音楽ナタリー PowerPush - ニコナタ(音楽)フラワーカンパニーズ&BLUE ENCOUNT
「ロック兄弟」配信スタジオに潜入!
フラワーカンパニーズ インタビュー
──これまでニコニコ生放送の番組に出演したことは?
グレートマエカワ(B) 初めてですね。でも面白いですよね。
鈴木圭介(Vo) ただモニタに映ってるコメントをずっと観てていいのか、田中さんと一緒に番組を進行しなきゃいけないのか、すごく戸惑いました(笑)。
竹安堅一(G) あの流れてくるコメントって中傷みたいなものはあらかじめはじいてるんですか?
──いや、たぶん全部包み隠さず流してると思いますよ。でも視聴者の皆さんはすごく楽しそうでしたよね。
鈴木 「ロック兄弟」のファンがいい人で助かりました。悪口とか流れてきたらたぶんムキになって反論したと思うもん(笑)。
マエカワ ニコ生初心者だから(笑)。
──でもMCの美里さんとちゃんとやり取りしつつも、絶妙なタイミングで「THE COLLECTORSっぽい」というコメントを拾っていたので、うまいなあっていう印象を受けました。
竹安 あれは流れてきたのがTHE COLLECTORSだったからですよ。知ってる名前だったら反応できた(笑)。
マエカワ あとオレらは4人いるから。鈴木がしゃべってる間、ほかの3人はモニタでコメントをチェックできたから、初めてなのにわりと反応できたのかもしれませんね。……というか竹安は今日、ずっとボーッとした顔でモニタ観とったし。「カメラの前に出る顔じゃねえだろ、それ」って顔で(笑)。
竹安 確かにしてた(笑)。
ミスター小西(Dr) でもネットの映像って5秒くらいタイムラグがあって表示されるじゃないですか。だから皆さんが自分のどういう表情を観てるのか、実はわかってなかったんですよ。そこも難しかったんだけど、その難しさも新鮮だったし、面白かったですね。5秒遅れとはいえ、皆さんの反応がダイレクトに返ってくるのなんかもそうですけど。
マエカワ 僕ら基本的に好きですからね、メディアって。ラジオやテレビもそうだし、Ustreamなんかで話をするのも好きだし。
竹安 まあ、今日楽しかったのは司会の田中さんが話しやすかったからでもあるんですけどね。あまりにしっかりしてたから、20歳って聞いてビックリして。
マエカワ MCの人がちゃんと進行してくれるとラクだよね。オレらはコメントを拾ったり、バカな話をしたり、ボーッとしたりできるから(笑)。
鈴木 4人だけだったらこうはいかなかったですよ(笑)。彼女あっての「ロック兄弟」です!
BLUE ENCOUNT インタビュー
──ライブ直後の番組出演お疲れさまでした!
一同 お疲れさまでした!
──これまでにニコ生の番組に出演したことって?
高村佳秀(Dr) 今回が2回目ですね。以前(2014年6月)「ロック兄弟」に出させてもらったのと、今回だけですから。
田邊駿一(Vo, G) ただ僕ら普段からニコ動はスゲー観ていて。しかも僕がツッコまれると全力で返したくなるタイプなので「ハリー・ポッターみたい」みたいなコメントをリアルタイムでもらえたのはすごくうれしかったですね。しかも視聴者の皆さんは皆さんで、出演者がコメントを観ていることがけっこう意外らしくて。前回番組に出たときコメントに言及したら「えっ、コメント読んでるの?」ってコメントが返ってきたことがありましたから。そういう意外性が生まれるところも面白いですよね。
江口雄也(G) なので知っておいていただきたいんですけど、バンドマンは意外と皆さんの声を気にして生きてます(笑)。
高村 それは間違いない(笑)。
辻村勇太(B) しかもニコ生に流れるコメントって普段ファンの人たちが直接言ってくれないようなことが多いのもいいですよね。普段ならPVの田邊を観ていて「ハリー・ポッターに似てるな」って気付いたとしても……。
──まあ、あえて言うこっちゃないですね(笑)。
辻村 でも今日みたいに、その何気ないひと言が実はすごく面白くなることもあるわけじゃないですか。
高村 僕らはあえて言うことじゃないことにも乗っかっちゃうバンドだし(笑)、ファンのみんなもそれを知ってくれてるから面白がってくれるんですよね。
──あと「箱の中身はなんだろな?」のご経験って……。
辻村 ないですね(笑)。
田邊 でもロックバンドならまずやることがないであろう企画モノをやらせてくれるのも「ロック兄弟」の好きなところなんです。まあ楽しすぎるから今日もそうだし、前回もそうだったんですけど、僕ら必ず時間が押しちゃって。前回も今回も30分の尺をいただいていたのに小一時間出ちゃってますから(笑)。
高村 だから今日は僕たちが2連勝できてよかったんですよね。
──1勝1敗になってたら3本目のゲームをやってる時間はなかった(笑)。
田邊 企画を全うできてよかったです(笑)。
田中美里インタビュー
──生放送終了直後のお疲れのところ、すみません。
全然大丈夫ですっ! 何分でもしゃべります(笑)。
──本日の放送っていかがでした?
