ミニアルバムを通して期待感を感じてほしい

──ミニアルバムは新曲のほかに、これまで発表されてきた楽曲、ライブで披露されてきた楽曲たちが収録されます。収録曲の中で、特に思い出深い曲を挙げるとしたらどれですか？

尾木　私は「クルクルかき氷」がすごく好きで。この曲をいただくまで、≠MEは元気さがありつつもカッコいい系の曲が多かったんですよ。そんな中、「クルクルかき氷」はそれまで≠MEが歌ってこなかったような王道のアイドル楽曲で、踊っていて楽しいんです。=LOVEさんに憧れているのもあって、こういうかわいくてアップテンポな曲を歌ってみたかったので、夢が叶ったうれしさがありました。

冨田　私は「『君と僕の歌』」に特に思い入れがあります。ファンの皆さんと一緒に大きなステージを目指すことを誓う歌なので、この曲とともに目標のステージまでどんどん進んでいきたいです。

──活動の節目となる大事なライブで歌うたびに、歌詞の意味合いが強くなる曲ですよね。

冨田　いつか大きな会場のステージで歌うときがきたら、そのときはみんな泣いちゃうと思います。

蟹沢　泣いちゃって歌えないねー（笑）。

──蟹沢さん、谷崎さんのお気に入りのアルバム曲はどれですか？

谷崎　私は2曲目の「『君の音だったんだ』」が発表された時期に、楽曲とともにいろんな思い出があって。=LOVEさんのシングルにカップリング曲として収録された曲で、全国握手会とかいろんなイベントに一緒に参加させていただいたんですよ。曲を聴くとそのときの思い出がいろいろと蘇ってきます。この曲のMVも学校が舞台だったので、「秘密インシデント」のMV撮影のときは1人で勝手にエモくなってました（笑）。

蟹沢　私はこのミニアルバムが「Overture」で始まって最初のオリジナル曲である「≠ME」で終わるのがすごく素敵だなと感じていて。「≠ME」は私たちにとってかけがえのない曲なんですけど、今までは配信でしか聴けなかったので、今回CDに収録されるのがすごくうれしいです。ぜひミニアルバムを聴くときは、「Overture」から「≠ME」まで収録順に聴いていただきたいです。2年間の成長とともに、これからの≠MEへの期待感を感じていただけると思います。

グループをどんどん大きくしていきたい

──「超特急 ≠ME行き」というミニアルバムのタイトル通り、このメジャーデビュー作をきっかけに≠MEがさらに飛躍していくことが期待されます。今後グループでも個人でも挑戦してみたいこと、実現させたいことはありますか？

尾木　私は大きなステージに立ちたいのはもちろん、みんなで考えた凝った演出のライブをやりたいです。

蟹沢　1つのテーマがあるみたいな？

尾木　そう！ 例えばですけど、メンバーが怪盗になりきったり、何か遊び心があるライブができたらと思っています。そのためにはもっと大きなグループにならなきゃいけないのでがんばります！

谷崎　去年コロナの影響で初めてのツアーが中止になってしまったので、まだちゃんとした形で単独コンサートをやったことがないんですよ。いつかそのリベンジをしたいですね。そして大きな会場でライブをできる日が来たら、私は会場でトロッコに乗りたいです！（笑）

尾木　あー、乗りたいね！

谷崎　あと、銀テープがバーッと舞ったり、そういうステージに憧れているのでいつかみんなで叶えたいです。

冨田　私はいろんな雑誌の表紙を飾ったり、テレビに出たりして、街中を≠MEで埋め尽くしたいです！

蟹沢　私も「アイドルと言ったら≠MEだよね」と思われるくらい、指原さんのように多くの人に知っていただけるくらいグループを大きくしていきたいです。そのためにはメンバーとファンの皆さんで1つのチームにならなきゃと感じていて。たくさんの方に知っていただくという目標はファンの方がいないと叶えられないし、2年間でここまで来れたのもファンの方が周りの人に≠MEを薦めてくれたからだと思うんですよ。ファンの皆さんに感謝の気持ちを伝えつつ、一緒に未来を作っていきたいです。

──そういった目標を追いかけるうえで参考にしている、日頃から憧れている=LOVEのメンバーはいますか？

谷崎　ありがたいことに、私は大谷映美里さんと一緒にモデルのお仕事などをさせていただいていて。その中ですごいなと尊敬する部分が多くあります。以前からInstagramとかをチェックしていた憧れの方なので、一緒にお仕事をするようになってよりその気持ちが強くなりました。

尾木　私は齊藤なぎささんと仲よくさせていただいていて、よくLINEで連絡するんですけど、食事に気を使っていたり、筋トレをやっていたり、自分に厳しくてアイドルとしてのプロ意識が高いところに刺激を受けていて、すごく尊敬しています。そのことを知ってから私も食事に気を付けたり、トレーニングしたりするようになりました。

──蟹沢さんは=LOVEのリーダーである山本杏奈さん、冨田さんはセンターの髙松瞳さんがやはり目標であり、憧れの存在なんでしょうか？

蟹沢　杏奈さんはグループのリーダーとしても、1人の人間としても素敵だなと思っています。コロナ禍の前は月1回リーダー会をやらせていただいていたんですが、メンバー1人ひとりのことをすごく考えていて、グループとしてどうなりたいのか、リーダーとしてどうすればいいのかということを考えるうえでとても参考にさせていただいています。偉大な先輩が近くにいて幸せですし、杏奈さんにかけていただいた言葉にたくさん救われました。

冨田　瞳さんは同い年なんですが、一昨年の1回目の「24girls」のとき、普通だったら自分のことでいっぱいいっぱいになるところを、レッスン中も周りをよく見ていたんです。そのときにすごくカッコいいなと感動したので、私もそんなセンターになれるようにがんばっていきます！