「これは観に行くしかないですね！」

──ガラさんは、aie（the god and death stars）さんや晁直（lynch.）さんと一緒にseekセッションバンドに参加するんですよね？

ガラ　そう。俺、何気にaieくんとは近いとこにいたのに、一緒にステージに立つの初めてだからね。aieくんから誘われたときには、もうすでにやること前提の話しになってて（笑）。まあ、面白ければいいかなって。

逹瑯　まだ何やるか決まってないんでしょ。早く決めたほうがいいんじゃない？

ガラ　へ!? 何言ってるの？

seek　さっき、ガラさんが来る前に、逹瑯くんに「何やるの？」って聞かれたんで、「まだ決まってない」って嘘ついたんで（笑）。

逹瑯　おおーマジかよ！ 決まってんの？ 嫌だわあ、このAB型！（※seekはAB型）

ガラ　MERRYは最近lynch.とツアーやってたんですけど、そのときも玲央さんが「セッション何やるの？」って聞いてきて。でもseekセッションバンドでドラムをやってもらう晁直（lynch.）くんも「seekさんが絶対に当日まで内緒でって言ってたんで、絶対に言えません！」ってメンバーにも言ってないみたいなんで、俺も誰にも言ってないし。

逹瑯　ってか、やっぱり昔のバンドマンは違うね。先輩の言うことには絶対服従なんだね。すごいわ、その徹底してる感じ。律儀なヤンキーみたいだね（笑）。で、何やんの？ ねえ、何やんの？

seek　言わへん。

逹瑯　ねえ、ガラ。教えて。

ガラ　言わないでしょ、絶対（笑）。

逹瑯　うわあ、すげえ、なんかすっげえヤダわ、これ（笑）。っていうかね、裏話をすると、俺のセッションも最初は海とは別にやる予定だったの。けど、誘ってるメンバーがことごとく被ってて。それで一緒にやろうってことになったんだよね。

ガラ　（資料を見ながら）逹瑯、ボーカル団長（NoGoD）とツインなの!? 団長出るの？

seek　初出演やね。

ガラ　どうなんの、コレ。楽しそうだね。これは観に行くしかないですね！

──いいプロモーションにつなげましたね（笑）。

楽屋の楽しい雰囲気＝「Over the Edge」

ガラ　なんか楽しくなってきたな。俺、今年はちょっと早めに行こうかな。

逹瑯　おいでよ。俺、昼の12時くらいには入るから、ガラ拾ってから行くよ。でも手ぶらで来ちゃダメだよ。なんか差し入れ持ってこないと。俺は毎年ミカン持ってってるからね。

ガラ　なんでそんなに早く行くの？

逹瑯　事務所の偉い人たちに、カンパしてもらわないといけないから。俺がその役目なの。自ら最初に自腹切って封筒に1万円入れて、その封筒持って偉い人からカンパしてもらうの。そのお金で鍋の食材買ってるんだからね。このイベントの裏は、みんなからのカンパで成り立ってんの。飲み部屋にあるお酒はFWDをはじめ各事務所さんからの差し入れだから。seekのたこ焼きだって、材料も全部seekの自腹なんだから。そのためにたこ焼き器買ったんだし。俺なんて「Over the Edge」のために餅つき機まで買ったから（笑）。

ガラ　マジ!? そんなに気合い入ってたんだね。んじゃ、俺もやっぱなんかするわ、今年。カウントダウンでも仕切ってみようかな。

逹瑯　おっ、言ったね！ よし、決まり！　

ガラ　カウントダウンしたらいいだけでしょ？

逹瑯　いや、まず1人でステージに出ていって、そこから全出演者をステージに呼び込んで、そろったらちゃんと仕切って、カウントダウンするっていう。

seek　そこ一番大変な役割りなんですよ、毎年。バタバタしてて結局2分くらい前にやっとみんながステージにそろう感じになっちゃうから、いっつもギリギリのカウントダウンで（笑）。

ガラ　……ごめん。絶対無理だわ。ほかのことでもいい？

逹瑯　撤回するの早過ぎ！ んじゃ、飲み部屋で踊って。「ガラSHOW TIME」やって。

ガラ　いいよ。それ楽屋で、でしょ？ いいよいいよ。観に来た人にはなんの得にもならないけどね（笑）。でも俺自分のライブ前には陶酔するタイプだから、「ガラSHOW TIME」は出番終わってからにしてね。もうね、逹瑯がいると陶酔できないんだもん。今年8月の日比谷野外大音楽堂での復活ライブのときも、裏で陶酔してんのにすっごい話しかけてきたり、体をほぐそうと思ってラジオ体操し始めたら一緒にやりだして……。

seek　それはめっちゃ迷惑やなあ（笑）。

ガラ　そう。ホント気の毒でしょ、俺。

逹瑯　何が？ いいじゃん、そういう楽屋での楽しい雰囲気がステージに生きるんだから！ 「Over the Edge」の魅力なんて、それと言ってもいいくらいだから。

俺とseekがいる限り終わらせない

──そんな「Over the Edge」の未来は？

seek　できることなら場所を変えず、同じ場所で続けていけたらいいなと思いますね。渋谷公会堂は席もあるから、お客さん的にも楽だと思うしね。

ガラ　7年続いてるし、10年はやってほしいよね。

逹瑯　まあね。「Over the Edge」がなくなったとしても、俺はなんかやってると思うわ。ムックが出てなくても、俺だけみんなを集めて大晦日に何かをやってると思うね（笑）。

ガラ　だったら「Over the Edge」やってよ。俺ももうちょっと参加するようにするからさ。

逹瑯　うん。いいよ。でも「Over the Edge」はいろんな人が絡んでるし、いつ終わるかわからないっていうとこもあるから。「Over the Edge」みたいなのは続けるよ。俺とseekがいる限りね。あと「出たい！」っていう若いバンドは大歓迎なんで、ちゃんと声を上げてほしいなと。

seek　できれば夏くらいまでに言ってもらえると。そのあたりで企画会議が始まるんで（笑）。「Over the Edge」はこのシーンを盛り上げるためにも、ずっと続けていきたいですね。

逹瑯　俺とseekがいる限り終わらせないって約束するから。あと、ガラもね。

ガラ　俺はいいよー。

逹瑯　みんなが求めてるんだよ、ガラのこと。

ガラ　いいねえ、それ。そういうの気分いいわ。今の逹瑯の言葉で締めといてください（笑）。