これはいつものことでもあるんですけど、ガッツリ音楽の話もできたし、テレビでは観られない、バンドの皆さんのちょっとユルいところもたくさんお見せできたかなって思ってます。
──まさにBLUE ENCOUNTさんがそのユルさが楽しいって言ってました。ほかの番組では「箱の中身はなんだろな?」なんてまずできないし、と。
皆さん、ホントにノリがよくて(笑)。前回(#115)はNothing's(Carved In Stone)の皆さんが早押しクイズに挑戦していたりもしますし。しかも負けた生形さん(生形真一 / G)が罰ゲームで低周波治療器でビリビリさせられたりして(笑)。
──なぜ「ロック兄弟」ではそのユルさが許されるんでしょう?
ちゃんと音楽の話を聞くことありきで番組を構成してるから、皆さん、私と一緒に遊んでくださるんだと思ってます。ただ、だからこそ時間が押しがちで(笑)。
──でも時間を気にせず届けたいものを届けられるのはニコ生の魅力ですよね。しかもフラワーカンパニーズの皆さんは、美里さんの進行が素晴らしいからのびのびとバカ話ができた、とおっしゃってました。
あはははは(笑)。もしそう言っていただけるMCになれてるのであれば、それはきっと私自身音楽が大好きだからなのかなっていう気はしています。
──あっ、それは番組を観ていて思いました。ゲストの楽曲に対する愛と理解のある音楽リスナーだなあ、って。
ありがとうございます! そういう私になれたのは番組のおかげなんです。番組が始まった頃からゲストさんの音源を聴き込んで「いいな」と思ったことについて「なんでいいと思ったのか」を考えるようにしていたんですけど、当時は自分の視点に自信が持ててなくて。でもその視点をぶつけてみたら、ゲストの皆さんが「あっ、そう聴いてくれたか」「なるほど」って言ってくださったから、自信を持てるようになったって感じなんです。……ただせっかくフラカンさんにホメていただいてるのに申し訳ないんですけど、実は私、番組を回してるっていう感覚がなくて。
──フラカンの皆さんの言う通り見事なMCっぷりでしたよ。
でも私自身は友達や気さくな先輩と楽しくおしゃべりさせてもらってる感覚なんです。自分もようやくCDデビューできたから皆さんに音楽の話を伺うことがすごく勉強になるし、企画はやっぱり楽しいし(笑)。そうやって私自身が楽しんじゃってるのが話に花が咲く理由、なんか上手に進行してるっぽく見える理由なんじゃないかな?って思ってます(笑)。
──最後に今後「ロック兄弟」が目指すものって?
