ナタリー PowerPush - モテキ
恋が攻めてきたッ!! 映画公開記念スペシャル
9月21日にリリースされた「モテキ的音楽のススメ COVERS FOR MTK LOVERS盤」は「モテキ」×「ナタリー」のタッグで生まれた全曲新録のコンピレーションアルバム。藤本幸世が実在して、ナタリーのスタッフとして選曲・企画したら……という妄想のもと、強力なアーティスト陣が集結し、前代未聞のカバーアルバムを作り上げた。このページではナタリー読者に向けた各アーティストのコメントを紹介する。
フジファブリック / ぼくらが旅に出る理由(小沢健二)
中学生の頃から何度心を動かされたかわからない「ぼくらが旅に出る理由」をカバーするにあたって、あの完璧な曲、アレンジを前にどう表現できるのか悩んだりもしましたが、歌が導く方向を信じてバンドで音を出し、おもいっきり楽しませてもらえたと思っています。
山内総一郎(フジファブリック)
N'夙川BOYS / 目を閉じておいでよ(BARBEE BOYS)
最初は違う曲をカヴァーするつもりだったんだけど、夙川ボーイズらしさってのも出せたらいいなって考えてバービーボーイズの「目を閉じておいでよ」をカヴァーすることにしました。本当にかっこいい曲だから夙川ボーイズの初ライブでもプレイさせてもらってたし俺たちにとっては思い入れのあるナンバーなんで、録音できるタイミングがあったら是非やってみたいと思っていました。素敵なタイミングを頂いて本当に感謝してるよ。カヴァーするにあたってこだわったことはね、やっぱり原曲の良さを損なわず夙川ボーイズの色を出すこと!
素敵に録音出来たと思っています。たくさんの人に聴いてもらえたら嬉しいですね。
P.S. バービーボーイズはメチャクチャかっこいいぜ!!! THANK YOU
マーヤLOVE(N'夙川BOYS)
何を隠そうN'夙川BOYSのバンド名の「BOYS」の部分は「BARBEE BOYS」から頂いたぐらいのリスペクト。結成一発目のライブ、大阪での初ワンマン、レイザーラモンRGさんとのコラボなど、節目となるステージでは必ず披露してきたこの曲を今回カバーできてサイコーにハッピーだぜ! もちろん演奏は最底辺?!目も当てられないぐらいの珍プレイ続出の問題作が遂に解禁!! 「メ ヲ トジテ オイデヨ」 THANK YOU
シンノスケBoys(N'夙川BOYS)
何度も何度も何度も何度も目を閉じて聞いた、目を閉じておいでよ。なのに、聞けば聴くほど、メロディラインに、音の深さに、声の危なさに、目が開きっぱなし! ドキドキするほど素敵で、大好きな楽曲が、世界中にはあるけれど、カヴァーと言う言葉を浮かべたら、当てはまる曲は、やっぱり、これしかないの。THANK YOU
リンダdada(N'夙川BOYS)
HIROSHI II HIROSHI feat. 小泉今日子 / 空洞です(ゆらゆら帝国)
カバー曲、今回の企画で初めて聞きました。良い曲ですね。
藤原ヒロシ(HIROSHI II HIROSHI)
最初にレコード会社から話を頂いた時は、ハードルの高さに気が遠くなりました。あまりにも、原曲が好きすぎて、到底無理だと感じたのです。しかし、尊敬する先輩2人との作業の末、これ以上ないと言える素晴らしいカヴァーが出来上がりました。本当に嬉しかったです。聴いてもらえたらありがたいです。
川辺ヒロシ(HIROSHI II HIROSHI)
カジヒデキ / 格好悪いふられ方(大江千里)
CDのライナーノーツにも書かれた久保先生のお言葉ではありませんが、ある方から大江さんのこの曲をカヴァーして欲しいと依頼を受け、とても意外(?)で面白そうだったので、やらせて頂きました。YouTubeで、大江さんがこの曲をピアノの弾き語りで演奏されているのを見て、とても感動したのですが、カヴァーをするに当たっては逆に感情的ではないダンス・チューンにしたいと思い、橋本竜樹くんに依頼して、PET SHOP BOYSやLO-FI-FNKのようなクールなトラックを作って頂きました。最初は自分が弾いたアコースティック・ギターも入っていましたが、Mixの段階でそれも抜き、より体温の低い作品に仕上がったと思います。歌詞に出てくる男子像が80年代っぽく感じたので、トラックは00年代以降の少し無機質な感じにしたかったのです。それもあり、所々のコードをマイナー調に変えたのが、こだわったところです。
カジヒデキ
在日ファンク / ランニング・ショット(柴田恭兵)
恐縮ですが原曲(「ランニング・ショット」 / 柴田恭兵)と在日ファンク自体の目指しているところが意外と同じようなところなんじゃないかと気付いてしまい、差別化をはかるのに悩みました。このまんまやりたいとか、それでもいいんじゃないかとか思ってしまったり。でも結局、柴田恭兵さんだから伝わる歌詞を在日ファンク的に伝えようと、というかまず聞き取れるようにしようとしたら自然と原曲とは違うアプローチになった&在日ファンクの音が躍進し、大いに勉強になりました。そんなシビアに苦悶して取り組んだんですが、作品を聴いた大根監督がわざわざ電話をくれて、「すげー良かったし、すげー笑ったよ!」という言葉をいただけたので、完全に報われました。僕は素晴らしかったり超越していたりするものを味わうと笑ってしまうことがよくあります。だから一生懸命、シビアに作った作品を笑ってもらえるのは在日ファンクにとって本望です。
浜野謙太(在日ファンク)
OKAMOTO'S / どぉなっちゃってんだよ(岡村靖幸)
OKAMOTO'Sの岡村靖幸への愛情に、気づいてくれたかい? イントロで聞こえるオレが英訳した岡村ちゃんのセリフや、レイジのシャウト、たまんないぜ。
オカモトショウ(OKAMOTO'S)
「モテキ」のコンピアルバムをきっかけにOKAMOTO'Sは岡村ちゃんの音楽に出会えました。僕達の岡村ちゃん愛がたくさんつまったカバーです。岡村ちゃんファンならニヤっとすること間違いなし。無難なロックじゃ楽しくない!
