ONE N' ONLY|さらに暴れるヒーローになれ 新作に見るワンエンの進化

ONE N' ONLYが5月8日に2ndシングル「Dark Knight」をリリースする。

今作の表題曲は、彼らのライブではすでにSWAG(ONE N' ONLYファンの呼称)を沸かせている攻撃的な1曲。HAYATOとKENSHINのラップを新たにフィーチャーしてグループとしての表現力の進化を提示したナンバーで、ミュージックビデオも210万を超える再生回数を記録している。

リリースを記念して音楽ナタリーではメンバー全員にインタビュー。ONE N' ONLYとして活動をスタートさせてから1年が経った今の心境や、作品に込めた思いを聞いた。

取材・文 / 三橋あずみ 撮影 / 草場雄介

7人だけのミーティング

──ONE N' ONLYのお披露目が2018年4月なので、活動スタートから丸1年が経ちましたね。

NAOYA そうですね。

KOHKI 早いなあ。

TETTA あっという間でしたね。なんか、1年以上一緒にいるんじゃないかなって感じるくらい。一気に距離が縮まった気がします。振り入れのときの雰囲気なんかも、前よりもいい感じになってきてる気がする。

HAYATO そうだね。

KOHKI 最近は家族よりも一緒にいる時間が長いように感じますもん。

TETTA 全然多いでしょ!

REI ノイローゼになるわ……(笑)。

EIKU ちょっと、今心の声聞こえた!

一同 あはははは(笑)。

KENSHIN さとり少年団とEBiSSH、ライバル関係みたいな感じで切磋琢磨していたから、最初は壁みたいなものも感じていたんです。だけど今はそんな感覚もなくなって。年齢の差も感じないほど、距離が縮まっているんですよ。

──皆さんがお互いに壁を感じなくなったきっかけは何かあったんですか?

REI ミーティングのときじゃないかな。それぞれが日頃思っていたことを言い合って「そう思ってたんだ」と発見するタイミングがあったんですよ。

NAOYA 初めて7人だけで話し合いをしたんです。最初はイベントに出たときの映像をチェックしながら反省会をしていたんですけど、観終わってから話し合いをして、思っていることを言い合って。

TETTA 2時間くらい話したかな?

NAOYA いや、もっと。

HAYATO 4時間くらい話したと思う。

NAOYA そこで7人がよりまとまったというか、お互いの気持ちがわかった感覚がありました。

REI 思っていてもわざわざ言葉にはしない、みたいなことを伝えていったんだよね。日常生活のこととか、練習のときに感じていることとか。あと、1時間くらいはTETTAくんの悪口をですね……。

TETTA (REIを指差しながら)アイツの性格どうにかならないですかね、本当に!

一同 あはははは!(笑)

NAOYA あとは、Zeppツアーをやり遂げたことも僕らの中では大きな出来事だったと思います。

いつか絶対ここでワンマンライブやりたい!

──活動の幅もどんどん広がってきて、最近はONE N' ONLYとして外部のイベントに出演する機会も増えてきましたよね。

HAYATO やっと最近、グループとしてライブができているのかなという実感があります。お客さんも、徐々に盛り上がってきてくれていると思う。

──3月に行われた「KANSAI COLLECTION」では、京セラドーム大阪のステージにも立ちました。

TETTA 「関コレ」はめちゃくちゃいい経験になりました。「いつかドームのステージに立ちたい」という夢を持っていたけど、ワンマンじゃないにせよこんなに早く立てるとは思わなかったです。実際立ってみたら、今まで歌ってきた場所とは景色がまったく違いましたし、「いつか絶対ここでワンマンライブやりたい!」と強く思えて。でも、一方で自分の悪いところも見えちゃいました。あとから映像をチェックして客観的に自分を見たとき、「ヤバいな」と焦りも出てきてしまったというか。

EIKU 僕も京セラドームのステージに立ったときは感動でした。前からずっと「大きいステージに立ちたい」と思っていたから。でも、TETTAくんが言っていたように、大きいステージだからこそ隙が見えるというか。歌だったりダンスのシンクロ率だったり、まだ自分たちに足りていない部分も目に見えてしまって。自分たち自身は楽しんでできたから、それはお客さんに伝わってくれたかな、とは思いますけど。

KOHKI センターステージでのパフォーマンスだったんで、後ろからも自分たちの姿を見られていたんです。これまでとは違った緊張があって、手先まで気を抜けないな、と思いました。

KENSHIN あと初めてイヤモニを付けて踊ったんですけど「大丈夫かな、落ちないかな?」なんて心配も生まれたりしましたね(笑)。すごく新鮮でした。

HAYATO 僕、イヤモニが両方取れちゃって、ビックリしました(笑)。でも、それもいい経験ですよね。

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「Dark Knight」は武器