PiiiiiiiNが3月12日に両A面シングル「Jumping / 黒板のメロディー」をリリースした。“愛ある青春ROCK IDOL”をコンセプトに掲げるPiiiiiiiNは、2018年5月にメンバーを一新して再始動。グループや楽曲のコンセプトはそのままに、フレッシュさを新たな武器にして再び精力的に活動を行っている。音楽ナタリーではメンバー7人にインタビューを実施し、メンバー1人ひとりのキャラクターに迫りつつ、彼女たちの決意表明が歌われているニューシングルについて話を聞いた。
取材・文 / 近藤隼人 撮影 / 曽我美芽
アイドルに対するイメージが変わった
──最初に、メンバー1人ひとりの自己紹介をお願いします。
原口みなみ はい。埼玉県出身、高校3年生18歳の原口みなみです。PiiiiiiiNの挨拶係をやっています。レッスンのときなど、メンバーを代表してご挨拶するときは私が仕切っています。
美希あすか みんなのお母さん的存在です。あと、白米が好きです。
原口 白米とアイドルが好きなんです。
上野りみ 最近はパンやパスタに浮気してますけど(笑)。
──もともとアイドルが好きでPiiiiiiiNのメンバーオーディションを受けたんですか?
原口 中学生のときはアイドルオタクでした。そのときは自分がアイドルになろうと思ってなかったんですけど、高校で悔しいことがあってオーディションを受けることを決めました。
──実際にアイドルになってみて、オタク時代に思い描いていたイメージとギャップはありましたか?
原口 正直、アイドルとしてやっていける自信はけっこうあったんですけど、実際になってみたら難しいと感じることも多くて、向いてないんじゃないかと思ってしまうこともあります。
──そうなんですね。続いて岩渕さん、自己紹介をお願いします。
岩渕ひな 北海道出身、高校3年生18歳の岩渕ひなです。今のPiiiiiiiNはメンバーが全員高校生で、この3人(岩渕、原口、中尾みき)が年上組です。私はグループで一番背が高いです。
美希 美形担当ですね。
原口 メイクとかに詳しいんです。それに、すごく面白い子です。
──具体的にどんなところが?
原口 動きが面白いんです。びっくりしたときのリアクションとか。手足が長いので、幅の使い方がすごくて(笑)。
岩渕 大げさって言われます。
美希 びっくりしているひなを見て、逆に私たちがびっくりします(笑)。
上野 顔がすごくきれいで、最初はクール系の子なのかなと思ってたんですけど、しゃべってみたら面白くて親しみやすかったです。
岩渕 オーディションでは緊張して、あまりしゃべれなかったんですよ。仲良くなっていくうちに、自分の素を出せるようになりました。
──それでリアクションも大きくなっていったと(笑)。岩渕さんはどういった経緯でオーディションを受けたんですか?
岩渕 私はもともとアイドル志望ではなくて、事務所に勧められてオーディションを受けました。受かるまで自分がアイドルになるとは思ってなくて。アイドルのことを全然わからないまま活動を始めたのでちゃんとできるのかなと不安だったんですけど、続けていくうちに楽しさがわかってきました。
──それまではアイドルに対してどんなイメージを持っていました?
岩渕 特に具体的なイメージもなくて、ただ歌って踊るだけだと思っていました。でも、大変なことも楽しいこともいっぱいあって、アイドルを見る目が変わりました。
生まれたときからアイドルになりたかった
──続いて、前田さんお願いします。
前田イブ はい。大阪府出身の高校1年生16歳、前田イブです。メンバーの中で最年少です。私は昔からダンスをやっていました。
美希 歳下なんですけど、大人っぽくて甘えられるメンバーです。
──ダンスをやっていたということですが、アーティストやアイドルに興味はあったんですか?
前田 事務所にオーディションを勧められるまでは興味なかったです。今PiiiiiiiNで踊っているダンスも前にやっていたものとジャンルが違うし、歌も苦手で。しかも人見知りだったので最初はファンの方と話すのも得意ではなかったんですけど、今は慣れて楽しくなってきました。
──前はどういうジャンルのダンスをやってたんですか?
