≒JOY 1stシングル「体育館ディスコ」インタビュー|今できることすべてを生かした1stシングル (3/4)

逢田珠里依、江角怜音、大信田美月、小澤愛実、山野愛月
インタビュー

メンバー同士が感じる2年間の変化

──≒JOYは今年で活動2周年を迎えましたが、アイドルグループにとって結成からの2年間というのは課題も成長も感じる大事な期間だと思います。そんな中で、お互いにどのような変化を感じていますか?

小澤愛実 メンバーみんな成長していますが、中でも愛月に変化を感じます。おとなしい子なのかなと勝手に思っていましたが、最近は一緒にふざけたり、笑ったりしてくれることが増えて、ちょっとイケイケな愛月が垣間見えることが多くなりました。距離が縮まってきたのかなと思うとうれしいです。あと怜音も笑顔がより増えて、アイドルでいることの楽しさを感じているみたい。

──江角さんについては、1組目のインタビューでも同じような話題が出ていました。

江角怜音 本当ですか?(笑) 青春系の弾ける感じの曲なら、前よりは自然に表現できるようになったかなと自分でも感じます。ただ、“THE王道アイドル”系の曲だとまだ少し体が硬くなってしまいます。アイドルになるまで自分の人生の中にかわいい要素がなかったので(笑)、どう表現したらいいのかわからないんです。

江角怜音

江角怜音

──今回のカップリング曲「夢見る♡アイドル」のMV撮影では、表現にかなり苦戦したのでは?

江角 かわいいものを見るのは好きなんですが、自分がかわいい表現をするのは本当に挑戦で。「夢見る♡アイドル」はどこを切り取ってもかわいい曲ですし、≒JOYのメンバーはみんなこの曲が似合うんですよ。みんななりの“かわいい”を表現していて本当にすごいなと思いながらMV撮影をしていました。私も自分なりの“かわいい”を見つけ出せるようにさらにがんばりたいです。

小澤 でもすごくかわいかったよ。キラキラだった。怜音はこういうことを言いつつ、パフォーマンス中はしっかりと決めるので頼もしいです。

江角 ありがとう。私は愛ちゃんに対して第一印象からすごく元気な子だなと思っていました。でも、そんな中でも少し遠慮している感じがあったんですよね。周りに対して気を使っていたんだと思いますが、最近ははっちゃけぶりがすごいです(笑)。積極的に話しかけてくれるし、積極的にボケたりもするんです。場を盛り上げてくれますし、愛ちゃんがいると笑顔が増えます。

小澤 うれしい。初めは緊張していたし、猫を被っているところがあって、みんなとどう接するのがいいのかなと考えていました。でも舞台(2023年6月に上演された「≒JOY☆FAIRY LIVE STAGE『ミルモでポン!』」)や1stコンサートを経てメンバーとの距離感がぐっと縮まった感覚があります。メンバーが「いつも通りの愛ちゃんが一番いいから」って言ってくれるおかげで、素の自分で過ごせています。本当にメンバーのおかげですね。

──逢田さんと大信田さんについては?

大信田美月 珠里依はいい意味で変わらないですね。初めて会ったときから元気いっぱいで、人を笑顔にさせる力があるなと感じていました。珠里依がいるだけで場がにぎやかになって和みます。現場では率先してスタッフさんとコミュニケーションを取っていますし、自分にはないものばかり持っていると思います。髪を染めてより大人っぽくなって。そんなところも好きです。

大信田美月

大信田美月

江角 さらに華やかになったよね。

逢田珠里依 うれしい……! 私は美月が大きく変わったなと思います。最初は元気でかわいい子という印象だったんですが、パフォーマンスの見せ方が明確になってきたことが今回の「体育館ディスコ」で感じられました。アイドルというお仕事に対してすごく真摯に向き合っている姿が印象的で、この2年でプロのアイドルになったなと感じます。

逢田珠里依

逢田珠里依

──大信田さんに限らず、メンバー全員プロのアイドルとしての自覚が芽生えてきた?

小澤 そうですね。ステージは生モノなので、本番中に何が起きるかわからないところがあって。そんな中でもお互いにフォローし合えるようになりました。自分のことだけではなく、周りのことをみんな見ていて、臨機応変に対応できるようになったと思います。

指原Pからメンバーへのメッセージ

──皆さんからも1stシングルの表題曲「体育館ディスコ」の注目ポイントを聞かせてください。

江角 全体的にキャッチーな曲ですね。見ていて飽きないダンスだと思いますし、パフォーマンスを通して明るくなれる、“JOY”になれる曲です。早くライブで披露したいです。

小澤 ディスコというワードを聞くと昔のイメージが湧きますが、「体育館ディスコ」からは令和の雰囲気もしっかり感じられると思います。

小澤愛実

小澤愛実

──アイドルとディスコソングは相性がよく、多くの有名アイドルグループがディスコテイストの楽曲を発表してきました。そんな中、≒JOY流のディスコソングは学生の青春感を感じられるのが特徴ですね。

小澤 青春にいろいろな形がある中、「体育館ディスコ」ではかけがえのない仲間たちと過ごす青春を表現しています。それと同時にハッピーなムードにあふれていて、歌詞の中に「全員 幸せになれ」というフレーズがあるように、この曲から幸せの輪がどんどん広がっていったらうれしいです。

山野愛月 サビ前のセリフも印象的で、フレーズすべてが耳に残るような曲だと思います。そのセリフも含めて前向きな歌詞になっているので、聴いていて勇気をもらえます。

山野愛月

山野愛月

──「暗い顔してないで、前を向くのだ!」というセリフは大信田さんが担当していますね。

大信田 まさか自分が担当するとは思っていなかったので、歌割りを知ったときはびっくりしました。「誰しも人に言えない悩みがあると思いますが、一旦忘れて楽しもうよ」というニュアンスでこのセリフを自分なりに解釈しつつ、明るいイメージでレコーディングに臨みました。

──続いてもう1つのカップリング曲「ネバギバ!生きろ」についても話を聞かせてください。レコーディングやMV撮影にあたって、指原さんから何か言われたことはありますか?

小澤 歌詞に込めたメッセージを教えていただき、その言葉に背中を押されてレコーディングに臨みました。「ネバギバ!生きろ」はすでに心に響く大切な楽曲になっています。指原さんから受け取ったメッセージを、今度は私たちがファンの皆さんに伝えていきたいと思います。

逢田 仮歌を聴いたとき、自然と涙が流れてきました。「≒JOYからファンの皆さんへのメッセージでもあり、指原さんから≒JOYへのメッセージでもあります」と言ってくださって。私もネバーギブアップの精神でがんばろうと思いました。