4人それぞれの推し曲を発表

──アルバム「LOVE1」の推し曲も1人ずつ伺いたいです。

矢嶋　私は「Glory Dayz」です。この曲、本当にめっちゃいい。曲調が大好き。

咲太朗　もうずっと言っとるなあ。最初にデモを聴いたときから「え！ これ『ONE PIECE』の主題歌じゃない？」って。

矢嶋　言ってた（笑）。確かに少年マンガのテーマソングみたいなイメージあるよね。

咲太朗　そういう雰囲気、本人（矢嶋）にも合ってると思うよ。

飯塚　1列になって手を挙げて踊るところもあるし。

矢嶋　ガンガン前に進んでいく感じが最高。胸をつかまれますね。

笹原　僕は「Breath」です。「オノマトペ」で披露してたときから好きで、特に推したいポイントが最後の洸瑛のソロパートなんです。ほぼ音楽が流れていない状態で1人で歌っていて、独特の余韻に浸れる感じがいいなって。

矢嶋　確かにあそこはすごい。儚い声だよね。

笹原　舞台中、裏に捌けている自分たちも聴きながら感動していたくらい。ぜひ音源でじっくり聴いてもらいたいです。

──飯塚さん、咲太朗さんはどうでしょうか？

飯塚　私は「パレードはやめた」を推したいです。メッセージ性がかなり強くて、何か訴えたり、自分に言い聞かせたりするような曲になっていて。悩んだときに聴いたら元気をもらえそう。サビも一度聴いたら頭から離れないです。

咲太朗　僕が好きなのは、「Now or Never」「パレードはやめた」「The Witch」「オノマトペ」……。

笹原　1つじゃないやん！（笑）

飯塚　めっちゃ出てくる（笑）。

咲太朗　もう全部好きなんですけど、強いて言うなら「The Witch」と「オノマトペ」。「The Witch」はちょっとハロウィン仕様になってるトラックが好みでなんです。ONE LOVE ONE HEARTは“渋谷”が活動のコンセプトだし、僕たちが渋谷のバンパイアになってみんなを案内する……みたいな物語性も感じられて。ラップのパートも含め、ガンガン攻めるカッコいい曲になっています。

──「オノマトペ」はどうですか？

咲太朗　僕の中では、この曲だけ全11曲の中でちょっと突出してる感じがあって。宇多田ヒカルさんの曲のようなR&Bっぽさというんですかね？ なんというか、夜の高速道路で聴きたい感じ。あと、面白いのがダンスの振りと構成で、これはなんと表現すればいいんだろう……。

笹原　一番クセになる？

飯塚　見たら真似したくなっちゃう感じかな。

矢嶋　ひと目で世界観がわかるというか、子供でも1回見たら踊れちゃうと思う。とにかく振りも楽しんでもらえれば！

笹原　確固たる世界観を確立してるよね。

“精神と時の部屋”状態の進化を見せる3rdワンマン

──今作を引っさげて、1月29日には東京・SHIBUYA PLEASURE PLEASUREでワンマンライブが開催されます。意気込みのほどはいかがでしょう？

咲太朗　ワンマンの前にはリリースイベントも毎週予定されていて。（3人に向かって）忙しくなるぞ？

矢嶋　みんな学校のテストもあるし（笑）。

笹原　詰め詰めでがんばんなきゃ。

飯塚　SHIBUYA PLEASURE PREASUREは、「オノマトペ」をやってた東京・CBGKシブゲキ!!の隣にある会場で。同じビル、同じフロアだから、いろいろ思い出すこともあるだろうな。

咲太朗　渋谷にはご縁ばっかりだ。ライブに関しては、僕たち昨年9月に2回目のワンマンをやったんですけど、そこからまた演技や稽古、リリースイベントなどを経てかなり進化したのかなと思っています。まだそれから約数カ月しか経ってないですが、僕たちにとっては「ドラゴンボール」の精神と時の部屋に入ったような状態。1年くらい経ったんじゃない？と思うような密度の濃い時間を過ごしてきたので、ぜひその成果を目に焼き付けていただきたいです。

飯塚　初披露の曲もいっぱいあるし。楽しみだね。

──最後に、結成2年目の抱負も聞かせてもらえますか？

笹原　繰り返しになりますが、1年目はまさに「オノマトペ」の年だったんです。それを経ての2年目は、もっといろんな活動に挑戦して、その1つひとつを大事にしていきたいなって。大きく飛躍する年にしたいし、僕たちの略称“ラブワン”というワードも世界に広めていけたらと思います。

飯塚　1年目でこれだけいろんな経験をさせていただいたことに感謝しながら、これからも10人で高め合って、上を目指していきたいです。