「理科は81点で、社会は79点で……」

──今、中学3年生？

はい、この4月から。

──その4月にクラス替えってありました？

はい。仲良くしてる子と一緒になれて、すごくよかったです。まだあんまり話したことのない子もいるんですが、もうすぐ修学旅行なので、そこでクラスの仲が深まればいいなと思ってます。

──1学期にやる学校行事にはそうやってクラスの団結を図る目的もあるらしいですよ。

そうなんですね！ 絶対仲良くなりたい！

──楽しみな修学旅行の前には中間テストもありましたよね？

ええ、まあ……。

──あらっ？（笑） 結果って聞いてもいいですか？

理科は81点で、社会が79点で……。

──なんだ、すごくいい点じゃないですか！

って、言っても問題のない教科だけ言っておきます（笑）。

──ただ皆さんはすごく早起きをしなきゃいけない。番組に出演する日って何時起きですか？

日にもよりますが、早起きです！ だから夜9時過ぎには寝てます。

──そういう生活をしながら日中は学校があって、さらに芸能活動もある。勉強の時間なんてないですよね（笑）。

そうですよね！

「山ちゃんの隣に自分がいる画が面白すぎて」

──以前から「おはスタ」って観てました？

弟が今も「おはスタ」を観ているので。だから自分が選ばれたときは、びっくりしました。

──毎日観ている番組に出ている気分って？

最初の頃は山ちゃん（山寺宏一）の隣に自分がいるっていう画が面白すぎて（笑）。番組を録っておいてテレビに映った自分と2ショットを撮ってブログに載せるくらい不思議でした。

──さらにCDデビューもしています。

それもビックリして！ おはガールになったのが去年の春で、デビューが夏だったから「こんなに早くていいのかな」って不安とか、「でもがんばろう」って思いとか、いろんな気持ちがいっぱいあって。でもデビューが決まってから3人で連絡をとりあうようになったし、絆が深まった感じもします。

──おはガールは当番制。1人ずつ「おはスタ」の出演日が決まっているから……。

3人で生放送に出ることがホントに少ないんですけど、デビューしてからはレコーディングだったり、イベントだったりで会うことが多くなって、CDを出すごとに「3人でがんばろう」って意識が高まっていて。今はなんか「うんっ！」って感じです（笑）。

私たちが「最後」の夏休みにできること

──そして「夏サンキュ!!!」でついに4枚目ですよ。

最初に曲を聴いたときから明るくて夏らしくてすっごい好きで！ 歌詞もずっと恋愛系だったのに、初めて友達系だったので「こういう曲もいいな」っていうふうに思って。

──ゆうなさんとひなこさんもそう言ってましたよ。

4枚目を出すことになったときに「今度は友情系とかも歌ってみたいよね」みたいな話をしてたら、ホントにそうなって3人で「おおっ！」ってなったので（笑）。あと歌詞が「最後の夏を笑顔で楽しく行こう」って感じだったときに、私たち3人でいる夏休みも今回が最後なので、そういうのも考えたりしました。

──時限付きのグループだからこそ考えることはやっぱりある？

ありますね。今度の夏休みもそうなんですけど、何をやるにしても全部「最後」になるので。最後って言葉が付くのはやっぱり寂しいんですけど、でも「最後だからこそどうしたら一番の思い出にできるか」みたいにも考えられるし。自分的には逆にすごくやる気につながってる気もします。

──「夏サンキュ!!!」はそんな自分たちのための曲でもある？

やっぱり親友のための曲なんですけど、レコーディングのときに「『3人最後の夏休みなんだ』って想像しながら、でも笑顔で歌ってみ？」「どんな言葉を2人に伝えたいかを考えながら歌ってみ？」ってアドバイスももらってて。それは3人とも考えながらやってました。

──その曲を書いたTAKUYAさんのことは「こいしょ!!!」以前から知ってました？

メイクさんとマネージャーさんがJUDY AND MARYさんの大ファンで「『こいしょ!!!』を作ってもらう」って話したら、音源をガンガン渡してくれました（笑）。私もその音源を聴いたら知ってる曲が何曲もあったので「すごい人が作ってくれるんだなあ」って。

──で「こいしょ!!!」「夏サンキュ!!!」という、すごい人によるすごい曲ができあがった、と。

はい！ すっごく自信あります！

──「ハピ！ ハピ！ ハピバースデー！」の自信のほどは？

あります！ おしゃれで外国っぽい感じがすごい好きで。メロディもなんか裏（裏拍）をとったり難しそうなんですけど実は歌いやすくて、みたいな感じがしたので。曲がすんなり頭に入ってきたし、レコーディングで困ることはそんなになかったですね。

──勝因はなんだと思います？

うーん……。4枚出させていただけたからっていうのがあるのかもしれないです。「もっと ぎゅっと ハート」のときは歌うことに精一杯、音を外さないことに精一杯だったけど慣れてきたのかなあ。だんだん「ロックっぽく」とか「ちょっと悲しそうに」とかちゃんと考えられるようになってるかなって思います。

──この曲を歌うときはどんなことを考えました？

ゆうな、ひなこの誕生日イベントをやったことがあったので、そのときのことを。「ハッピー・バースデー・トゥー……」って歌詞のあとに「ゆうなちゃん」とか「ひなちゃん」って歌ってみたりして（笑）。

──実はひなこさんは新曲発売日と誕生日の近いなつみさんのことを思いながら歌ったらしいんですよ。

やった！ シンクロした！（笑）

立ち位置の難しさこそ、おはガールの特別なところ

──このシングルってどんな人に聴いてもらいたいですか？

やっぱり「おはスタ」を観てる子たちですね。友達の大切さとか、お誕生日の大切さとかを知ってもらえたらうれしいなって思うので。特にもうすぐクラスの子たちとお別れしちゃう高学年の子たちとかに聴いてもらいたいです。

──皆さんは妹的なアイドルキャラであると同時に「おはスタ」視聴者のお姉さんでもあるわけですからね。

その子たちから観たら「ちょっとお姉さんのおはガール」って感じなので、歌もちゃんと届けたいし、リボンを使ったダンスとかももっとうまくできなきゃいけないし。しかもその子のお父さんとかお母さんとかおじいちゃん、おばあちゃんとかもすごい応援してくださっていて。

──ファンの年齢層、ハンパなく広いですよね。

だから立ち位置が難しい感じもするんですけど、それがおはガールの特別なところだと思うのでがんばります！

──ほかに目標ってあります？

合宿がしたいです。5枚目を出せることになったら3人でお泊まりして「よし、がんばろう」みたいな。リリース合宿？

──それ、ただのお泊まり会ですよね？

そうです！（笑） あとひなことは一緒にカラオケに行ったことがあるけど、ゆうなとはなくて。なので、3人で一緒にカラオケに行きたいです！