「ストリーミングも、ハイレゾ級(*1)高音質で」をコンセプトに掲げるソニーのウォークマン®「NW-A105」の新たな楽しみ方を提案するキャンペーン「W.ired or W.ireless? その答えは、W.で聴け。」の第2弾企画が始動した。ウォークマン®と有線ヘッドホンを組み合わせた「W.ired Sound」と、ワイヤレスヘッドホンを組み合わせた「W.ireless Sound」のそれぞれの個性を紹介していくこのキャンペーン。好みの音楽の聴き方を発見しつつ、ウォークマン®を使い、いい音で音楽を楽しむ様子を伝えていく。
音楽ナタリーではウォークマン®「NW-A105」、有線ヘッドホン「MDR-1AM2」およびワイヤレスヘッドホン「WH-1000XM4」の魅力を紹介する特集を展開。今回、じっくり対話するのは初めてだというオカモトショウ(OKAMOTO'S)と新井和輝(King Gnu)に製品を試してもらい、その魅力を聞いた。
(*1)有線接続:「DSEE Ultimate」ON時。W.ミュージック再生時以外は「DSEE HX」が働きます(最大192kHz/32bitまで拡張)
無線(Bluetooth®)接続:対応ヘッドホンの「DSEE HX」または「DSEE Extreme」ON時(最大96kHz/24bitまで拡張)
取材・文 / 田中和宏 スチール撮影 / 須田卓馬
インタビュー動画撮影・編集 / OUNCE
「W.ired or W.ireless? その答えは、W.で聴け。」
“音楽専用機にしか、描けない音がある”
ウォークマン®と有線・無線ヘッドホンの組み合わせによる音の楽しみ方を提案するキャンペーン。TwitterでLove Musicアカウント(@LOVEMUSICSonyJp)をフォローし、「#わたしは有線派」もしくは「#わたしは無線派」を付けて音楽エピソードを投稿したユーザーの中から、キャンペーン期間中合計800名の方に、1980年代に大ヒットした「Walkman II」を模したポーチをプレゼント。
なお店頭で試聴のうえ、上記のハッシュタグに加えて「#試聴」を付け、試聴した感想を投稿すると当選確率がアップする。詳細は公式サイトをチェックしよう。
素直なサウンドを楽しめるウォークマン®
──まずはウォークマン®のスタンダードな「NW-A105」、ハイエンドの「NW-ZX507」を試してみてください。イヤホンはステージモニター(イヤモニ)という位置付けの「IER-M7」、ソニーの最高峰Signature Seriesのインイヤーイヤホン「IER-Z1R」です。ウォークマン®にインストールされている高音質ストリーミングサービス「mora qualitas」をタップして、楽曲を再生してみてください。mora qualitasはストリーミングサービスの中でも、ハイレゾ音源も楽しむことができる高音質ストリーミングサービスです。ウォークマン®ならストリーミングもハイレゾ音質でお楽しみいただけます。
新井和輝(King Gnu) お、ちゃんとOKAMOTO'Sも入ってる(笑)。
オカモトショウ(OKAMOTO'S) じゃあ、お互いのを聴こう。King Gnuも入ってますね。
──では試聴した率直な感想を聞かせてください。
ショウ King Gnuの「飛行艇」を聴きました。変なブーストがかかっていない、音が脚色されてないような印象で、すごくクリアに聞こえてよかったです。やっぱりベースの“ワオワオワオ”って音がいいね。
新井 よく言ってくれるじゃないですか(笑)。
ショウ ははは(笑)。音像がちゃんと“見える”っていう感じ。すごく聴きやすいから長時間のリスニングでも疲れなさそうだし。しかも音量が小さい状態でもちゃんと鳴っていて、大きい音にすればそれはそれで迫力がある。
──続いては新井さん。ぜひベーシスト目線での印象を交えて感想を聞かせてください。
新井 僕はOKAMOTO'Sの「90'S TOKYO BOYS」を聴かせていただきました。ローをブーストするみたいなイヤホン、ヘッドホンがあるんですけど、僕はそれがすごく苦手なんです。普段はIER-M7の1つ上のIER-M9を使ってるんですけど、選んだ理由は意図した音がそのまま出てくれるからで、実はそのほうがありがたいんですよね。ギークな話になりますけど、ハマ(・オカモト)くんのベースの質感がよく聞こえました。King Gnuは音をびっちり詰め込んでいるのでハイファイ寄りなサウンドなんですけど、OKAMOTO'Sは演奏できる領域でミックスしてると思うんですよ、コンセプト的に。
ショウ うんうん。
新井 その空気感と言いますか、楽器と楽器の間の空間がKing Gnuの場合あんまりないんですけど、OKAMOTO'Sの音源をウォークマン®で聴くとその空間をすごく感じ取りやすい印象ですね。ハマくんのベースの帯域ってカーステで聴くとけっこうズンズン来るような感じに聞こえるんです。でもウォークマン®とこのイヤホンだとその帯域がクリアに鳴っていて、意図したミキシングのまま聞こえるからすごくいいですね。
──続いてNW-ZX507は通常の3.5mmステレオポートに加え、4.4mmバランスケーブルのポートが用意されています。IER-Z1Rと組み合わせて試聴してみてください。IER-Z1Rはダイナミック型とBA(バランスド・アーマチュア)型が計3つ内蔵されたハイブリッドドライバー型で、フェイスプレートに高級腕時計にも用いられるジルコニウム合金が使われています。
ショウ (試聴後に)めっちゃいい音ですね。これでも「飛行艇」を聴いたんですけど、最初の「ドーン、ドーン」ってバスドラの伸びがスタジオで聴いている感じ。そのくらい再現性があるし、メンバーが作っているときに聴いている音に近いんだろうな。こういうのを解像度が高いと言うんでしょうね。IER-M7ももちろんよかったですけど、IER-Z1Rで聴くと上には上があるんだっていう感じ。あとOKAMOTO'Sの「Welcome My Friend」と、自分のソロ曲「CULT feat. Pecori」も試聴したんですけど、すごくよかったです。俺のソロ曲は宅録なんですけど、家で聴いているより断然いい(笑)。こんないい音で鳴らしてくれるんだなって驚きました。
──新井さんはいかがですか?
新井 再現できるキャパシティがそれぞれのヘッドホン、イヤホンによってあるんですけど、各イヤホンが持つ固有の空間の幅が違いますね。聴いていて、もっと大きい空間を感じるというか。
ショウ 例えばシンバルがバーンって鳴ったとき、本当は迫力があるはずなのに音が引っ込んで聞こえるとか。音量を上げないと迫力が出ないのに、音量を上げるとのっぺりしやすい。その鳴らす余裕が十分に感じられるウォークマン®(NW-ZX507)とイヤホン(IER-Z1R)の組み合わせは魅力的ですね。
新井 「飛行艇」をまた聴いてみたんですが、King Gnuだと音がまあまあ大きい曲で、イヤホンによっては潰れて聞こえるくらい、音を詰め込んじゃってるんです。でもこの組み合わせだと潰れずにしっかり鳴っていました。
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ウォークマン®のこだわりに触れる
2021年2月24日更新