前田 レゲエダンスをやってました。なめらかな動きで踊るレゲエダンスに比べて、アイドルのダンスはキレが大事なので難しいです。
──なるほど。次に美希さん、お願いします。
美希 神奈川県出身、高校2年生16歳の美希あすかです。グループでは一番明るいメンバーだと思います。私はもともとアイドルが好きでしたが、現場に行ってライブを観るのではなく、雑誌を読んだり、YouTubeで動画を観て曲を覚えて楽しむという感じでした。
──在宅オタクだったんですね。
美希 はい、現在進行形で在宅オタクです(笑)。私にとってアイドルは神々しい存在だったので、自分がアイドルになるという発想はなかったんですけど、スカウトで事務所に入ったあとにオーディションを勧められて、今に至ります。
──グループで一番明るいということですが、ほかのメンバーから見た美希さんの印象はどうですか?
原口 病弱ですけど、PiiiiiiiNで一番パワフルです。
中尾みき 体は小さいのに迫力があるんです。
岩渕 ステージで一番大きく見えます。
──では続いて上野さん、お願いします。
上野 北海道出身、高校1年生の上野りみです。私はアイドルになりたくてオーディションをたくさん受けていたんですけど、どれも落ちていて。そんな中PiiiiiiiNのオーディションに受かって、念願のアイドルになることができました。
──もともとアイドルになりたいという思いがあったんですね。
上野 生まれたときからありました(笑)。ずっと憧れていました。
──グループ内ではどんなポジションですか?
美希 妹的存在というか、妹を通り越してペットですね。
那須笑美 なんか愛くるしいんですよ。
原口 身長は高いんですけど、ぴょこぴょこしていて、うさぎっぽいんです。
上野 PiiiiiiiNのうさぎ係です!
原口 顔もうさぎに似ているので(笑)。でも、本物のうさぎは嫌いなんだよね。あとピンクが大好きで、服装にピンクが入っていない日がないです。
岩渕 でも落ち着いてきたよね。前は全身ピンクだったんですけど。
美希 普段の格好でもツインテールなので、見つけやすいんです。
──アイドル担当でもあるんでしょうか?
美希 “ザ・アイドル”です。
次のページ »
応援してくれるファンがいることが一番
- PiiiiiiiN「Jumping / 黒板のメロディー」
- 2019年3月12日発売 / FIFTY-FIFTY Records
-
Type A [CD]
1200円 / QARF-50001
- 収録曲
-
- Jumping
- 黒板のメロディー
- BRING IT ON!!!
-
Type B [CD]
1200円 / QARF-50002
- 収録曲
-
- Jumping
- 黒板のメロディー
- ススメ! Glory Days!!
-
Type C [CD]
1200円 / QARF-50003
- 収録曲
-
- Jumping
- 黒板のメロディー
- 好きだからムカつくんだ
-
Type D [CD]
1200円 / QARF-50004
- 収録曲
-
- Jumping
- 黒板のメロディー
- ヒミツの宝箱
-
Type E [CD]
1200円 / QARF-50005
- 収録曲
-
- Jumping
- 黒板のメロディー
- You & I
ライブ情報
- PiiiiiiiN 1st Anniversary LIVE
-
- 2019年5月26日(日)東京都 SOUND MUSEUM VISION
- PiiiiiiiN(ピーン)
- “愛ある青春ROCK IDOL”をコンセプトに掲げるアイドルグループ。2013年12月に結成され、東京・日本武道館のステージに立つことを目標に精力的に活動していたが、2017年5月に行った東京・WWW X公演をもって解散した。その後2018年5月にメンバーを一新し、原口みなみ、岩渕ひな、前田イブ、美希あすか、上野りみ、那須笑美、中尾みきの7人で再始動。2019年3月に両A面シングル「Jumping / 黒板のメロディー」をリリースし、5月に東京・SOUND MUSEUM VISIONで再結成1周年記念ライブを行う。