音楽ナタリー PowerPush - 茂木欣一(東京スカパラダイスオーケストラ) × サウンドエンジニア 渡邊省二郎
MY SOUND ROOTS presented by Sony's Headphones
ハイレゾで感じる“リアルなサウンド”
アーティストが自身のルーツである楽曲や自身の楽曲をハイレゾで聴き、その魅力を語る動画コンテンツ「MY SOUND ROOTS」の第2回目がソニー ヘッドホンのスペシャルサイト(参照:MY SOUND ROOTSスペシャルサイト)とYouTube公式チャンネルで公開された。
今回は、東京スカパラダイスオーケストラの茂木欣一(Dr)とサウンドエンジニアの渡邊省二郎が登場。2人は、茂木の“サウンドルーツ”であるSteely Danの「Babylon Sisters」と、渡邊がレコーディングとミックスを行ったスカパラの最新アルバム「SKA ME FOREVER」をソニーのハイレゾ音源向けヘッドホン・XBA-A3でリスニングしている。
今回ナタリーでは動画内では未公開の2人の言葉から、ハイレゾやXBA-A3の魅力を探っていった。
取材 / 熊谷朋哉 文・構成 / 加藤一陽 撮影 / 小坂茂雄
茂木欣一(東京スカパラダイスオーケストラ)インタビュー“音楽には「メロディを口ずさむ」以外の楽しみがある”
ドナルド・フェイゲンと一緒にプレイバックを聴いているよう
──茂木さんは、自身の“サウンドルーツ”としてSteely Danの「Babylon Sisters」をセレクトしていましたね。
今回の企画で改めて「Babylon Sisters」を聴いて、FMラジオで洋楽をめちゃめちゃエアチェックしていた頃を思い出しました。Steely Danやドナルド・フェイゲンを聴き始めた当時ってまだ一般的にインターネットとかもないから、「アメリカの西海岸って、こういう音楽が町中で流れてるのかな?」とか想像しながら聴いていて(笑)。僕、Steely Danのドナルド・フェイゲンがソロで出した「The Nightfly」に衝撃を受けて、それからさかのぼってSteely Danを知ったんです。Steely Danは「Aja」っていう素晴らしいアルバムも出しているんですけど、それからさらにサウンドに磨きをかけたのが、「Babylon Sisters」が収録されている「Gaucho」でした。
──今回の企画で「Babylon Sisters」を挙げた理由は?
Steely Danが「Gaucho」について語っているインタビューや資料を読むと、“制作時にドラムもとことんこだわり抜いてミュージシャンに何回も演奏させたんだけど、結局そのテイクは使わなかった”とかそういう話が載っていて。それで「どんな音がするんだろう」って思いながら実際に聴いたとき、サウンド的に「もうこんなとこまでいっちゃうんだ」ってショックみたいなものを受けたんですね。ドナルド・フェイゲンはもちろん、エンジニアの人たちも含めて音へのこだわりがハンパないっていうか。とにかく音を大切にしている感じがすごい伝わるんですよね。いい音楽を作るには、やっぱり時間をかけるのがいい。「Babylon Sisters」は、そう思わせてくれた曲なんです。
──今回はハイレゾバージョンを聴いていただきました。
やっぱドラムのサウンドが楽曲全体におよぼす影響の大きさってのものすごいなって改めて痛感しましたね。聴いていて「自分はこんなにデリカシーのあるドラミングができるかな?」とも思わされましたけど(笑)。
──ドラマーらしい聴き方ですね。
あとは歌の聴かせ方や録音などもすごくこだわっていて。「Gaucho」って制作にものすごい時間かかってるんすよ。一言でいうとこだわり……こだわりを絶対に忘れないことが非常に大事だなと思わされます。そしてこだわりきったものは聴いてくれる人にすごく届く。だからディテールと全体像、その両方を大事にしながら音楽作りを続けていきたいなって思いました。
──ハイレゾ音源向けのXBA-A3で試聴した際、茂木さんはサウンドに驚いていたようでした。
マスターの音源をそのまま聴いているというか……きっとメンバーやエンジニアたちは、ミックスのときにスタジオでこういう音をプレイバックしていただろうなっていうのが、ハイレゾで聴いたら如実にわかりましたね。ドキュメントというか、スタジオで鳴っている音がそのままという感じ。ドラムのキック、スネア、ハイハットの音量のバランスとか、ギターのパンの振り方とか、そういうところまでよくわかります。ドナルド・フェイゲンとスタジオで一緒にプレイバックを聴いているみたいな、そんな気持ち。いやー、けっこうショッキングな体験でしたよ。XBA-A3でハイレゾ音源を聴いちゃうと、レコーディング時のアーティストの緊張感などを感じざるを得ないでしょうね。
──XBA-A3はどんなヘッドホンだと思いましたか?
