メガネが一緒だから大丈夫やって!
撮影前、若手俳優の大越晴護が演じる高校時代の稲田の映像をチェックしたアインシュタインの2人。隣にいる現在の稲田と回想シーンに登場する稲田のさわやかな顔を見比べた河井は「これ、ちゃんとつながるんですよね?」「これでホンマにつながります?」とツッコミを入れ、稲田は「メガネが一緒だから大丈夫!」「いや、だから、メガネが一緒だから大丈夫やって!」と小道具のメガネのみを根拠に指摘を突っぱねる。コントのような2人のやり取りに周りのスタッフもすっかり和んだ。
初挑戦の本格的な演技で稲田が見せた奥行きある表情
今回の撮影について稲田は「芸人の顔が出ないよう、物語の世界観に溶け込むのに苦労しました」とシブい表情でコメント。「頷くだけなのに、NG出してたやん」とすぐさま河合にツッコミを入れられていたものの、現在から過去に思いを馳せる稲田の表情には奥行きがあり、「一瞬イケメンに見えました」とスタッフも目を丸くしていた。初めて本格的な芝居に挑戦した稲田の演技はファンならずとも要チェックだ。
自宅の鏡でパピコの食べ方を猛練習
パピコの動画撮影にあたって、自宅で鏡を見ながらパピコの食べ方を研究してきたというヒロイン役の吉柳。その甲斐あって、吉柳はカメラの前でも終始ナチュラルにおいしそうな表情を連発し、現場を大いに盛り上げた。また花火のシーンでは、幻想的な火花に照らし出される吉柳の横顔に「心が痛くなるほど素敵な表情」と絶賛の声が上がった。
インタビューアインシュタイン
──撮影の感想をお聞かせください。
稲田直樹 台本を見させていただいたとき、芸人の稲田が出ないようにと思って、作品の世界観に溶け込むのに苦労しました。大丈夫でした?
河井ゆずる いやいや、相槌打つだけでNG出してたやん。
稲田 ちょっと河井さん、そういうツッコミみたいの、やめて。笑いになるから。
河井 ツッコミみたいの、じゃないの。ツッコんでんの。みたいのって言うな。ツッコミ未満になるから。
稲田 違う違う。今回はお笑いじゃなくて、俳優やってるから。ツッコミみたいのやめて。
河井 みたいのって言うな。
稲田 だから、そうやっていちいちレスポンス入れんといて。
──この夏、新たに始めたいことは?
河井 今まで劇場でのライブが主でしたが、今はちょっとコロナの関係で、お客さんが満席の状態でというのができなくて、配信とか新しい試みをやり始めている最中なので、また違った形でお客さんに楽しんでもらえるようなものができたらなと思います。
稲田 今はメガネでちょっと貧弱なイメージがあると思うんですけど、この夏は肌を焼いて体を鍛えて、またちょっと違う役がやれるよう、体作りに励みたいと思います。
河井 いやいや、体つきの問題じゃないねん。お前に俳優の仕事がけえへんのは。
稲田 サーファーとか。
河井 サーファー!? けえへんって。
稲田 パピコはチョココーヒー以外の味もありますもんね。
河井 あ、このパピコの動画の続編みたいなこと狙ってんの?
稲田 そうです。
河井 え、次お前、サーファーで出るん?
稲田 はい。でも、今の体やったら無理だと思うんで。
河井 ちゃうちゅう、体の問題じゃないのよ。
稲田 またツッコミみたいのやってる。お笑いを1回置いてきて。嫌やわ、この関西人……。
河井 お前も関西人や。何がそんなに嫌やねん。
稲田 俺、今東京でやってんねん。入ってくんなや!
──パピコはどなたと分け合って食べたいですか?
河井 やっぱり、今CMに出ている吉岡里帆さんと食べられたら素敵やなと思いますね。
稲田 僕も吉岡里帆さんと。
河井 お前もかい。
稲田 だから、吉岡里帆さんはパピコが2本になりますね。よかったですね。
河井 でも、どっちかのしか受け取ってくれない可能性もあるよ。
稲田 室内の温度とか冷房の感じとか。
河井 温度とかじゃなくて。ちょっと稲田さんからのは、ってパターンもあるかもしれんよ。
稲田 逆に、私はパーマの人からのはちょっと、っていう可能性もあると思う。
河井 別にパーマの人、見慣れてるやろ。
稲田 吉岡里帆さんの何を知ってんねん!