オカモトコウキ(OKAMOTO'S)
今回、岡村靖幸氏のカバーをやる事になり、OKAMOTO'Sが一番重要と考え、テーマとして掲げたのは"岡村ちゃんへの愛"です。テクニックや音楽理論、その他小細工をするより、僕らの"愛"をストレートにぶつける方が、聴いてくれる皆さん、そしてなにより岡村ちゃんに伝わると、そう思ったのです。
ハマ・オカモト(OKAMOTO'S)
まぁ、どう考えてもこれしかないかなという理由ですかね。まず、俺が岡村靖幸を知ったきっかけがなにを隠そう、この「モテキ」コンピなのですから。「どぉなっちゃってんだよ」を始めて聞いた時、岡本太郎がよく言う「なんだこれは!!」まさしくそんな衝撃を受けました。それからというものの、もう血眼になって全ての音源を揃え、そして周りの平成ヘッズに勧めまくる。ILL過ぎるスキル持つ現代の怪物の卵たちはみんな反応してくれました。まぁこの事を話始めたらキリがなくなるんでとにかく言いたい事は、んー。まぁなんていうか、そのー。。Let's Go!!!!!!!!!!
オカモトレイジ(OKAMOTO'S)
さよならポニーテール / SAY YES(CHAGE and ASKA)
こんにちは
さよならポニーテールです。
今回は素敵なコンピに誘ってもらえて
とぉーっても嬉しいです☆*゜
さりげなく かつ あざやかに
チャゲ&飛鳥さんの SAY YESを
演奏してみようと思いました
となりに君がいない毎日なんて
チャゲのいない飛鳥くらいに味気のない
ことなんだ 言いたいのはそれだけ
何度も言うよ 君は確かに
僕を愛してる
では、またどこかで
PS:わたしたちにもモテキ来ますようにっ♡
さよならポニーテール
後藤まりことクスノキリカ / 大スキ!(広末涼子)
後藤まりこです。
この曲の為に、髪の毛を伸ばしました。
僕は美容室、美容院、散髪屋などが、むちゃくちゃ嫌いです。
嫌いでしたが、行ってみたら、なんとも優しく、人当たりのいいお兄さんにあたり、僕のきったない髪の毛を、のばしてもらい、おまけに、お兄さんの電話番号をゲットしました。
我々は、日本ではなく、地球ではなく、宇宙に住んでいるのです。うにゃにゃーん。
つ、つ、つながってる!!!!!
人の曲は難しいなあ、と、思いました。
楽しかったです。
後藤まりこ
フラワーカンパニーズ / 失格(橘いずみ)
今回「失格」をカヴァーさせて頂いたのは理由はどこにあるのだろうか……?
我々が過去に何度も[失格]の烙印を押されたバンドだからだろうか?
メンバーそれぞれが[人間失格]濃度の値が高いからだろうか?
……答えは今回レコーディングされてます。是非、聴いてください。
グレートマエカワ(フラワーカンパニーズ)
- 監督・脚本
- 大根仁
- 原作
- 久保ミツロウ
「モテキ」(講談社イブニングKC) - キャスト
- 森山未來、長澤まさみ、麻生久美子、仲里依紗、真木よう子、新井浩文、金子ノブアキ、リリー・フランキー
- オープニングテーマ
- フジファブリック「夜明けのBEAT」
- メインテーマ
- 女王蜂「デスコ」
© 2011映画「モテキ」製作委員会
2011年9月26日更新