使ってみて、「こんな細かい音まで聴こえちゃうんだ」って思いました。あとは聴いていて疲れないんですけど、それがすごい大きなポイントじゃないかな。音が自然に耳に入ってくるから「低音や高音が欲しいから自分でイコライジングしよう」とかそういう発想がなくなる。疲れないから、ずーっと聴いてられます。
スタジオで聴いたときの感動がそのまま再現された
──スカパラは最新アルバム「SKA ME FOREVER」をハイレゾで配信しています。今回ハイレゾバージョンを制作したのにはどういう意図があったのでしょう?
MP3とかで聴いても普通に楽しんでもらえるとは思っていますけど、やっぱりミュージシャンとしては、「いやいや、実際の音はね……」って言いたくなる部分もあって。あと渡邊省二郎さんと音楽についていろいろ話しているときに、省二郎さんが「できるだけ圧縮しないで聴いてほしい」って言っていて。僕自身もマスタリングには絶対に立ち会いたいって思っているくらい音にこだわる質だから、省二郎さんが言うことがすごくよくわかる。そういう気持ちが重なって、ハイレゾ音源の制作を視野に入れました。
──なるほど。
あとアルバム収録曲の中でも、例えば「閃光 feat. 10-FEET」のレコーディングって、12人で「いっせいのーせっ」って演奏してレコーディングしていったんですけど。こういうやり方をスカパラではよく「大玉転がし」って言っていて、みんなでどんどん転がしていくんだ!って感じで演奏しているから興奮感がある。リスナーにそういう部分も感じてほしかったんです。
──今回は「SKA ME FOREVER」のハイレゾバージョンもXBA-A3で聴いていただきました。いかがでしたか?
音像がとても広くて、9人がいろんな音をあちこちで出してるっていうのが如実にわかりましたね。さらに「あー、ベースはああいうアンプでああいう音を出してたな」とか、レコーディング当日のことも思い出せちゃう。サウンドに分離のよさとまとまりがどちらもあるので、ぼーっと聴きながら楽曲全体を楽しんでもらうこともできるし、ギターだけとかオルガンだけとか、各楽器にフォーカスするような聴き方もできるでしょうね。
──「MY SOUND ROOTS」で茂木さんは、「演奏のズレとかもわかるから、ヒューマンな部分が感じられる」と話していましたよね。
ええ。例えば「チャンス」のレコーディングってハイレゾってこともあって1つひとつのショットをより意識して叩いていたし、省二郎さんと「スネアの音、ミュートしよう」とか「ここはサスティンが残るように」とかディスカッションしながら録音していったんです。それで最後までいい感じの力加減で演奏できたなっていう手応えがあった。XBA-A3で聴いたら、そういう演奏の意図や音作りがアンサンブルにどういう影響を及ぼすのかっていうのもダイレクトにわかりました。
──「SKA ME FOREVER」のハイレゾバージョン、聴き手にはどう楽しんでもらいたいですか?