河井 急に大きい声出すなって。
稲田 次から1人でやらしてもらっていいですか。なんかノリがお好みソースなんですよね。
河井 じゃあ、お前はなんやねん。
稲田 パルメザンチーズが入ってるやつみたいな……。
河井 せめて浮かんでよ。なんでもいいから、東京っぽいやつ言うてよ。
稲田 すいません。このくだり、全体的になしで。
──動画をご覧になる視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。
河井 昔からずっと変わらずおいしいパピコは、小さいお子さんからお年を召された方まで、幅広い層の方に愛していただけるようなアイスですから、ぜひたくさん食べていただきたいと思います。
稲田 僕は昔から食品関係のPRとは縁遠い人間だったんです。でも今回、こうやってお世話になることができました。
河井 皆さん食べてください。お願いします!
- アインシュタイン
- 稲田直樹と河井ゆずるによるお笑いコンビ。それぞれ別のコンビを解散し、ピン芸人として活動したのち2010年11月に結成した。河井はNSC大阪校26期生、稲田は28期生で稲田が2期後輩にあたる。2016年「上方漫才協会大賞」大賞、2018年「NHK上方漫才コンテスト」最優秀賞受賞。2018年10月に自身初のDVD「アインシュタイン DVDSTEIN」をリリースした。2020年4月に活動拠点を東京に移し、さまざまな番組に出演中。
インタビュー吉柳咲良
──撮影の感想をお聞かせください。
夏にみんなで花火をしたり、アイスを食べたりしたことがあまりなかったんですけど、撮影中に花火をできたことがすごくうれしくて、今度はプライベートでも友達みんなで花火とかできたらいいなと思いました。
──撮影で特に意識したことは?
パピコの食べ方にすごくこだわって、鏡の前でいっぱい練習しました。その成果がカメラの前で出て、素敵に映っていたらいいなと思いつつも、ついたくさん食べちゃいましたね(笑)。
──高校生の稲田さん役を演じた大越さんとのお芝居で印象に残っていることは?
最初に撮影した教室のシーンで、私がすごく緊張していて、監督から「もっと彼との距離を詰めて」と言われても、ちょっと遠慮しちゃったり、笑顔が固かったりしたんですけど、一緒に過ごしているうちに私自身も撮影を楽しめてきて、自然といっぱい話すようになっていました。
──パピコはどなたと分け合って食べたいですか?
いつも私の支えになってくれている親友がいるので、その子に「いつもありがとう」と渡したいですね。と言いつつ、本音ではパピコは私の毎日の楽しみになっているので、明日の自分と分け合いたいなとも思ったりします(笑)。
──高校生になって初めて夏に挑戦したいこと、楽しみにしていることをお聞かせください。
プールや海にも久しく入っていないので、友達と行きたいんですけど、その時期までに体を絞るため、キックボクシングに挑戦したいですね。そして、そのご褒美にパピコを食べて。夏は一番青春っぽい季節なので、学校の友達と夏にしかできないことをたくさんしたいですね。浴衣も着てみたいので、新しい浴衣を買いに行きたいです。
──動画をご覧になる視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。
撮影中、「THE 青春」というようなシーンをたくさん経験させていただきました。素敵な青春動画になっていると思うので、たくさん見てほしいなと思います。今年の夏も暑くなると思うので、皆さん体調に気をつけて、いっぱいパピコを食べて、元気に夏を乗り切りましょう!
- 吉柳咲良(キリュウサクラ)
- 2004年生まれ、栃木県出身の女優。2016年に「第41回ホリプロタレントスカウトキャラバンPURE GIRL2016」でグランプリを受賞した。2017年、舞台初出演にして主演を務めたブロードウェイミュージカル「ピーターパン」では、史上最年少タイの13歳で10代目ピーターパンを演じ、以後4年連続で主演している。2019年7月に公開された新海誠監督のアニメ映画「天気の子」でヒロイン天野陽菜の弟・天野凪役の声を担当。2019年9月に公開された映画「初恋ロスタイム」ではヒロインの篠宮時音役を務めた。