音楽ナタリー Power Push - リョウガ×ユーキが語る「モンスターストライク THE MOVIE はじまりの場所へ」
大切なのは友情コンボ! 超特急の“ガチゲーマー”2人のモンスト愛が爆発
ユーキと僕は相対してる
──また、リョウガさんとユーキさんは超特急のリーダーという役割を経験している2人でもあります。ユーキさんからリョウガさんへ、リーダー交代のタイミングもあったわけですが……。
ユーキ はい。その当時って僕自身どこかうまくいかず、“負”な感じだったんです。そんな状況を見てリーダーを交代したと思うんですけど、それでも自分としてはやり抜けないことが何よりも嫌なので、「いつかまた胸張ってリーダーとして帰って来られるようにがんばろう」と思っていました。悔しかったですね。「みんなに申し訳ないな」っていう思いもあったし……。でも、それまでは「リーダー、リーダー」って一直線で周りが見えなかったのが、違う立場になったことで視野が広がって、周りのことを感じられるようになりました。
──リーダーがリョウガさんに代わる、ということについてはどう感じましたか?
ユーキ 満場一致の決定だったんですよ。リョウガは僕と真逆で周りに合わせてくれるタイプだから、メンバーはそういうところを見て彼を新しいリーダーにしたんだと思う。だからなんだろうな……「がんばれ」っていう言葉じゃ単純すぎるんですけど、これをきっかけに超特急がプラスの方向へ向かって、またリョウガにとってもリーダー就任がプラスの出来事に、何か変わるチャンスになるといいなって思っていました。
リョウガ そうですね。僕もみんなの意見に同意して、「なりたいです」と手を挙げてリーダーになったんですけど、いざなってみると想像以上にプレッシャーがすごかったです。それまでユーキがみんなのことを引っ張るリーダーらしいリーダーとしてやっていて、僕の中では「リーダー=引っ張る」っていう方程式が決まっていたので、「僕も引っ張っていかなきゃいけないのかな、できるかな」っていう不安が募ったし。けど、そのときにメンバー1人ひとりが「1人で抱えこまなくていい」って……それこそ映画の中で(水澤)葵や(若葉)皆実がレンのことを励ましたように「周りに頼っていいんだよ」って言ってサポートしてくれたんですよ。そういった支えもあって、「引っ張る」のではなく「後ろからみんなを見守る」っていう僕なりの“正解”が導き出せたのかなと思います。まだこのスタンスが完全に正解かはわからないけれど、みんなを引っ張ってくれているユーキという心強い存在もいるので、周りに助けられつつがんばっていきたいと思います。
──では、お二人にとってお互いはどんな存在でしょう?
ユーキ 僕はなんでも勢いで行っちゃうので、たまに行き過ぎるときがあるんです。そういうときに、リョウガは冷静にストップをかけてくれる。ゲームをやるときも、僕は「スタミナあればやっちゃえ!」って感じなんですけど、リョウガは「ここでレベルアップするから、ちゃんと考えてやったほうがいい」とか言ってくれるから、そういったところは尊敬しつつ……(笑)。うん。自分にはない感性や考え方を持っているので、いつも助けてもらってるなって感じてます。
リョウガ ユーキと僕は本当に相対しているというか。ユーキは僕が持ってないものをたくさん持っているんです。僕は落ち着いていろいろ考えるタイプだけど、考えるだけじゃダメなときもたくさんあるわけで。そういう局面でユーキが思ったことをポンと口に出して、突破口が開けることがたくさんあるんです。ゲームでも、ユーキが勢いで行ってヤバい状況をクリアしたりだとか(笑)。彼の野生の勘みたいなものが、問題の解決を呼んでくれる。僕にはない部分だから助かるし、彼のそういうところを僕は信じてるので……そうですね、超特急でもこれから先、難しい“クエスト”がたくさんあると思うから、二人三脚でしっかりやっていきたいと思います。もちろんほかの5人も含めてね。
