開発途上国や国際協力の現状・課題などを伝えるため、企画展の開催や、市民団体・企業によるセミナーなどを開催している「JICA地球ひろば」のブースには、“SDGs”を解りやすく解説するさまざまな展示があったほか、民族衣装の試着などを通して楽しみながら国際協力について学べるコンテンツが用意されていた。
「JICA地球ひろば」に到着した3人は、お笑いナタリーの企画で勉強したSDGsに関するクイズにチャレンジ。クイズを通してやついは「南アフリカやばいじゃん! お金持ちと貧乏人の差がすごく大きい」、エビ中の2人は「デンマークはいろいろ進んでる!」と各国の状況を比較しながらそれぞれ国際問題への理解を深めていった。
「世界のあいさつ」コーナーでは世界各国の挨拶を音声で聞くことができる。「似たような挨拶でも国によってちょっと雰囲気が違うんだね」「語尾が少し上がるんだ」と、3人は普段聞き慣れない中東地域の国々の挨拶が新鮮に感じたよう。さらにベトナムの「シンチャオ」やメキシコの「オラ」など、音声にならって異国の挨拶を発音していた。
もしも輸入が止まったら日本の食事はどんなメニューになるのか? その例として、ご飯、ふかし芋、焼き魚のみの食事が登場し、やついは「これだけ!? 俺の大学時代のごはんじゃん!」と苦笑い。さらに幕の内弁当を例に各食材の輸入率が紹介されると「鮭ってチリからこんなに来てるの?」「日本の竹の子って91%も中国産なの!? あんなに生えてるのに?」「サヤエンドウってカナダ産が多いんだ」「生姜も全体の70%も中国から!」とそれぞれ想定外の輸入率に驚いた様子だった。日本の食事がいかにほかの国々に支えられているのかを実感した3人は、次のコーナーへ。
日本に数多く存在するNGOを取りまとめ、各団体の活動を支援するJANIC。この組織が運営するブースでは、SDGsに関連した独自の企画が実施されていた。
立て続けに3つのブースを回った3人は、多くの来場者で賑わう場内の散策へ。「世界の乾き物」コーナーを見つけた星名は「私カボチャの種大好き!」と大はしゃぎ。喉が渇いたというやついは自生する森林の豆を使用したエチオピアのコーヒーに飛び付き、東ティモール産のコーヒーと飲み比べる。コーヒーにシロップとミルクをドバドバと投入するエビ中の2人にやついが「甘すぎでしょ!」と突っ込むも、お店の人によると東ティモールのコーヒーはミルクと相性がいいとのこと。さらに東ティモール産のコーヒー1杯分の収入で現地の人が1杯分のご飯が食べられると聞いた星名は「250円で!? 小さなことでもやれることがあるんだね」と感慨深げに語る。さまざま体験を通して国際協力を学んだ3人は、イベントを満喫した様子で会場をあとにした。
- 私立恵比寿中学(シリツエビスチュウガク)
- 2009年に結成したスターダストプロモーション所属のアイドルグループ。2010年2月に初のシングル「朝のチャイムがなりました!」を発表し、2011年10月には東京・Shibuya O-EAST(現TSUTAYA O-EAST)で初のワンマンライブを開催。2012年5月にDefSTAR RECORDSよりシングル「仮契約のシンデレラ」でメジャーデビューを果たし、2013年7月には初のオリジナルフルアルバム「中人(ちゅうにん)」をリリースした。「IDOL march HALLTOUR 2017~今、君とここにいる~」より7人体制で活動を再開させ、5月に通算4枚目のフルアルバム「エビクラシー」を発売。11月にシングル「シンガロン・シンガソン」を発表する。2018年1月3日に東京・日本武道館公演で行われる「私立恵比寿中学迎春大学芸会 ~forever aiai~」をもって廣田が転校する。
- 星名美怜(ホシナミレイ)
- 1997年11月2日生まれ。スターダストプロモーション芸能3部に所属するアイドルグループ・私立恵比寿中学のメンバー。出席番号7番。
- 小林歌穂(コバヤシカホ)
- 2000年6月12日生まれ。スターダストプロモーション芸能3部に所属するアイドルグループ・私立恵比寿中学のメンバー。出席番号11番。
- やついいちろう
- 1974年11月15日生まれ。エレキコミックのメンバー。トゥインクル・コーポレーション所属。
取材協力:NHK WORLD RADIO JAPAN(nhk.jp/rj)