まずは省二郎さんのようにエンジニアが大事にしてる、“空間をどれだけ意識して録音しているか”っていう部分を感じてもらいたいですね。そしてミュージシャンのワンストローク、1音、1つひとつの音を“当てにいく”ときの集中力みたいなもの。そういう部分も味わってもらいたいです。一方で、もちろん細かいことを考えずにただひたすらエンジョイしてもらってもいい。その両方の方法で楽しんでもらえるのが理想です。スカパラの音楽は基本ダンスミュージックだから、パーティとかでかけて盛り上がってもらいたい気持ちもありますが、集中して1人で聴いてもらうことにも対応できるようにしたつもりですから。
──XBA-A3では、その両方の楽しみ方ができそうですか?
ええ、できると思います。ヘッドホンって音が痩せてしまって「ちょっと違うんだよな」って思ったりするものもあるんだけど、XBA-A3ではそういうこともありませんでした。僕「チャンス」のミックスのとき、プレイバックを聴いてグッときて半泣きしたんですけど(笑)、ハイレゾバージョンをXBA-A3で聴いたとき、そのときの感動が再現されました。リスナーには、音楽にはメロディを口ずさむってことだけじゃなく、それ以外の楽しみもあるっていうのがわかってもらえると最高にうれしいですね。例えば「歓喜の歌(交響曲第九番)」の合唱のところ。あそこをXBA-A3で体験してほしいです。
渡邊省二郎 エンジニアインタビュー“XBA-A3は僕がスタジオで聴いているサウンドにかなり近い”
24bitだとアーティストの熱量がより伝わる
──まずは茂木さんがチョイスした「Babylon Sisters」をハイレゾで聴いてみていかがでしたか?
うん、素晴らしいですね。「Babylon Sisters」が収録されている「Gaucho」って、レコーディング史の中で、アナログレコーディングにおける最高峰の作品だと思いますよ。まあ、もとの音源も30年前のレコーディングとは思えないほど素晴らしいですけど、ハイレゾだと音の強弱というか、ダイナミクスの変化がかなり細かくわかる感じがします。
──渡邊さんは、ハイレゾ音源についてどう思っていますか?
CDって、僕らエンジニアやアーティストががんばって作った音楽がパッケージされているんですけど、最近は配信で音楽を購入する人も多いですよね。でもMP3での配信が流行ったとき、個人的に「音質的にかなりクオリティが落ちてるものしか聴いてもらえていない」ってことにすごくジレンマを感じていたんです。しかもせっかくCDを買ってもらっても、リスナーはすぐにパソコンでMP3に圧縮して、MP3プレーヤーで聴いちゃうし。だから「本当の音ってどのくらい聴いてもらえているんだろう」ってずっと思ってて。
──ええ。
圧縮された音……つまり“そぎ落とされた音”を大半の人が聴いてるのかもしれない。それ、けっこう悲しいんですよ。音を作っている人間からするとなるべく作ったままを聴いてほしいんです。それがハイレゾの普及によって、現実のものとなる。どれくらいの人がハイレゾで聴いてくれるかはわかりませんけど、その点は非常にありがたいですね。とてもありがたいことです。
──サウンド的にはどういったところにハイレゾで音楽を聴くことのメリットを感じていますか?
解像度が24bitっていうところですかね。ダイナミクスをどれだけ細かく記録できるか……まあ、表現能力という点で24bitは優れている。僕自身いつも24bitでレコーディングの作業を行っていますので、ハイレゾ音源だとスタジオクオリティの音を聴いてもらえるってことなんですね。そういう意味でも、ハイレゾで聴けるものはぜひハイレゾで聴いてほしいですね。
──では、ハイレゾだからこそ感じられる「SKA ME FOREVER」の魅力は?
