OH MY GIRL|もっともっと完成度を高く 日本デビューから半年で放つ2ndアルバム

今年1月に日本デビューを果たしたOH MY GIRLが、7月3日に早くも2ndアルバム「OH MY GIRL JAPAN 2nd ALBUM」をリリースする。

今作には韓国での最新ナンバー「五番目の季節」やファン投票で選ばれた人気曲の日本語バージョン、初の日本オリジナル曲「Touch My Heart」「抱きしめるの」を収録。10月に初のZeppツアーを控えるなど、着実にその人気を高めている7人が日本のMIRACLE(OH MY GIRLファンの呼称)に向けてレコーディングした8曲が並んでいる。音楽ナタリーでは日韓両方で精力的に活動を展開しているメンバー全員にインタビューを行い、「OH MY GIRL JAPAN 2nd ALBUM」のことを中心に話を聞いた。

取材・文 / 宮崎敬太 撮影 / 藤田二朗(photopicnic)

皆さんの応援を実感できた日本デビューアルバム

──1月にリリースされた日本デビューアルバム「OH MY GIRL JAPAN 1st ALBUM」の反響はいかがでしたか?

ミミ オリコンのデイリーチャート(2019年1月9日付のオリコンデイリーアルバムランキング)で1位を獲ったんですよ! 本当にびっくりしました。

ヒョジョン ウィークリー(2019年1月21日付のオリコン週間アルバムランキング)でも2位になりました!

スンヒ MIRACLEの皆さんが、私たちの日本での活動を応援してくれていることを実感できました。なので、この2ndアルバム「OH MY GIRL JAPAN 2nd ALBUM」の完成度をもっともっと高めたくて、がんばって準備しました。

OH MY GIRL

──アルバム収録曲の一部はファン投票で決めたんですよね?

ミミ はい。どの曲が日本で人気なのかがわかって、面白かったです。個人的には「Sixteen」が選ばれたのがちょっと意外でした。もっと別の曲のほうが人気あると思ってたので。

ヒョジョン

ヒョジョン 「Twilight」は納得したよね。コンサートでも反響あるし。

スンヒ 日本の皆さんはどんな曲が好きなのか、もっと知りたいです。

ジホ でもさ、好きな曲を選ぶのって難しいよね(笑)。

ビニ 「1曲じゃ足りないよ」と思っているMIRACLEはいっぱいいそう。

──しかし皆さん、本当に日本語がうまくなりましたね!

ジホ いやー、まだまだですよ(笑)。

ビニ 日本語が話せる友達と積極的に話すようにしています。電話でよくしゃべったり、日本の映画を一緒に観に行ったり。

ヒョジョン 私は日本語の先生からもらった教材を使って、繰り返し勉強しています。日本語って文法が本当にたくさんあるんですね。

──リスニングに関してはどうですか?

ミミ そっちのほうが簡単かな。よほど難しい単語や複雑な文法じゃなければ、もうみんなだいたい理解してますよ。

ユア やっぱり話すのが難しいんだよね。

アリン うん。発音がなかなかね……。

練習は全然苦にならない

ミミ

──現在、こうして日本での2ndアルバムのプロモーションをしているわけですが、韓国では5月の頭(※取材は4月末に実施)に初のフルアルバム「THE FIFTH SEASON」をリリースするんですよね?

ミミ はい。日本に来る直前までいろいろ準備していました。「THE FIFTH SEASON」のタイトル曲の日本語バージョンが、「OH MY GIRL JAPAN 2nd ALBUM」のリード曲になるんです。

──その日本語バージョン「五番目の季節」はどんな曲ですか?

ヒョジョン この曲は、恋愛している真っ最中のことを歌っている曲なんです。好きな人がいるときって、何を見てもきれいだし、世の中のすべてが心地よくて。あの感覚ってすごく不思議じゃないですか。その幸せな時間のことを春でも、夏でも、秋でも、冬でもない、「五番目の季節」と表現しました。日本語版もオリジナルも歌詞がすごく好きで、たくさん感情を込めて歌いました。

アリン 初めて聴いた瞬間、好きになった曲です。

ミミ ドキドキしたり、ときめいたりする気持ちはもちろんだけど、「こういう気持ちは初めて」という感情を表現できたら最高だなと思って、かなりがんばってレコーディングしました。

──ちなみに皆さんは普段、新曲の準備にどれくらい時間をかけるものなんですか?

ジホ

ジホ 6カ月くらいかな。「五番目の季節」は去年の8月くらいから準備しています。曲が決まったあと、仮歌を入れて、レコーディングして、ダンスの練習をしているとあっという間で。しかも、別のプロジェクトがいくつも同時に進行しているし。

ユア 日本にいる間も時間を見つけてダンスの練習をしているんですよ。

──それは大変そうですね。

ビニ でも、練習は楽しいです(笑)。

ミミ どんなに練習しても「これで完璧!」という状態にするのは難しいです。練習できない時間があると、不安になるんですよ。できる限り完成度の高いステージを観てもらいたいので、練習自体は全然苦にならないんです。

ジホ あと韓国の音楽番組に出るときはメインに歌う曲と、サブ曲が何曲かあるんですよ。どの曲を歌うかは出る番組によって変わるんですけど、サブ曲はまだ覚えたばかりで……。いつも忙しいスケジュールで動いてるから、常にその不安はありますね。

日本語版をレコーディングして新鮮な気持ちに

──アルバムの2曲目に収録される「A-ing」は、かなり変わった曲調ですね。

ヒョジョン 「A-ing」はPAPAYA先輩の「Listen to me」をリメイクした曲なんです。オリジナルは2000年に発表されていて、ダンスホールレゲエをベースにしたポップスです。私たちは2016年に韓国でこの曲をリリースしているんですが、オリジナルのテイストを生かしつつ、私たちのカラーをミックスしました。

ユア 夏っぽい曲だよね。

ビニ

ビニ 今回の日本バージョンには、 日本のヒップホップグループ・電波少女のハシシさんに参加していただきました。私たちが韓国で出したバージョンとはまた違う雰囲気になっているので、楽しみにしてほしいです。

──続く3曲目の「一歩二歩」はどんな曲ですか?

ヒョジョン 韓国版の歌詞も素晴らしいんですが、日本語版も本当にいいものになりました。歌っていてすごく楽しいんですよ。

ジホ 日本語版はちょっと柔らかい雰囲気になったと思う。ふわふわした感じ。ずっと歌ってきた曲だけど、日本語版をレコーディングしてまた新鮮な気持ちになりました。

ユア 今回ファン投票で選ばれて、日本でもこの曲が愛されているのはうれしいです。

──個人的に「Twilight」は好きな曲なので、日本語版になってうれしかったです。

スンヒ おお! ありがとうございます!

ビニ この曲の私のパートはちょっと音が高いんですよ。実は韓国版をレコーディングしたときも歌うのにすごく苦労して。でも今回の日本語版は歌いやすくて、自然に発音できたし、個人的にかなりうれしかったです。

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