIFTY Records
-
Type A [CD]
1200円 / QARF-50001
- 収録曲
-
- Jumping
- 黒板のメロディー
- BRING IT ON!!!
-
Type B [CD]
1200円 / QARF-50002
- 収録曲
-
- Jumping
- 黒板のメロディー
- ススメ! Glory Days!!
-
Type C [CD]
1200円 / QARF-50003
- 収録曲
-
- Jumping
- 黒板のメロディー
- 好きだからムカつくんだ
-
Type D [CD]
1200円 / QARF-50004
- 収録曲
-
- Jumping
- 黒板のメロディー
- ヒミツの宝箱
-
Type E [CD]
1200円 / QARF-50005
- 収録曲
-
- Jumping
- 黒板のメロディー
- You & I
ライブ情報
- PiiiiiiiN 1st Anniversary LIVE
-
- 2019年5月26日(日)東京都 SOUND MUSEUM VISION
- PiiiiiiiN(ピーン)
- “愛ある青春ROCK IDOL”をコンセプトに掲げるアイドルグループ。2013年12月に結成され、東京・日本武道館のステージに立つことを目標に精力的に活動していたが、2017年5月に行った東京・WWW X公演をもって解散した。その後2018年5月にメンバーを一新し、原口みなみ、岩渕ひな、前田イブ、美希あすか、上野りみ、那須笑美、中尾みきの7人で再始動。2019年3月に両A面シングル「Jumping / 黒板のメロディー」をリリースし、5月に東京・SOUND MUSEUM VISIONで再結成1周年記念ライブを行う。