番組中にもお話したとこではあるんですけど、視聴者の方に今以上にいろんな音楽を知っていただける場になればいいなって思ってます。私自身、この番組を通じて知ったバンド、大好きになったバンドっていっぱいいますから。その楽しさを共有できるといいですよね。
「ロック兄弟」
2013年10月からニコニコ生放送で配信中のレギュラー番組。MCを務める田中美里が毎回さまざまなアーティスト・バンドを迎え、その音楽性に迫るほか、ゲームやクイズなどの企画に挑戦するバラエティあふれるプログラムで現在までに累計100万視聴者を集める。
2月18日(水)配信分にはFLOW、DOES、a flood of circleが生出演。FLOWには2月25日にアニメ関連楽曲を集めたベスト盤「FLOW ANIME BEST 極kiwami」をリリースするFLOWがスタジオ生出演。アルバムの聴きどころと、近日開催される全国&南米ツアー「FLOW WORLD TOUR 2015極」の見どころを聞く。また3月26日に東京・新宿LOFTで開催される番組発のイベント「R-BROS.FEST 2015~夜桜満開篇」に出演するDOESには同イベントに賭ける意気込みを、a flood of circleには現在展開中の全国ツアー「Golden Time Rock’n'Roll Show」の様子を尋ねるインタビューも実施される。そのほか配信当日に1stシングル「季節は次々死んでいく」をリリースするamazarashiの特集企画なども用意。
#118 放送日時
2015年2月18日(水)20:00~
- ロック兄弟#118 FLOW、DOES、a flood of circle、amazarashi - 2015/02/18 20:30開始 - ニコニコ生放送
- ロック兄弟 (@rock_kyoudai) | Twitter
R-BROS.FEST 2015~夜桜満開篇
「R-BROS.FEST 2015~夜桜満開篇」は「ロック兄弟」が主催するライブイベント。3月26日に東京・新宿LOFTで開催され、当日はOKAMOTO’S、Galileo Galilei、DOESという番組ゆかりの3アーティストが、田中美里のMCのもと熱いライブパフォーマンスを繰り広げる。
チケットは2月21日より一般販売。
公演日時
2015年3月26日(木)東京都 新宿LOFT
<出演者>
OKAMOTO’S / Galileo Galilei / DOES / 田中美里(MC)
フラワーカンパニーズ
1989年4月に鈴木圭介(Vo)、グレートマエカワ(B)、竹安堅一(G)、ミスター小西(Dr)の4人により名古屋で結成されたロックバンド。地元・名古屋を拠点とした精力的なライブ活動を経て、1994年に上京。1995年にアルバム「フラカンのフェイクでいこう」でメジャーデビューを果たす。以後、2000年までに6枚のフルアルバム、1枚のミニアルバム、12枚のシングルを発表。翌2001年にメジャーレーベルを離れ、活動の場をインディーズに移す。その後も「発熱の男」「東京タワー」「世田谷夜明け前」「脳内百景」といった名作を連発。特に2004年に発表されたシングル「深夜高速」は、ファンのみならず多くのロックファンから愛され続けている。2008年11月、7年8カ月ぶりにメジャー復帰。バンド結成20周年を迎えた2009年には「深夜高速」をさまざまなアーティストがカバーしたコンピレーションアルバム「深夜高速 -生きててよかったの集い-」のリリースや、11年ぶりの日比谷野外大音楽堂ワンマンライブなどで注目を集めた。2010年1月には結成20周年を記念した初のオールタイムベストアルバム「フラカン入門」を発表。同年3月発売のシングル「元少年の歌」は映画「誘拐ラプソディー」の主題歌に起用され話題となった。そして2013年にはオリジナルアルバム「ハッピーエンド」を、2015年1月には「Stayin' Alive」をリリースした。
BLUE ENCOUNT(ブルーエンカウント)
田邊駿一(Vo, G)、江口雄也(G)、辻村勇太(B)、高村佳秀(Dr)の4人からなるロックバンド。2007年、田邊、江口、高村が地元熊本でバンドを結成し、2009年に3人の進学先である都内の音楽専門学校で辻村と出会い現体制となる。2010年の1stミニアルバム「the beginning of the beginning」を、2012年には2ndアルバム「HALO EFFECT」をリリース。「HALO EFFECT」収録の「HALO」がYouTubeで150万回以上再生されるなど、この頃よりライブハウスシーンで頭角を現すように。2013年にはライブ会場限定CD「SIGNALS」やミニアルバム「NOISY SLUGGER」、MY FIRST STORY、SWANKY DANK、AIR SWELLとのスプリットアルバム「BONEDS」を発表。年末には初のワンマンツアー「NEXT DESTINATION」を開催し、全公演ともソールドアウトさせている。2014年2月に初のフルアルバム「BAND OF DESTINATION」をリリースした。同年9月にキューンミュージックより4曲入りCD「TIMELESS ROOKIE」でメジャーデビュー。2015年1月にシングル「もっと光を」を発表した。
- CHERRY NADE 169×田中美里 コラボシングル「アカリ」
- 2015年3月4日発売 / SMALLER RECORDINGS
500円 / SLRL-92169
- 田中美里 デビューシングル「Go Forward」
- 2015年1月30日発売 / SMALLER RECORDINGS
500円 / SLRL-92019