僕の仕事って演奏しているメンバーの熱量を捉えることなんですね。そういうスタジオの熱量がハイレゾだと伝わりやすい。そういった熱量って、CDだと少し平坦になってしまうように感じるんです。
──24bitで音楽を聴くことのメリットの話につながりますね。
あとレコーディングのスタイルでもあるんですけど、僕、なるべく空気の音を録りたいんです。楽器から出ている音だけじゃなくて、その周りの音も一緒に録りたいっていうか。例えばピアノなんかでも演奏している部屋全体の響きまで録りたいから、僕の場合普通のエンジニアに比べて音源とマイクを離して録っていると思うんですよ。そういう空気感も24bitの音源だとわかりやすいかなって思います。
ミックスの意図もしっかり表現
──今回のレコーディングで特に工夫した部分があれば教えてください。
いろいろありますけど、「歓喜の歌(交響曲第九番)」では、ドラムも含めすべての楽器にホールリバーブをかけて、ホワーンとした雰囲気を作ったんです。あのホールっぽい雰囲気の中で、最後にワーッとコーラスが入ってくる。あのコーラスってすごい大人数で歌っているみたいですけど、実は10人とちょっとで歌ってもらって、それを2、3回ほど重ねただけなんですね。コーラスの録音の仕方には工夫があって、“デッカツリー”っていう、昔Decca Recordsがオーケストラを録音するために考案した収録方法を採用しました。僕はいつもストリングスや木管の録音でデッカツリーを採用するんですけど、今回はあえてコーラス録りで試してみました。メンバーはプレイバックを聴いて、「人数感がすごい」って言ってました。
──そういう部分、ハイレゾで再現されていたと思いますか?
普通のマイキングじゃ得られない広がりが出たし、ちゃんと表現されているんじゃないかな。まあ、成功しているんじゃないかと思っています。あの曲、次々といろいろな楽器が積み重なって積み重なって……そしてサビで綺麗に弾けるっていうイメージのミックスだったんです。サビ前にピークまでいっているから「綺麗に弾ける」っていうのを表現するのは難しいところではあるんですけど、そこを調整していった感じですね。音同士がぶつからないようにしながら……ただあまりクリアでもつまらないですから、音が重なっていくにつれて音と音が干渉し合って、それで全体の音像がにじんでいって、それにより密度がぐっと高くなる、みたいなイメージでミックスしていって。
──今回は渡邊さんにもXBA-A3を試していただきました。いかがでしたか?
すごくナチュラルな感じがしました。全然疲れないっていうか。ヘッドホンってけっこう味付けされてることがありますけどね、XBA-A3にはそういう感じがないです。その点がいいところだと思いますね。
──「MY SOUND ROOTS」で渡邊さんは「スタジオのスピーカーで聴いている音と近い」と言っていましたね。
周波数特性的にもフラットだし、痛いところがない。ハイレゾって24bitでスタジオクオリティの解像度だけあって、ダイナミクス的にもスタジオで聴いているものに近いんです。それでも疲れない。僕がスタジオで聴いている音にかなり近いと思いますね。
──そういえば、茂木さんは渡邊さんがミックスした「チャンス」を聴いて泣いてしまったとのことでした。
あの曲って、前半はあえて抑揚を抑えることで、聴き手の感動を誘うようにミックスしていて。でも逆に後半は衝動に任せてダブミックスをしていくというか、考えないで手を動かしていく感じでした。僕、毎年ミックスで誰か1人泣かせるのを目標にしているんですよ。ノルマ達成ですね(笑)。
- Pick Up Headphone
- Sony XBA-A3
- Sony XBA-A3
- 新開発のHDハイブリッド3ウェイドライバーユニットを搭載。
深みのある低音から高域の余韻まで豊かな広帯域再生を実現。
- 価格:オープンプライス
- 形式:密閉ハイブリッド
- 周波数特性:3Hz~40kHz
- インピーダンス:32Ω(@1kHz)
- ドライバーユニット:16mmダイナミック×1、バランスドアーマチュア×2
- ケーブル:1.2m脱着式 / Y型
- 重量:約10g(ケーブル除く)
- Pick Up Music
- Steely Dan「Babylon Sisters」