ユーキ 友情コンボ当てないとダメですよ。そこはマスト! ほんとに大切。
リョウガ そうだね。
ユーキ あとボスがいるからって、すぐボスに攻撃しようとしちゃダメなんですよ。
リョウガ そう。雑魚がじわじわと体力を削ってきたりするんで、ボスを狙うため、まずは雑魚を消して、さっぱりさせてからボスに集中する。
ユーキ 勢いで行くんだったら、ストライクショット覚悟で行く。
リョウガ そのへんも、ユーキの勘と僕の戦略で乗り越えていきたいですね……って、もう大人たちが話に付いてきてないから(笑)。
目標を決めること、信頼すること
──先ほど「リョウガさんとユーキさんは相対している」という話もありましたが、超特急のメンバー7人で考えても、みんな属性がバラバラになりそうですね。
リョウガ そうですね。しかも、イメージカラーの色通りだと思う。ユーキは熱くて、その時々の感情で動くから「火」で間違いないと思うし。
ユーキ リョウガは絶対「闇」だよね。
リョウガ やったぜ。
ユーキ タカシはなんだろう、「光」かな。でも「光」はユースケもいるんだよ。
リョウガ そう、ユースケはいつもやかましくてねえ(笑)。あの元気さは、やっぱり輝くものがありますから。ユースケも「光」だね。で、カイはやっぱり「水」だよね。いつも冷静だし。
──本当に、イメージカラーとリンクしますね。
ユーキ そうなんですよ。ただコーイチだけは、当てはめるなら石橋健太郎さん(レンたちが旅の最中に出会うおじさん)……。
リョウガ 属性じゃない!(笑)
ユーキ すごくいい人ですよね。石橋健太郎さん。
──コーイチさんは「お父さん担当」だから、ぴったりと言えばぴったりですね。
リョウガ あはは(笑)。で、タクヤはやっぱり「木」だよなあ。
──メンバーのイメージカラーを決めたのはユーキさんなんですよね?
ユーキ はい。
リョウガ 本当になんでしょうね、ユーキは感受性がすごいのかな。第六感的な何かが働いてると思います。まあそのぶん、ドジっ子っていう一面で“ステータス調整”してるんですけどね(笑)。
──本当に個性豊かな7人が集まっているわけですが、活動をするうえで、みんなで力を合わせて闘っているような感覚はあったりしますか?
ユーキ はい。7人と8号車(超特急ファンの総称)がひとつになって目の前の“クエスト”を突破して、どんどん次の大きな舞台を目指していく、みたいな感覚はあります。
──そうやってチームとして進んでいく中で、ユーキさんとリョウガさんが大切にしていることはありますか?
ユーキ 役割を全うすることかな。1人ひとりが自分の役割をやり切る、っていうことは気にしています。
リョウガ 僕は目標を1つ決めることと、信頼することですね。メンバー7人それぞれにキャラが違うけど、目標が定まっていれば息は合うので。例えばMCでは僕が回しの立ち位置になることが多いんですけど、「こういった場面ではこのメンバーに振ればいい流れになるだろう」とか、それこそゲームと同じように「相手が“火”だから、こっちは“水”だろう」っていう感じで、そのときに応じたキャラに信頼を寄せて任せています。そういうチームプレーは、これからもっともっと強めたいね。
ユーキ そうだね。
──超特急は12月17日と24日には兵庫と東京でアリーナワンマンを控えています。こちらへ向けての意気込みも聞かせてもらえますか?
ユーキ 去年の国立代々木競技場第一体育館でのワンマンを超えるものを確実に作り上げたいです。今までの僕らのライブって、8号車から声援をもらって一緒に作り上げるようなものが多かったんですけど、今回は僕たちが8号車に向けて感謝の気持ちや愛の大切さや……何かしら心動くものを伝えていきたいっていう思いがかなりあります。「氷の世界」がテーマのステージを楽しんでもらいつつ、ライブのあとに「超特急やっぱり好きだな」とか、それぞれに愛を感じてもらえたらと思っております!
