血の通ったサウンドを表現できた

──「babylon」は複雑な展開を持つ組曲ですが、こういったアレンジもコンセプトアルバムならではかなという気がしました。

組曲ニ挑戦シタクテ作ッタ楽曲デ、モシコノコンセプトアルバムノストーリーヲ1曲ニ凝縮スルノデアレバ、コノ楽曲ナノカナト。コノアルバムノコンセプトヲ体現シテイル楽曲ニナッテイルト思イマス。

──組曲には以前から挑戦してみたかったんですか？

イエ、コノアルバムヲ作ルニアタッテ組曲ヲ作リタイト言イ出シタノハベースノKamikazeデ、実際ニ手ガケタノモ彼ダッタンデスケドモ二度トヤリタクナイト言ッテマシタ（笑）。アレンジモナチュラルニ聞コエルヨウニシナイトイケナイシ、カト言ッテ展開ガアマリニモナチュラルスギルト今度ハドラマチックサニ欠ケルシ。ソノバランス感ニスゴク悩ンダ楽曲デハアリマス。

──そうなんですね。1曲の中に数曲分のアイデアを出していくわけですもんね。

演奏スル自分タチハマダイインデスケド、エンジニアガ「トラック数ガ多スギル！ モウイイ加減ニシテクレ！」ト（笑）。実質3曲分ノアイデアガ詰マッテイテ、パートニヨッテ音色ヤ音質ニ変化ヲ付ケルコトデヨリ展開ヲ明確ニサセナケレバナラナカッタノデ、エンジニアガ一番大変ダッタト思イマス。

──それと個人的に5曲目の「vitamin 64」がすごく気に入っていて。ケルトミュージック的なアレンジだけど、すごくサイケデリックな浮遊感がある曲だなと思ったんです。

コノ曲ノ原案自体ハカナリ前ニアッタモノデ。自分自身アイルランドノ音楽ガ大好キナノト同時ニオルタナティブロックノテイストモ好キナノデ、今回ハアコースティック楽器ヲ使ッテ土着感ヲ出シツツ、ソレト対照的ナファズガカカッタギターヲ乗セルコトデオルタナティブ感ヲ出シテミマシタ。自分トシテモスゴクオ気ニ入リノ1曲デスネ。先ホドEDMッテイウ単語ガ出テキマシタケド、昨今ノ音楽ハスゴクデジタルナモノガ主流ニナッテオリマシテ。今回ノ制作デハ「vitamin 64」ミタイニ血ノ通ッタサウンドヲ表現デキタノハスゴクウレシカッタデス。

──この曲に入っているピアノやパーカッションもすべて生演奏によるものなんですよね。

ソウデス。一切サンプリングヲ使ワナイデ、全部ゲストプレイヤーニ演奏シテイタダイタサウンドデス。コウイッタアコースティック楽器ハ音量ヲ下ゲテモ、ソノ音圧ガデジタルノモノト比ベモノニナラナイクライスゴクテ。トテモビックリシマシタネ。ソレハDJ Santa Monicaノスクラッチモ一緒デ、彼ハレコードソノモノヲコスル音ニ強イコダワリヲ持ッテオリマシテ。アナログレコードカラ発セラレル音ニ、イワユルデジタルノサンプリング音トハ違ウ可能性ヲ感ジテイルト言ウンデス。アコースティック楽器トアナログレコードノスクラッチ、ドチラモ強ク主張スル音デスシ共通スルモノガアルノカモシレナイデスネ。

アルバムに引けを取らないライブにする自信はある

──アルバム発売後には大規模な全国ツアーもスタートします。ライブでこれらの楽曲がどう表現されるのか、今から楽しみです。

コレカラ詰メナケレバイケナイコトデハアルンデスガ、ソレゾレノ曲ヲ完全ナ形デ再現スルノハナカナカ難シクテ。ストリングスガ入ッテイル楽曲モ本物ヲ使ウワケニハイカナイシ、ソレヲドウライブデ表現スルノカハ悩マシイトコロナンデス。タダライブハライブナラデハノ、ソノ場ナラデハノアレンジトイウモノガアルト思ウノデ、皆様ガアルバムデ耳ニシタ音楽ニ決シテ引ケヲ取ラナイヨウナライブニスル自信ハアリマス。今回ノツアーハカナリノ本数ヲヤラセテイタダキマスケレドモ、多クノ皆様ノ前デ新曲ヲ披露デキルノガ楽シミデ仕方ナイデスネ。

──新作リリースツアーということで新曲中心になるとは思いますが、過去の楽曲とのバランスも気になります。

新作ニハカナリ異色ノ曲モ多イデスシ、過去ノ楽曲ト並ベルコトデドウヤッテ1ツノショートシテマトメルカ頭ヲ悩マセルトコロデモアリマスガ、挑戦シガイノアルモノニナルンジャナイカト思イマス。

──ツアーでは難しいと思いますが、例えばアルバムの曲順どおりに、それこそゲストプレイヤーを加えた形でのアルバム完全再現ライブは考えていますか？

完全再現ライブハ実際話題ニモ上ガリマスシ、ヤリガイノアルコトダト思イマス。例エバ大キナ舞台デヤラセテイタダケルトキニハ、オ客様ニソノストーリーノ世界観ヲ丸ゴト感ジテモラエルヨウナショーニイツカ挑戦シテミタイト思イマス。

──そして秋にはいよいよ本格的な海外デビューを控えています。1つの夢が実現しようとしている現在の心境を聞かせてください。

自分ガ最初ニ心ヲ奪ワレタ音楽ッテイウノガイワユル洋楽ダッタンデスケドモ、タダ当時ハドコノ国ノ音楽ナノカトカマッタク気ニセズニ聴イテイタ記憶ガアルノデ、MAN WITH A MISSIONモ国籍ヲ感ジサセナイバンドデアリタイト強ク思ッテイマス。セッカク海外トイウ土俵ニ上ガレタノデスカラ、無国籍デ世界標準ノ音楽ヲ今後モ作ッテ世界中ニ提供シテイキタイデス。ト同時ニ、我々ガ非常ニオ世話ニナッテイルコノ日本トイウ国ノ皆様トモ「MAN WITH A MISSIONハ世界ニ通用スルバンドナンダ」トイウ喜ビヲ一緒ニ共有デキタラウレシイデス。トハ言ッテモ今ハマダ海外ノバンドト同ジ土俵ニ立テルキッカケヲ手ニ入レタニ過ギマセンノデ。ムシロ大事ナノハココカラ先デアッテ、ドコマデ自分タチノ音楽デ勝負デキルカ楽シミデス。海外デビューハズット夢見テキタコトノ1ツデモアリマスノデ、ガンバッテイキタイト思イマス。