日高央インタビュー

──「にゅっと祭。」では司会に、ライブにと大忙しでしたね。

いやあ、楽しかったですよ。3回分の収録を一気にやったので大変なところもありましたが、編集しちゃうのがもったいないくらい濃厚でしたね。10時半に会場入りしたんだけど、あっと言う間に終わっちゃって。

──イベントには「MUSICにゅっと。」のレギュラー陣やなじみのアーティストが集結して本当ににぎやかな雰囲気でした。

そうですね。今回はイベントをやってみて、意外と女性MC陣が度胸があるのがわかりましたね。俺はいろいろ仕込んできっちりやるタイプなんですけど、何か起きたときに慌てちゃう。だけど女性陣は、アドリブでトークを入れて場をつないでくれて。普段の番組収録のときは（時間は）基本的に押さないし、トラブルもあんまり起きないからそういうところが見えなかったんだけどね。逆にけみおくんはお客さんを前にしてのライブが初めてだったから、いつも以上に緊張してましたね。

──共演者の新しい一面を発見したと。

そうですね。けみおくんは俺がビークル（BEAT CRUSADERS）やってた時代とかあんまり知らないから、 ライブを観て「日高さんめちゃくちゃ歌うまいっすね」って言ってくれて。改めて自分のことを知ってもらえて、うれしかったなあ。それと最後にSakuちゃんが作曲した番組のテーマソングをみんなで歌ったんだけど、あれも新鮮だったね。ロックンロールをテーマに書いてくれたんだけど、俺がロックンロールの曲を書くのとは違って。俺の場合はどうしても渋くなっちゃうけど、Sakuちゃんが書くとすごく弾けて明るい感じになるし、同じロックでも解釈が違うんだなと思った。

──日高さんは「MUSICにゅっと。」ではトークやライブだけでなく、いろんなコーナーを設けて、若い出演者たちに新しいチャレンジをしてもらってますよね。

基本的に世話焼きジジイなんですよ（笑）。でも一緒にやってて、勉強になることが多いんです。新しいアーティストを含めてとにかくいろんなものと出会える番組なんで、俺自身も毎回収録を楽しみにしてるんです。

──さてそんな「MUSICにゅっと。」ですが、4月から第3シーズンが始まります。

そうなんです！ 継続が決まってうれしいですよ。せっかく新しいシーズンが始まるので、ジングルを俺が作ろうかなと思ってます。

──ますます番組にディープに関わることになりそうですね。

でもこれが楽しいんですよ。最初は司会者として呼ばれたんだけど、スタッフからいろいろ頼まれてやってるうちに、「日高央はなんでもやるぞ」って思われたみたいで。俺も頼まれたらやりたくなるし、お互いの利害が一致したんだよね。若い子の中で何か始めるのに躊躇する子がいるけど、まずはやってみなよって思うんだよね。例えば俺も最初はハードロックなんて好きじゃなかったのに、先輩にハードロックバンドのベースを無理やりやらされて、ライブでいろんなバンドのカバーしていく中でいつの間にか好きになったし。各コーナーを含めて新しいことに挑戦する楽しさが、番組を通して伝わったらいいなと思ってます。

──ちなみに第3シーズンは放送日が変わるそうですね。

はい。今まで月～金曜だったのが、月曜と水曜の2日間になりますね。放送時間も19:00スタートになります。シーズン1からやっているアコースティックライブと、僕のインタビューコーナーは残そうかなと思ってます。MCは俺以外未定なんですよ（※3月23日時点）。ずれやまさんは残したいんですけど、音楽番組として必要な人材かと言われるとね（笑）。もし外れたら俺がプロデュースしますけどね！ とにかく新シーズンはもっと濃密な内容にしたいし、シーズン1と2ではできなかったネタもあるから、それを取り入れてもっと楽しい番組にしたいと思います。