- アルバム「Gaucho」Universal Music LLC(※24bit / 96kHz FLACでの配信。販売はアルバム単位のみ)
- 「Gaucho」
1980年に発表されたSteely Danの7thアルバム「Gaucho」のオープニングナンバー。プロデューサーはゲイリー・カッツとシャリー・ヤング、エンジニアはロジャー・ニコルズ。その緻密なアンサンブルと洗練されたサウンドから、レコーディング史に残る名曲として世界中のプロデューサーやエンジニアに多大な影響を与えている。
- 東京スカパラダイスオーケストラ 最新アルバム「SKA ME FOREVER」2014年8月13日発売 / avex trax
- 「SKA ME FOREVER」
- CD+DVD / 3780円 / CTCR-14836/B
- CD / 3024円 / CTCR-14837
- ハイレゾ音源 / 2900円
- mora ※24bit / 96kHzのFLAC
- e-onkyo music ※24bit / 96kHzのFLAC、WAV
CD収録曲
- ペドラーズ 2014(ロシア民謡)
- One Way Punk
- Can't Take My Eyes Off You -君の瞳に恋してる-
- 閃光 feat. 10-FEET
- Damned feat. FPM
- Sunny Blues 7inch.
- 流れゆく世界の中で feat. MONGOL800
- For the GOAL
- Horizon
- Wake Up! feat. ASIAN KUNG-FU GENERATION
- チャンス
- Tennessee Waltz
- 歓喜の歌(交響曲第九番)
CD+DVD盤付属DVD収録内容
- 「閃光 feat. 10-FEET」Music Video
- 「流れゆく世界の中で feat. MONGOL800」Music Video
- 「Wake Up! feat. ASIAN KUNG-FU GENERATION」Music Video
- 「25th Anniversary Hall Tour 2014 [SKA ME CRAZY]」Live+Documentary
- Opening Documentary
- The Last Bandolero~ストレンジバード~ホールインワン~Call From Rio~TIN TIN DEO~SOUL GROWL~JUST A LITTLE BIT OF YOUR SOUL~SKAHOLIC GENERATION~5 days of TEQUILA
- YOU DON'T KNOW (WHAT SKA IS)
- ルパン三世'78
- スキャラバン
- Interlude Documentary
- 水琴窟
- White Light
- All Good Ska is One
- 歓喜の歌(交響曲第九番)
東京スカパラダイスオーケストラ
(トウキョウスカパラダイスオーケストラ)
NARGO(Tp)、北原雅彦(Tb)、GAMO(Tenor sax)、谷中敦(Baritone sax)、沖祐市(Key)、川上つよし(B)、加藤隆志(G)、大森はじめ(Per)、茂木欣一(Dr)からなる、日本国内のみならず世界25カ国で多数の海外公演も行う、日本が世界に誇るスカバンド。2013年12月からはデビュー25周年の一環として亀田誠治をプロデューサーに迎え「バンドコラボ3部作」を展開。10-FEET、MONGOL800、ASIAN KUNG-FU GENERATIONとそれぞれコラボシングルをリリースして話題を呼んだ。2014年8月にはバンドコラボ3部作や「歓喜の歌(交響曲第九番)」のスカカバーを収録したアルバム「SKA ME FOREVER」を発表。25周年を大々的に盛り上げた。
渡邊省二郎(ワタナベショウジロウ)
1966年生まれ、宮崎県出身のサウンドエンジニア。東京スカパラダイスオーケストラのほか、佐野元春、星野源、安藤裕子、電気グルーヴ、中村弘二、笹川美和、SILENT POETSなど数多くのアーティストの音作りに携わる。1991年にプロデューサー朝本浩文とともにRam Jam Worldを結成するなど、アーティストとしても活動した。
2014年11月17日更新