「にゅっと祭。」レポート

去る3月6日に「MUSICにゅっと。」初の本格的なイベントとして行われた「にゅっと祭。」。当日は日高央、AYAMO、Saku、けみお、ずれやまズレ子、橋爪ももという番組でおなじみのMC陣に加え、DEPAPEPE、空想委員会、STARMARIE、けみお＆アミーガチュ、トレモノ、タグチハナ、後藤裕亮（ex. THE STARBEMS）、高地広明（THE STARBEMS）、イラストレーターのTOMOKUNIらが登場し、トークを繰り広げたり、コラボセッションをしたりと2つのステージを舞台にパフォーマンスを行った。

開演と同時に観客を迎えたのはSaku。ガールズバンドを従えた彼女は「あたしを好きだなんて天才かも」を元気いっぱいにパフォーマンスし、トップバッターとして会場を盛り上げていく。続いて日高とAYAMOがサブステージでオープニングトークを行い、MCたちを紹介。けみおが「こんなに多くの人の前で公開収録は初めてなんで、お手柔らかにお願いします！」と挨拶すれば、ずれやまは「今日はタイプっぽい子がいっぱいいるんで、お持ち帰りしたいと思います。ガタイのいい人大好き！」とオネエ口調で男性客に熱視線を送った。その後、イベント前半では橋爪が赤裸々な歌詞の楽曲を切々と歌い上げ、トレモノが陽気でグルーヴィなライブを披露。さらに番組のシーズン1で行われたオーディション「ココでミラクル」のグランプリに輝いたタグチハナの弾き語りなどがトークを挟みつつ届けられた。

イベントの中盤を盛り上げたのは、弾けるようなパフォーマンスで観客を魅せたけみおと、会場を妖しげな空気で包み込んだずれやま。赤いド派手な着物に身を包んだずれやまは自身の持ち歌である「マリモに触れたら阿寒湖」を熱唱。腰に付けたまりも風の物体2つをちらりとアピールしつつ、「皆さーん、ちゃんと返してくれないとゴキゲン真横よー！」と観客を巻き込んで「まりもに触れたらアカン」のコール＆レスポンスを行い奇妙なムードを会場にもたらした。

ずれやまの作り出した“アダルト”な雰囲気を払拭するように登場したSTARMARIEは、「サーカスを殺したのは誰だ」と、日高プロデュースの新曲「ネット・オークション・ベイビーズ」を全力でパフォーマンス。この日、初めてSTARMARIEのライブを間近で観たという日高は「正直、生でライブを観て感動しました！」と語り、その実力に太鼓判を押していた。橋爪による水晶占いのコーナーが終わったあとは、DEPAPEPEのライブコーナーへ。彼らは日高をボーカルに迎え、BEAT CRUSADERSの「Mighty Mind」をカバー。徳岡慶也（G）は「大ファンなのでめっちゃうれしいです！」と憧れの人との共演に興奮を隠しきれない様子で、その後のトークコーナーでは日高との思い出話に花を咲かせていた。

空想委員会はこの季節にぴったりな「春恋、覚醒」など3曲を届け、さわやかな余韻を残して退場。最後は日高の呼び込みで出演者が勢ぞろいし、番組のテーマソングを初披露することに。日高は「この曲、タイトル決まってません！」と言い放つも、「『MUSICにゅっと。』のテーマ！」と叫び曲をスタートさせる。ステージを埋め尽くした出演者たちは、ゴキゲンなロックンロールチューンを思い思いにパフォーマンス。第1回「にゅっと祭。」は、にぎやかなセッションで締めくくられた。