──ではリョウガさん。
リョウガ はい。「モンスト」がこの間3周年を迎えたんですけど、そのときにすごい、もう……。
ユーキ それずっと言ってたよね?(笑)
リョウガ もう本当にすごい、太っ腹な待遇をしてくださり……報酬を山ほどゲットでき、ゴールドも1ステージクリアするごとにびっくりするほどもらえてと、大盤振る舞いだったんです。で、超特急は12月25日で5周年を迎えるわけですから、比べると僕らのほうが先輩なんですよ。つまり、「モンスト」の3周年記念のプレゼントよりももっと素敵なものを8号車に届けたいっていう思いがあってですね。会場に入ったら外とは別世界のような空気を味わってもらいたいし、「8号車でいてよかった」って思わせるようなライブをしたいと思っています。ユーキも言っていたけど超特急が5年間やってこれたのも、8号車1人ひとりの気持ちのおかげなので。みんなに「ありがとう」を伝えて2017年に向けて走っていきたいなと思っています。ぜひ楽しみにしていてください!
- CONTENTS INDEX
- 特集トップ・作品紹介
- ジャングルポケット 斉藤慎二
- ヨーロッパ企画 上田誠&角田貴志
- スタジオジブリ 鈴木敏夫
- 超特急 リョウガ&ユーキ
- 大久保篤
小学4年生の焔レンは、3人のチームメイトとともにゲーム「モンスト」の開発に協力していた。ある日レンたちは研究所の地下で、現実世界にいるはずのないドラゴンを目撃する。弱っているドラゴンをもとの世界に戻すため、“ゲート”を目指し旅に出ることになった4人。その目的地は、かつてレンの父が失踪した場所でもあった。身勝手なレンはチームの輪を乱し仲間と衝突するが、徐々に自分が1人で生きているわけではないことに気付いていく。
スタッフ
監督:江崎慎平
脚本:岸本卓
ストーリー構成:イシイジロウ、加藤陽一
キャラクターデザイン原案:岩元辰郎
モンスターデザイン原案:近藤雅之
キャラクターデザイン・総作画監督:金子志津枝
美術監督:加藤浩、坂上裕文
色彩設計:大西峰代
チーフCGIディレクター:福島涼太
CG演出:川原智弘
音響監督:明田川仁
音楽:MONACA
撮影監督:野村竜矢
編集:長谷川舞
制作:ライデンフィルム、ウルトラスーパーピクチャーズ、XFLAG PICTURES
製作:XFLAG
配給:ワーナー・ブラザース映画
キャスト
焔レン:坂本真綾(小学生時代)/ 小林裕介(中学生時代)
水澤葵:Lynn
神倶土春馬:村中知
若葉皆実:木村珠莉
影月明:河西健吾
石橋健太郎:北大路欣也
オルタナティブドラゴン:福島潤
アーサー:水樹奈々
ゲノム:山寺宏一
エポカ:水瀬いのり
主題歌
ナオト・インティライミ「夢のありか」
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超特急(チョウトッキュウ)
ボーカル2人の美しいハーモニー、奇抜で独特なダンスパフォーマンスで人気を集めている“史上初!! メインダンサー&バックボーカルグループ”。メンバーは1号車コーイチ(お父さん担当)、2号車カイ(神秘担当)、3号車リョウガ(ガリガリ担当)、4号車タクヤ(筋肉担当)、5号車ユーキ(ドジっ子担当)、6号車ユースケ(元気担当)、7号車タカシ(末っ子担当)の7人。2012年6月に1stシングル「TRAIN」でCDデビューした。2014年3月には6thシングル「ikki!!!!!i!!」を発売し、ホールツアーを実施。12月に1stフルアルバム「RING」を発表する。2015年6月にはデビュー3周年記念の9thシングル「スターダスト LOVE TRAIN / バッタマン」を発表。さらにインドネシア・ジャカルタでのライブイベントに出演し、海外“初開通”を果たす。9月に10thシングル「Beautiful Chaser」をリリースし、12月23、24日には東京・国立代々木競技場第一体育館でのワンマンライブを成功させた。2016年3月に関西テレビ・フジテレビ系ドラマ「お義父さんと呼ばせて」の主題歌を表題曲とするシングル「Yell」を発表。10月に2ndアルバム「Dramatic Seven」をリリースした。
- 超特急「BULLET TRAIN CHRISTMAS ONEMAN SHOW 2016 愛す。in Wonder Land」
- 2016年12月17日(土)
兵庫県 ワールド記念ホール - 2016年12月24日(土)
東京都 国立代々木競技場第一体育館
2016年12月15日更新