好きをもっと好きにさせるアイテム
──双眼鏡を覗いたまま、ときおりこらえきれず拳を上げてましたよね。
これがね、できたんですよ。ヲタ活には重要ですよ、そこ。片手で観ながらも右手は上げられる。そしてそのぐらいの手ブレじゃまったくピントはブレない。全然いける。なんならペンライトの色替えだってできる。MONARCH 7の8x42だと少し大きいけど、それを考えると8x30のほうがいいかなあ。ストラップしないとついぶん投げてしまうかも(笑)。
──ちゃんと付属しているので大丈夫です(笑)。
そのぐらい自由度は高かったですね。あと今日すごく思ったのが、推しじゃなくても好きになる。Juice=Juiceの8人のことがもっと好きになったんですよね。やっぱり表情の動きとか細かいところを見ていると人間らしさが伝わってきて、好きになっちゃう。その人への思いが立体的になると言うか。見た目と一緒に心の距離も近くなる。勝手な思い込みですけどね。正直そこまで推しというわけではないメンバーもいたんですけど、ライブが終わる頃にはすっかり気持ちが変わっちゃいました。好きをもっと好きにさせるアイテムですね。
──好きをもっと好きにさせる。最高のキャッチフレーズですね。
もちろんライブだけじゃなく、多目的ですよね。バードウオッチングは定番でしょうし。双眼鏡=バードウオッチングという印象もあったので、なんとなく専門的でとっつきにくいものかなという気持ちもあったんですよ。でもね、みんな哺乳類も観たほうがいいですよ(笑)。道具を挟んで観るよりも肉眼のほうがいいんじゃないかとかね、そんなふうにも思っていましたけど……いや、これはね、愛を深めるための道具でした。彼女たちの一生懸命をもっとこちらに近付けるために、もっとしっかり捉えるためのもの。こんな贅沢ないと思いました。
──アイドルに限らず、ライブに限らず使用できるものではありますけど、こと細かく表情やダンスの動きを楽しみたいアイドルの現場では本当に重宝する気がします。
もう僕は買う前提でいますけど(笑)、これは僕の周りのアイドルヲタ全員に貸して試してもらいたい。ここまでノンストレスで好きなアイドルが観られるのは、ちょっと衝撃的ですね。いいですよ、高木紗友希ちゃんがフェイク決めたあとのちょっとした照れ笑いなんかもキャッチできるんですから。“推しの表情は小説よりも奇なり”と言うか、自分が想像する範囲を推しは簡単に超えてくる。これは1回ハマると抜け出せないな。
進化し続けるJuice=Juiceを書いた「KEEP ON 上昇志向!!」
──いつもと違う視点でのライブ鑑賞でしたが、今回のJuice=Juiceのライブはいかがでしたか?
ステージセットはすごくシンプルでしたよね。パフォーマンスだけで十分に魅せるライブでした。8人になってよりダイナミックになったこともあるし、Juice=Juiceならではのセクシーさが今回は存分に出ていたなと。衣装もライブのイメージにバッチリ合ってたし。アンジュルムはパワフルな女戦士感がある一方、Juice=Juiceにはしなやかさがある。
──3度目の武道館という積み重ねによる堂々とした部分と、メンバー加入による新体制の初々しさを兼ね備えた部分、両方の魅力が出ていたようにも感じました。
そうですね。2期メン3期メンはガーリーな子が多いので、華やかさとセクシーの幅が広がった感じはあります。今日の植村あかりさんはセクシーだったなあ。佳林ちゃんもやっぱよかったなあ。佳林ちゃんがパッと目を見開く表情も何度もアップで見られました。
──今日のライブではヒャダインさんが作詞作曲した「KEEP ON 上昇志向!!」も歌われていました。
いやあ、ありがたかったですね。楽しかったあ。5人のときの初武道館(参照:Juice=Juice「LIVE MISSION 220」集大成の武道館で25曲熱唱)で歌ったときも観ましたけど、8人で歌う「KEEP ON 上昇志向!!」はよりよかったです。5人のときのエリート感よりも、個性がまばらになった8人バージョンのほうがこの曲には合うのかな。それはこの曲に限らず、全体的に言えることですけど。そうそう、「KEEP ON 上昇志向!!」は初武道館のその先、進化するJuice=Juiceを自分なりに考えて書いた曲だったんですよ。初めての日本武道館ワンマンという夢を叶えたあとも挑戦者の気持ちを持って行くぞ、という。
──今日のステージなんて、まさに“その後”のJuice=Juiceですよね。
ええ。まさに「何遍も 何遍もTry」している、進化し続けているJuice=Juiceなりの3度目の武道館でした。「KEEP ON 上昇志向!!」がファンの皆さんにとっておなじみになっていることもうれしかったですね。ライブではよくお客さんのことも観るんですけど、ファンの人たちがどういう反応をするのか気になるんです。コールもそろっていて、すごくよかった。
愛情の深さが変わりますよ
──MONARCH 7シリーズとACULON T11 8-24x25を持って、ほかにどんなライブが観てみたいですか?
あ、触れ忘れてましたけど、オープニングアクトのこぶしファクトリーとつばきファクトリーもよかったですよ。つばきファクトリーは顔面偏差値もむちゃくちゃ高いので、全員観ていて癒される。まおぴん(秋山眞緒)の美しさたるや。顔の美しいスターを観るにはバッチリですね。僕がジャニヲタだったら、ジャニーズJr.をつぶさに見ますね。Jr.ファンはこれ必須でしょう。なんならもう使ってるかもしれませんけど。
──ジャニーズはアリーナやドームでの公演も多いから、双眼鏡に詳しいファンも多いかもしれないですね。
うん。今度ジャニーズに新しくできるというTwenty Twentyというグループは、40人編成ですからね。40人って。絶対必要じゃん。48グループももちろん。大人数のグループは双眼鏡で観ると、愛情の深さが変わりますよ。大人数だと最初は誰が誰だかわからないけど、だんだんわかってくるんですよね。それってやっぱり愛情があるかどうかで。「この子を追いかけよう」と思ったら、だんだん周りの子たちの個性まで認識できてくる。日本人っておかしいんですよ。同じ顔をした「おそ松さん」だって個を認識できるんですから。愛情があれば認識できる。好きって気持ちが重要だと思うんですよね。今まで気に留めていなかった子の「ああ、こんなにがんばってるんだ」という表情を観ると、意識が変わりますよ。今日でBEYOOOOONDSの推しが2人できましたから(笑)。
──では今回の3機種を使ってみて、何か「こんな機能があったらいいのにな」というリクエストはありますか?
ここ(持ち手のあたり)にサイリウムを付けて、手元で色が変えられたりできないですかね? 視界を遮らない感じでライトを付けた、オタク用双眼鏡。小っちゃいLEDとかどうでしょう?
──なるほど(笑)。付属品としてアタッチメントでプラスできるといいかもしれません。
ね? これ……売れますよ。あとは推し色のボディカラー展開があるとヲタはうれしいですね。MONARCH 7はシックな黒がよいところでもあるので、パーツとして一部にパチッと推し色が付けられるとか。ぜひご検討いただいて、採用のあかつきにはマージン等々お話させていただければ(笑)。
- MONARCH 7 8x30
-
希望小売価格
税込 48600円
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専用ケース・ストラップ付き
フリップダウン式対物レンズキャップ付き
倍率:8倍
実視界:8.3°
見掛け視界:60.3°
質量:435g
眼幅調整範囲:56~72mm
接眼目当て:クリック付きターンスライド方式
- MONARCH 7 8x42
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希望小売価格
税込 59400円
-
専用ケース・ストラップ付き
倍率:8倍
実視界:8.0°
見掛け視界:58.4°
質量:650g
眼幅調整範囲:56~72mm
接眼目当て:クリック付きターンスライド方式
- Nikon ACULON T11 8-24x25
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希望小売価格
オープンプライス
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倍率:8~24倍
実視界(8倍時):4.6°
見掛け視界:35.6°
質量:305g
眼幅調整範囲:56~72mm
接眼目当て:ターンスライド方式
カラーバリエーション:ブルー / ホワイト / ブラック / レッド
- ヒャダイン
- 1980年生まれの音楽クリエイター。本名は前山田健一。3歳でピアノを始め、作詞・作曲・編曲を独学で身につける。京都大学卒業後、2007年に本格的な音楽活動を開始。前山田健一として倖田來未×misono「It's all Love!」、東方神起「Share The World」などのヒット曲を手がける一方、ニコニコ動画などの動画投稿サイトに匿名の「ヒャダイン」名義で作品を発表し大きな話題を集めた。2010年5月には自身のブログにてヒャダイン=前山田健一であることを告白。その後もヒット曲を量産し、2011年4月にシングル「ヒャダインのカカカタ☆カタオモイ-C」でヒャダインとしてメジャーデビューを果たし、2012年11月には初のソロアルバム「20112012」をリリース。以降もハロプロ・オールスターズ、Juice=Juice、SMAP、関ジャニ∞、Kis-My-Ft2、スフィア、超特急、たこやきレインボー、でんぱ組.inc、郷ひろみ、椎名林檎ほか多彩なアーティストの作品を手がけているほか、テレビ朝日系「関ジャム 完全燃SHOW」などさまざまな番組に出演している。
- Juice=Juice(ジュースジュース)
- 2013年2月3日、「Hello! Project誕生15周年記念ライブ2013冬」の福岡公演にてハロプロ研修生内の新ユニットとして結成された女性アイドルグループ。グループ名には「採れたて」「もぎたて」「新鮮」「天然」「100%」で「しぼりたて」というように、いつまでもフレッシュで個性の詰まったグループになってほしいという願いが込められている。同年3月2日の「Hello! Project 春の大感謝祭 ひな祭りフェスティバル 2013」にて1stインディーズシングル「私が言う前に抱きしめなきゃね」を初披露。同年9月にシングル「ロマンスの途中 / 私が言う前に抱きしめなきゃね(MEMORIAL EDIT) / 五月雨美女がさ乱れる(MEMORIAL EDIT)」でメジャーデビューを果たす。同年11月、「第55回輝く!日本レコード大賞」の新人賞を受賞。2015年7月に1stアルバム「First Squeeze!」を発表した。2017年6月にカントリー・ガールズの梁川奈々美とハロプロ研修生の段原瑠々が、2018年6月に元カントリー・ガールズの稲場愛香が加入して8人編成となった。2019年2月にはニューシングル「微炭酸 / ポツリと / Good bye & Good luck!」を発表。3月には梁川が、春に開催予定のツアーをもって宮崎由加がグループを卒業する。